NJPW 40th anniversary Tour Road to DESTRUCTION
- 日時
- 2012年9月7日(金) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1,950人(超満員)
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第2試合 20分1本勝負
レフェリー|タイガー服部
MATCH REPORT
田口対ロウ・キーの場面。ロープ付近の離れ際に、ロウ・キーが強烈な逆水平チョップで奇襲。そして、田口に見せつけるように腰をグラインドさせる。さらにロウ・キーは、トップロープ越しの腕ひしぎ逆十字固めをいきなり繰り出し、田口を交替に追い込んだ。
BUSHI対コズロフの場面。BUSHIがウニベルサルでコズロフを場外へ追いやり、空中殺法を狙う。しかし、ロメロが救出に入って形勢逆転。コズロフがコサックダンスキック、ロメロがマスク剥ぎでBUSHIをいたぶる。
その後もロウ・キー組がBUSHIを逃がさず、集中攻撃を敢行。しかしBUSHIは、ロメロとコズロフの串刺し攻撃を妨害し、2人同時に投げ飛ばす。そして、開脚式ドロップキックで逆襲し、ようやく自軍コーナーへ帰還。
タッチを受けたシェリーは、両腕ラリアットとDDTでロメロとコズロフに追撃し、ロメロにフロッグスプラッシュを浴びせる。だが、ロメロはスライスブレッドで逆襲。
ドラダ対アベルノの場面。ドラダがアベルノを場外へ追いこみ、コーナー最上段からムーンサルトアタック。さらに、田口とシェリーが2人同時のプランチャでロメロとコズロフを分断すると、BUSHIが三角飛びトルニージョをロウ・キーにお見舞い。
しかし、リングに戻ったアベルノが、セカンドロープに飛び乗ったドラダをドロップキックで迎撃。だが、そのアベルノを田口がスワンダイブミサイルキックで吹き飛ばす。
ここでロウ・キーが田口にドロップキック、シェリーがロウ・キーにカウンタートラースキック、コズロフがシェリーにスピンキック、BUSHIがコズロフにヘッドシザースホイップ、ロメロがBUSHIにフェイント式バックスピンキック、ドラダがロメロに風車式バックブリーカーを繰り出し、リング上はドラダとアベルノの一騎打ちとなる。
ドラダは、スワンダイブで1回転してアベルノの肩へ飛びつき、前方回転エビ固め。これを返されると、アベルノをコーナー最上段に乗せて雪崩式攻撃を狙う。
ところが、アベルノが巻き返してドラダを捕まえ、そのまま雪崩式デビルウィングスの大技で勝負を決めた。
試合後、ロメロとコズロフがIWGP Jr.タッグベルトを誇示。そしてロメロが、「俺たちが永遠にチャンピオンだ!! フォーエバーー!! フォエバーー!!……」と、何度も絶叫した。
COMMENT
コズロフ「メキシコで一番のレスラーだ」
ロメロ「そうだ。そしてロウ・キー!見ろ!彼はチャンピオンだ!彼は永遠のチャンピオンだ!フォーエーバーズは止まることがないんだ」
ロウ・キー「見ての通りの結果だ。俺達はチャンピオンだ。(日本語で)どうして?世界の戦士ですから!」
ロメロ「次は誰だ?次に俺達に挑戦してくるのは誰だ?ダレ?ダレデスカ?ニシザワ、ダレデスカ?(と言って西澤管理部長の襟元を掴んで揺さぶる)」
コズロフ「ダレダ!ダレダ!決まってるなら教えろ!」
西澤「(英語で)まだ決まってない」
コズロフ「誰でも構わない」
ロメロ「アレックス・シェリー、オマエでもいい。オマエはコレ(ベルト)を手に入れたいなら、かかってこい。俺達はジュニアで日本で、世界で、この会社でベストだ!永遠に!アレックス・シェリー!パートナーを連れてきてチャレンジしたいというなら、そのパートナーは誰でもいい。ライガータイガー、Apollo55、誰でもだ!来い!誰の挑戦でも受ける!俺達が世界のチャンピオンだ!フォーエバー!フォーエバー」
コズロフ「オーイエス!」
※ドラダは胸を押さえながらも、悔しさをアピール
田口「これからステップアップしていきますよ。今日は、アレックス・シェリーがひさびさに日本に来て、彼はモーターシティマシンガンズでApollo55と競い合ってきたけど、今回は仲間なんで心強いですよ。ベストパートナーです」
——今日のIWGPジュニア戦をどう見ます?
田口「そうすね。今日、一緒に試合をした両コーナーの8人、全員がベルトは狙っていると思うんで、誰がアクションを起こすか? それによって変わっていくんじゃないですか? ま、自分も譲る気はないですけど」
BUSHI「やっぱりね、今日、開幕戦で、アレックス・シェリー、マスカラ・ドラダ、ほかの国からやってきた最高のレスラーとルチャドールと一緒に交えて、最高にうれしいですね。あと、あんなにうるさいヤツらが持っているタッグベルト、俺が必ずふさわしいパートナーを見つけて、ベルトを奪いたいと思います」
シェリー「ニュージャパンに戻ってこれてとてもハッピーだよ。このリングには、タグチ、プリンス・デヴィットやイブシなど、素晴らしいレスラーがたくさん上がっている。IWGPジュニア、IWGPジュニアタッグのタイトルも狙っていきたいね。アレックス・コズロフとロッキー・ロメロも悪くないが、俺のほうが上だ。俺は、プランがある。アメリカで出会ったKUSHIDAをニューパートナーに、ヤツらのタッグベルトにぜひチャレンジしたい!」
田口「ワールドクラスのトップレスラーが揃っている。目を離したら、損しますよ?」