NEW JAPAN BRAVE 2011

日時: 2011年4月19日(火) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1,800人

第7試合 30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ

永田裕志
田中将斗

棚橋弘至
中邑真輔

境界線

16分42秒　スライディングD→片エビ固め

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　5/3福岡で対決する棚橋と中邑、永田と田中が、前哨戦のタッグマッチで対峙。棚橋と中邑が先発すると、場内が両者への大コールに包まれる。
　そんな中、ロープ付近の離れ際に棚橋が張り手。さらに棚橋は、自分がロープに押し込まれると、大声でブレイクを要求。これに中邑が応じると、挑発的な張り手を連発する。怒った中邑は、膝蹴り連打、ニードロップで報復。それでも棚橋は、なおも敵意むき出しでエルボーを放っていった。
　永田対田中の場面。田中がエルボー連射、ストンピング連射。すると永田もエルボー連射でやり返し、カウンターキチンシンク、ローキック連射、逆片エビ固めで追撃。
　その後、田中がロープ際でラリアットを放ち、棚橋と永田を場外へ転落させる。すかさず中邑が棚橋に襲い掛かり、田中は竹刀攻撃を永田に見舞う。
　これで永田は動きが止まってしまい、田中と中邑の集中砲火にさらされて沈黙してしまう。しかし、長時間の劣勢を跳ね除け、膝蹴りで中邑に反撃して脱出。
　スイッチした棚橋は、中邑にフライングフォーアーム、ダイビングサンセットフリップ。さらに中邑の後ろ回し蹴りをかわすと、エルボー連射で追撃。そして、中邑の膝蹴り連射をしのぎ、スリングブレイドで追撃。
　しかし、中邑はフライングボディアタックをかわして棚橋をコーナー最上段へ釘付けにし、ランニングニーアタックで逆襲。そして、腕ひしぎ逆十字固めを極めるものの、永田がカット。
　永田対田中の場面。永田がミドルキック3連射、串刺しフロントハイキック、エクスプロイダー、マジックスクリュー、垂直落下式ブレーンバスターと畳み掛ける。
　しかし、田中もすぐに垂直落下式ブレーンバスターをやり返し、ロープへ走る。だが、永田はカウンターフロントハイキックで反撃し、ラリアットをキャッチしてナガタロックII。しかし、中邑がボディへの膝蹴りでカット。
　そこからエルボー合戦になり、永田が膝蹴り、延髄斬り、バックドロップに繋ぐ。だが、乱入した中邑が、膝蹴りから顔面パンチをお見舞い。そして、棚橋を分断して行く。
　すかさず田中がスライディングDからフォールに行くが、永田はキックアウト。すると田中は、エルボーの乱れ撃ちで追い討ちをかけ、最後はスライディングDで永田を沈めた。

COMMENT

中邑「どうだったの？チャンピオン。ノってる？なんでもいいよ、今が1番強えんだろ？それに勝たなきゃ意味が無いねぇ。俺自身がどんな状況であれ、ベルトまで辿り着く。それは今までも今からも変わらない」
田中「春のノってる男から勝つのは気持ちいいねぇ。ニュージャパンカップ獲ってよ、チャンカン獲って、その男から3つ獲って、これほど気持ちいいもんとは思わんかったよ。いやほんま最高の気持ちや。あいつはなに、チャンカン獲って、ここでエエ格好するつもりであの大声援の中来たんやろ？それがあの不様な格好でよ、見たかこの野郎。あいつの考え通りに行くと思うなよ。俺はしつこいからな。今日勝って、前哨戦、全部勝ってやるよ。そして博多も俺が全部勝ったらぁ。春の男、今はそうかもしれへん。どんたく終わったら、春男は俺に変わっとるから」
　
永田「棚橋、悪いな！」
棚橋「いや……。そんなことないっす。くやしいっす」
永田「悪かった悪かった。クッソ！田中ァ……いまのこのいい時期に、やってくれたよ、田中ァ！今年の“春男”はどんだけの強さだと思ってんだ？それを！博多で見せ付けてやるよ！チクショー！　……カウント３つ獲られても、心は折れてねーぞ！」
※永田は控室へ
棚橋「今日はいろいろ考えたぜ、いつもと違って。なぜなら、俺は、昔の、中邑のほうが……好みだからな？俺は、クネクネしているの嫌いなんでね。この前哨戦、シリーズ中、クネクネしたら絶対許さねぇ。俺は、以前の真輔のほうが好みなんだ。好みの俺好みのチャレンジャーに変えてやるよ！そして福岡で俺のほうが上なんだということを証明するぜ！　今日は負けてしまったけどな？いまの俺に活躍するなっつーほうが無理だからな？」