Circuit2009 NEW JAPAN SOUL

日時: 2009年7月20日(月) 15:30開場　16:00開始
会場: 北海道・月寒アルファコートドーム
観衆: 5300

第7試合 60分1本勝負
スペシャルシングルマッチ Northern Dispute in Sapporo

境界線

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

6月20日大阪大会にて、中邑の介入により矢野に屈辱の敗戦を喫した真壁。その復讐戦となったこの一戦で借りを返せるのか?!

　矢野は、ゴングを待たずして奇襲攻撃。後からリングインした真壁にペットボトルの水を浴びせ、ハッピを利用したチョーク攻撃を見舞う。だが、真壁はショルダータックルですぐに反撃。場外戦で横槍を入れてきたセコンドの石井もナックル連打で追い払う。
　だが、真壁はその石井に羽交い絞めにされてしまい、矢野の反撃を許してしまう。そこから場外へ追いやられ、石井からイス攻撃、矢野からは奪われたチェーンで殴打される。
　これでペースアップした矢野は、会場の壁に何度も衝突させたり、柵を投げつけたり、客席へ雪崩れ込ませたりと、得意の場外乱闘で真壁を大流血させる。
　その後も矢野のラフ・反則殺法は続き、木づち攻撃や石井の介入などで真壁を苦しめる。だが、真壁は雄叫びを上げると、矢野の攻撃を全てガード。ナックル連打、パワースラム、ラリアット3連発、ノーザンライトスープレックスホールドで猛反撃する。
　さらに真壁は、コーナーでのナックル連打を経て、ラリアットを放つ。ところが、矢野は真壁の背後に回り、投げっ放しジャーマン。すると、真壁は同じ技でやり返す。
　「ファ○ク、ユー！」をアピールした真壁は、ロープへ向かおうとするが、矢野に髪の毛を掴まれて転倒。だが、それでも引き下がらず、ラリアット、デスバレーボムで3カウントを狙う。
　真壁は、ロープへ走るが、セコンドの石井に足を掴まれて転ばされる。この石井のアシストから矢野は、真壁にイスを投げつける。そして、制止に入ったマーティー浅見レフェリーをなぎ払ってダウンさせ、お株を奪うチェーンラリアットを繰り出す。ところが、真壁はかわし、矢野の背後に回ってジャーマンスープレックスホールドを完璧に決める。しかし、直前にダメージを負った浅見レフェリーはダウンしたまま。カウントが入らない。
　その直後、真壁はリングに入ってきた石井をチェーンで殴打。その隙を突かれて矢野から鬼殺しを食らってしまうが、カウント2でクリア。矢野をスクールボーイで丸め込む。だが、矢野はその瞬間に浅見レフェリーに接触し、場外へ転落させることに成功。レフェリー不在でまたもカウントが入らない。
　真壁は、串刺しラリアットを経て、矢野にスパイダージャーマン。そして、必殺のダイビングキングコングニードロップを狙うが、突如出現した中邑にコーナーから転落させられてしまう。
　リングに入った中邑は、6月20日大阪大会と同様、真壁に膝蹴りを食らわせようとする。すると、中邑戦でダメージを負った右腕を三角巾で覆った本間が姿を見せ、右腕しかまともに使えないのにも関わらず、中邑の足を必死に掴んで阻止する。
　この本間こん身の援護で奮起した真壁は、ラリアット、チェーンラリアットを経て、ダイビングキングコングニードロップから矢野をフォール。この瞬間、中邑は浅見レフェリーのカウントを阻止しようとするが、本間に足を掴まれて手が届かず、妨害失敗。そのまま3カウントが入り、真壁が勝利した。

COMMENT

真壁「野郎、なかなかいいパンチ持ってるじゃねぇか、矢野のクセによ。よーし、決めてやったよ。俺が言ったはずだ。乱入して来ようが、2対3、2対4、2対5、2対10でも構わねぇって言ったはずだ。闘い方はよぉ、俺たちの方が熟知してんだよ、バカ野郎。中邑、あんまし調子に乗んじゃねぇぞ。ナメてっからよ、ウチの本間に足を引っ張られるんだ！こっちはしてやったりだ。完璧だよ！何回でも言うぞ！しょぼいヒールはよぉ、俺たちみたいなスーパーヒーローをボコボコにするんだよ、この野郎！構図はできてんだ！オイ、矢野のタヌキ野郎、根性決めてきたじゃねぇか。『矢野通、負けたら即タヌキちゃんスペシャル』って特番組めって言ったよな？ ……特番、組まなくていいや。かわいそうだからよ、あんまり追い込むと。これで野に帰らせてやったよ。次の標的は決まってんな。分かってんだろ？オイ、おぼっちゃま君（中邑）よ。高い所からこの世の中を見下して、オメェは神様かっちゅうの、バカ野郎。これだけは言っといてやる。会場のファン、日本国中のプロレスファン、オメェなんか誰も認めてねぇぞ。さあ、どうする？ what do you do？さあ、どうするよ！前々から言ってんだ。お前が強さを謳うなんざ、顔じゃねぇんだよ。テメェのプロレスをよ、俺たちによ、選手によ、観客によ、見せてみろよ。俺たちみたいなプロレスを見せてみろよ、この野郎。今日の第3試合。どれだけ本間が観客のここ（心）に届いたよ？もう勝負が決まってんだよ。なぜ離さねぇ？なぜ腕を離さねぇ？それにヒールだとかよ、強い者だとか、くだらねぇこだわりがあんのか、この野郎。これだけは言っといてやるよ。お前なんぞ、誰も見てねぇぞ。誰を見ているか分かるか？現時点でこの俺たちだ！分かってんだろ、この野郎！どいつもこいつも分かってんだよ！分かっているのに、なんで変えられねぇんだ、バカ野郎！俺はお前たちよりずーっと先を見てんだ。ずーっと先だよ。どれだけ先だと思う？前から謳ってんな、プロレスラーだったら最終目的になるもんだ。IWGPだよ！これだけは逃さなねぇ。CHAOSって言ったな、テメェら。お前らが俺たちの行く手を阻もうとよ、全部ブチのめしてやる。開拓してってやるよ」

※矢野はノーコメント