Circuit2009 NEW JAPAN ISM
- 日時
- 2009年1月31日(土) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1600
-
第5試合 30分1本勝負
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
先発を務めたタイガーとライガー。序盤からエンジン全開のライガーは、マウント掌底、風車式バックブリーカー、ボーアンドアロー、キャメルクラッチで、タ イガーを攻め込む。そんなライガーに反撃したタイガーは、永田とスイッチ。すると、後藤がリングインし、2人が対峙する。
エルボー合戦を経て、永田がロープへ走ると、後藤はこれを後ろから追いかけ、振り向きざまにラリアット。そして、串刺し攻撃を狙う。ところが、永田はテーピングが巻かれた後藤の左脚へキチンシンクをヒットさせて阻止。これで後藤は倒れ、なかなか起き上がれない。
その後、何とか立ち上がる後藤だったが、左脚へのローキック連打、張り手で永田に攻め込まれてしまう。
勝機と見た永田は、後藤をナガタロックで捕獲。ライガーがカットに入ろうとすると、タイガーがこれを阻止。ライガーを場外へ落とし、トペスイシーダで追撃する。
その後も、ナガタロックで長時間捕獲される後藤だったが、場外戦でタイガーを振り切ったライガーがカットに入り、窮地を逃れる。
終盤戦に入ると、リング上は再びタイガーとライガーの攻防に。タイガーは、風車式バックブリーカー、ブレーンバスター、ローリングソバットと畳み掛け、ラ イガーに反撃の隙を与えない。ここからタイガーは、永田と代わる代わるライガーを集中攻撃。左脚を痛めた後藤が救援に入ってこれず、ライガーは苦戦を強い られる。
永田は、エプロンに控える後藤を軽く蹴落とし、ライガーに串刺しフロントハイキック、エクスプロイダー。そして、後藤がエプロンに戻る と、再び蹴りを入れようとする。すると、後藤はロープ越しのスリーパーホールドで永田を捕獲。タイガーが永田を助けに行くと、ライガーはその隙を突き、タ イガーをスクールボーイで押さえ込む。
ここからライガーは、カウンターの掌底などでタイガーに反撃。そして、タイガースープレックスを阻止し、電光石火の回転エビ固め。Jr.王者から直接ピンフォールを奪取した。
試合後、ライガー、林リングドクター、三澤トレーナーが、場外で倒れる後藤のもとに駆け寄る。自力で退場できない後藤は、三澤トレーナーとセコンドの平澤の肩を借りて控え室へ戻った。
COMMENT
※後藤は、平澤と三澤威トレーナーの肩を借りて帰って行った
タイガー「クソー!」
永田「タイガー、ごめん。今日は俺が悪かった」
タイガー「いえ、とんでもないです。投げようと思った瞬間に、(ライガーに)もう下に入られちゃって。クソー! 自分は絶対に(IWGP Jr.ベルトを)ライガーには渡さない。やられたらやり返すだけ。(永田に)すみませんでした(と言い残し去る)」
永 田「さあ、後藤洋央紀。昨日の元気と勢いはどこに行った? まだシリーズ始まったばかりだろ? 俺と闘いたいと言って、俺を指名しておいて、試合が結局できなくなるなんて事態だけはやめて欲しいですね。厳しく、えげつなく、1シリーズ(技を)体感し てもらおうと思いましたけど、それも途中で脱落しそうなムードになってきましたね……。俺は万全だね。今日、(前日に負けた)仕返しをしてやろうと思った んだけど、なんかいきなり動きが止まっちゃって。気を取られていたら、タイガーがああいう形になっちゃって。こうなりゃ、徹底的に後藤洋央紀をいたぶって やろうかなと思ったんだけど。やっぱり厳しさを見せないと成長しないでしょうしね。俺自身も、そういう新日本の中で這い上がってきた経験がありますから。 徹底的に厳しく攻撃して、アイツの苦痛の表情を見れば見るほど、さらに苦痛な攻撃を与えたいなと。それが俺のテーマというか、それで快感を得られる。だっ て、彼が俺を指名してきたんだから、もっとえげつないものを受ける覚悟があるから言ってきたと思うんでね。そんなに甘くないですよ。新日本のメインという のは。今日はセミだったからよかったものの、(あの試合内容で)メインだったらお客さんは満足しないですよ。お客さんを震え上がらせるぐらい、徹底的に (後藤を)シバキ倒してやろうかと思ったんだけど。今日は俺が“肩すかし”だったな」