Circuit2009 NEW JAPAN ISM
- 日時
- 2009年1月31日(土) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1600
全試合開始前、2009年1月31日をもって新日本プロレスを退団することとなった稔が、リング上でファンに挨拶した。
稔の名前・写真が入った横断幕、プラカード、RISEのバスタオルなどをもったファンたちが入場口に集まり、テーマ曲の「SILENCE」が流れる中、スーツ姿の稔が大歓声を浴びながらリングへ。マイクを手にした稔は、ファンに向けてコメントした。
稔 「本日1月31日を持ちまして、新日本プロレスを退団することになりました。1999年4月10日東京ドームが俺にとって新日本初参戦だったので、ちょう ど10年このリングで闘ってきました。俺は新日Jr.が大好きで、おととしまで、『引退する瞬間まで新日Jr.でいたいな』と思ってたんですけど、去年1 年間色々とあって。物凄く考えて、新日本を退団、新日Jr.から離れる結論に至りました。俺が辞めたいと思ったきっかけは、確かに不満だし、今その不満を 挙げてみろと言われてみれば山ほどあります。ただ、俺を(格闘探偵団)バトラーツっていう小さい団体から拾い上げてくれた新日本プロレスに対して、俺が胸 を張って闘えて、誇りに思えた新日Jr.に対して、山ほどある不満を軽く上回るくらいの感謝の気持ちが強い。新日本プロレスに対して、新日Jr.に対し て、ファンのみんなに対して、心からありがとうございましたと言いたいと思います(観客大拍手)。これからなんですけど、俺はフリーとしてこのプロレス界 で生き残っていくつもりなので。契約が切れて、明日2月1日になった瞬間から一気に動き出したいと思います。今後ともよろしくお願いします(観客大拍 手)。最後に、今ここに集まっているみんなは、新日本プロレスが大好きなみんなだと思うので、俺が10年間闘ってきた新日本プロレスを、俺が大好きだった 新日Jr.の応援をこれからもよろしくお願いします。10年間、新日本プロレスの稔を応援してくれて、本当にありがとうございました(観客大拍手)」
コメント
稔「リング上で言った通り、10年間、新日本プロレスの一流の選手たちに囲まれて、試合ができたことは俺の財 産だし。本当に不満を軽く上回るぐらい感謝の方が大きいので。新日本で10年やってきて最後の日になるので、今日は客として“新日本プロレス三昧”の1日 を送りたいなと思います。(次の試合について)練習はしっかりやっているので、今日の(深夜)12時に電話があって『明日(2/1)から出てくれ』と言わ れても大丈夫です。(ファンの反応について)新日本が大好きな人からしたら、新日本に不満があって辞めると言ったら、何かしらのイヤなリアクションがある かと思ったんですけど、温かかったですね。やっぱり俺が大好きだった団体なんで、そこを応援してくれるみんなだし、これからも応援し続けて欲しいなと思い ますね。ただ、俺のことは忘れないでねって(笑)。俺は前しか見てないから、感傷的なお別れムードというのは、リングに上がってもなかったです。ありがと うございました」