Circuit2010 NEW JAPAN SOUL

日時: 2010年7月19日(月) 14:30開場　15:00開始
会場: 北海道・北翔クロテック月寒ドーム
観衆: 5000

第7試合無制限1本勝負
スペシャルシングルマッチ〜DEEP SLEEP TO LOSE〜(ディープ・スリープ・トゥ・ルーズ)

棚橋弘至
飯塚高史

境界線

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　テレビ中継のカメラマンやアナウンサーを襲うなど、いつもより荒れ気味の飯塚。そして飯塚は、棚橋が入場して来ると、リングを下りてしまう。
　そんな飯塚に棚橋がスライディングキックを叩き込み、場外戦で試合がスタート。
　すると飯塚は得意のラフ攻撃で反撃し、リング上でいきなりスリーパーホールド。これをすり抜けた棚橋は、ドロップキックで飯塚を場外に落とし、プランチャで追撃した。
　これで場外乱闘となり、棚橋が優位に立つ。しかし、飯塚はエプロンに立った棚橋にスタナーを仕掛け、首をトップロープに打ち付ける。
　そこから飯塚が両手で首を絞めると、棚橋も負けじとやり返す。そのまま両者がもつれて場外に転落し、またもや場外戦が勃発する。
　飯塚がリングに戻ると、ファンがブーイング。一方の棚橋はフラフラとなりながらリングへ戻る。
　すると飯塚は、金具がむき出しになったコーナーへ棚橋を叩きつけ、またもや場外戦に引き込む。そして、棚橋をさんざんいたぶったあと、リング内へ押し入れた。
　ここで「棚橋」コールが起きると、棚橋はフライングフォーアームで反撃。だが、飯塚はカウンタースリーパーホールドで逆襲。これをなんとか切り返した棚橋は、太陽ブロー連射。
　すると飯塚が、棚橋を場外に放り投げるが、棚橋は逆上がりで復活。ところが、待ち構えた飯塚がスリーパーホールド。棚橋がチンクラッシャーで逃げると、マンハッタンドロップをお見舞いする。
　ここで飯塚は、アイアン・フィンガー・フロム・ヘルを装着して地獄突きを発射。しかし、かわした棚橋がドラゴンスクリューで反撃。さらに、フライングボディアタックで追撃し、スリングブレイドからスリーパーホールドを極めると、場内が「落とせ」コールに包まれる。
　しかし飯塚は、強烈なバックドロップで逆襲。そして、スリーパーホールドを繰り出すものの、技が極まる前に棚橋がスリーパーホールドで切り返す。しかし、飯塚は急所キックで脱出。
　棚橋は、飯塚のスリーパーホールドで崩れ落ちるが、ドラゴンスリーパーで切り返して反撃。だが、飯塚もフロントネックロックでやり返す。飯塚がグイグイ絞りあげると、徐々に棚橋の力が抜けていく。それでも棚橋はリバーススープレックスで反撃し、ロープへ走る。
　しかし飯塚は、レフェリーを突き飛ばして棚橋と激突させ、ペディグリー。そして、どこからか予備のアイアン・フィンガー・フロム・ヘルを持ち出し、地獄突きを放つ。
　さらに飯塚は、タッチロープを持ち出して棚橋の首を絞め上げ、その上からスリーパーホールドを極めてカムフラージュ。ところがこれをレフェリーが発見して、激しく注意。
　なおも飯塚は、スリーパーホールドで襲い掛かる。すると棚橋は、後ろ向きに走って飯塚をコーナーに激突させて脱出。ここでまた飯塚がスリーパーホールドに行くと、棚橋は横っ飛びでエプロンに飛び出して技を解き、ハイフライフローアタック。そして、スリングブレイド、ハイフライフローと繋ぎ、スリーパーホールドへ。「落とせ」コールの中、胴絞めスリーパーホールドへ移行して、ついに飯塚を失神に追い込んだ。

COMMENT

棚橋「うっし！　飯塚、振り切ったぜ！　まず、第一に！　俺にとってここでは、つまずけない……なぜなら、『G1クライマックス』が待ってるから。飯塚を倒して、『G1』に進む。いまのところ、思い描いていたとおり。（「なぜ、今回は飯塚選手に有利なルールを受けた？」）ハードルは高いほうがいいじゃん？　もうみんな知ってると思うけど、俺は“100年に一人の逸材”だからさ。どんなルールだろうと、どんな相手だろうと、頼りになるのはエースだろ？　しょいこんでるからな？　新日本プロレスも俺自身も、。エースという言葉をしょいこんでるから。やっぱりさ、この月寒でチャンピオンになって、その頃から応援してくれてるファンがいてくれて、棚橋コールが鳴り止まなくて……勝っちゃうね？　（「最後に『G1』の抱負は？」）うっし！　2009年の俺はMVPだ。2010年、期待はずれだろ？　見とけ？　これから見とけ？　棚橋弘至の巻き返しが始まるからな！」
※飯塚はノーコメント