NEW JAPAN BRAVE 2011
- 日時
- 2011年4月19日(火) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1,800人
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第5試合 30分1本勝負
スーパー・ジュニア スペシャル6人タッグマッチレフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
これで飯伏組がKUSHIDAを捕まえ、オメガのコタローフェースクラッシャー、佐々木のドロップキック、スリーパーホールドなどで集中砲火を浴びせる展開となる。
苦しくなったKUSHIDAが、佐々木のヘッドバットシザースホイップを側転で切り返し、トラースキックを見舞って脱出に成功。直後にApollo 55とゴールデン☆ラヴァーズの攻防となり、田口とデヴィットがカニばさみからの低空ドロップキックをヒットさせる。
そこから2人が踏み台攻撃で追い討ちをかけると、KUSHIDAも踏み台式串刺しバックエルボーを佐々木にお見舞い。これで飯伏たち3人が場外へ落ちると、KUSHIDA、田口、デヴィットの順で次々とトペコンヒーロを炸裂させる。
田口対オメガの場面。田口がスリーアミーゴを仕掛けるが、オメガが3回目のブレーンバスターを着地。すると田口は延髄斬りを放ち、どどんの体勢に入る。これをオメガが踏ん張ると、田口はタイガースープレックスに移行。だが、バク宙で着地したオメガが、カウンターフロントハイキック、その場飛びフランケンシュタイナーで逆襲。
田口対佐々木の場面。佐々木が田口の体をトップロープ上へ固定し、助走をつけてドロップキック。さらに佐々木は、どどんを前方回転エビ固めに切り返し、ロープへダッシュ。しかし、バックに組み付いた田口が、ジャーマンスープレックスホイップで反撃。
KUSHIDA対飯伏の場面。飯伏が打撃ラッシュでKUSHIDAを倒し、ローキックを発射。だが、これをかわしたKUSHIDAが、続いてのその場飛びムーンサルトプレスも両膝でブロック。
対する飯伏は、ハンドスプリングエルボーを受け止め、ジャーマンスープレックスホールドで逆襲。さらに、串刺し攻撃を狙うものの、KUSHIDAがかわしてコーナーへ激突させ、回転十字固めに行く。
その直後、KUSHIDAが串刺し攻撃を狙うが、かわしてコーナーに激突させた飯伏が、スクールボーイからの抱え式バックドロップ。そして最後は、フェニックススプラッシュで決着をつけた。
COMMENT
飯伏「そうですね。っていうか僕らなんか決まってましたよね? 今日のカードも発表されてましたよね? だから特に、出るんだろうなっていうのが、ちょっとあったんで」
——一昨年がベスト4で昨年が準優勝、今年は誰もが優勝と思ってますが?
飯伏「そうですね、僕は去年のリベンジ。リベンジ出来る機会が有るんで、リベンジします」
佐々木「今日初めて新日本プロレス、後楽園ホール出させてもらって、本当に空間が違いますね。2人初めて組んだんですけど、なんかもう居るだけで負ける要素が無いっていう」
——初めて対戦したIWGPジュニアタッグチャンピオンはどうでしたか?
佐々木「なんかオーラが違います。凄いです。これが日本一のジュニアかと、そう感じました」
オメガ「今年の『BEST OF THE SUPER Jr.』でしょ?今年の『BEST OF THE SUPER Jr.』は、今のベストと、昔のベストでしょ?だから出来るだけ頑張ります。もちろん今年のテーマ『リベンジ』。今だけじゃなくて、これからリベンジ。リベンジ、実現しましょう。タッグチームを、はい」
飯伏「ロープがね、掴みきれなくて」
オメガ「足痛いっす」
デヴィット「イブシはこれまで何度も闘っているけど、スキル、スピード、スタミナ……すべてにおいて素晴らしい。こうやってまたイブシと闘えたのがうれしかったし、『SUPER Jr.』の試合を楽しみにしてます。今日は、試合では負けたけど、今日の負けは関係ない。『SUPER Jr.』はイブシ、タグチもいる、凄いメンバーばかりだけどその中で勝ちあがってきたいね」
田口「ああ……今日の試合は、ボクらの考えのヌルさを、物語っていたかなって。こないだメジャーもインディーも関係ないって言ったけど、やっぱりメジャー・新日本プロレスの強さを『SUPER Jr.』では見せつけないといけない。そういう大会にしたいと思います」
——5.3福岡では、デイビー・リチャーズ&ロッキー・ロメロのIWGP Jr.タッグ挑戦を受けますが?
デヴィット「みなさんもご存知のとおり、去年の『J SPORTS CROWN』で、デイビー・リチャーズ&ロッキー・ロメロは準優勝になっている、強いチームだと認識してるよ。チームとしても一人一人のレスラーとしても、それぞれ凄いものを持っている。チャレンジャーとしては、手ごわいけど、タグチと一緒にベルトを守りたい」
田口「去年、やられているんで、その借りをやっと返すときがきた。挑戦者として受けてたちますよ」
デヴィット「ロッキー・ロメロは3代目ブラック・タイガーでもあったことも忘れちゃいけない。長い経験をもったテクニシャンだし、リチャーズも過去のチャンピオンシップで凄く強い相手だった。手ごわい二人だけど、がんばって勝ちたいね」
KUSHIDA「新日本プロレスの道場で練習してる限り、負けられないんだけど……。くやしいっす。公式戦、飯伏と同じブロックだから。新日本プロレスのKUSHIDAに細胞が生まれ変わってる、その途中ですから。ケニーとか飯伏ってのは、ある程度、完成されたレスラーだと思うし。まだまだシリーズは長い。『SUPER Jr.』楽しみですよ。今日の借りは、同じ後楽園で返したいっすね?」