メイン(第7試合)は『NJC』1回戦として、SANADAとタイチが激突。スランプにあえぐSANADAは先シリーズ最終戦の2.11大阪の試合後、「惰性でこのままこの新日本プロレスのリングに上がっていいのか? 自分に残されたチャンスは次の『NEW JAPAN CUP』だと思っています」と、不退転の決意を表明。
一方、Just 4 Guysから唯一出場するタイチは、先シリーズの2.4札幌でウィル・オスプレイに敗北を喫しているだけに、この『NJC』で巻き返しを図りたいところ。SANADAとタイチ、どちらも今回の『NJC』は初優勝と共に現状打破を懸けた戦いに。1回戦から両者の意地が激しく交錯することだろう。3.11名古屋のKENTAとの2回戦に勝ち進むのは果たして?
先に入場したタイチにはJust 4 Guysの面々が帯同。そしてTAKAみちのくがマイクを手に場内を煽り、最後に「SANADAー! YOU ALREADY DIE!!」と叫ぶ。するとSANADAが入場。
開始のゴング、両者は動かずに視殺戦を展開。そしてゆっくり動きだすと、ロックアップで組み合う。タイチはSANADAをロープに押し込み、ここはクリーンブレイク。
今度はSANADAがロックアップからタイチを押し込んで、クリーンブレイクで離れる。続くロックアップもSANADAが押し込むと、タイチは「やってみろ!」と煽る。だが、SANADAはクリーンブレイク。
するとタイチが蹴り付け、続いてロープワークの攻防に。SANADAは低空ドロップキックからドロップキック。そしてタイチを場外に落とし、プランチャへ。だが、これはタイチがかわしながら、SANADAの頭部をつかんで場外マットに叩きつける。
さらにタイチは二度にわたりSANADAを鉄柵にハンマースルー。そしてタイチは場外マットを外し、フロア目掛けてDDTで突き刺す。
タイチはSANADAを引きずり起こしてリングに投げ入れると、フライングメイヤーから背中にサッカーボールキック。しかし、カバーはカウント2。
するとタイチはSANADAの背中を何度も蹴りつける。SANADAはチョップを返していくが、タイチは川田利明ばりのスピンキックでなぎ倒す。
タイチはSANADAを引きずり起こし串刺し攻撃を狙うも、SANADAはハンマースルーを切り返す。だが、タイチは串刺し攻撃を切り抜け、ジャンピングキックをヒット。そしてカバーするが、SANADAはカウント2でキックアウト。
するとタイチはSANADAにキチンシンクを見舞い、ロープによりかかってジャンボ鶴田ばりに身体を揺らす。だが、SANADAもリープフロッグの連発からドロップキックで反撃。しかし、タイチは倒れず、アックスボンバーを炸裂。
タイチは「それでいいのか!?」と、強烈なキックを連発。SANADAもチョップを返していくが、タイチの蹴りで前のめりに倒れ込んでしまう。
そしてタイチは「SANADA、気持ちが入ってねえんだよ! そんな中途半端な気持ちだったら、さっさと辞めちまえ!」と言葉を投げかけ、顔面にステップキックをお見舞い。
SANADAはタイチの蹴り足を捕らえ、エルボーを返していく。タイチが顔面への強烈な張り手を返すと、負けじとSANADAも張り手を返す。
そしてSANADAはタイチを場外に連れ出し、鉄柵に叩きつけ、さらに場外フロアにパイルドライバーをお見舞いする。
そしてSANADAはタイチをリングに投げ入れる。タイチはフロントキックを繰り出すが、SANADAはチョップで応戦。ここからタイチがローキック、SANADAはチョップで激しく打ち合う。
続いてタイチは逆水平チョップ。SANADAもチョップを返し、打撃戦は加速。SANADAはエルボーの連発からローリングエルボーを狙うも、タイチはジャンピングキック。だが、SANADAは倒れず、意地のローリングエルボーをお見舞い。
SANADAは雄叫びを上げ、タイチを引きずり起こすが、タイチはスキをついて一気にバックドロップを炸裂。ここでタイチはパンタロンを脱ぎさる。
そしてタイチがフロントキックを見舞うと、SANADAはエルボーを返していく。タイチはソバットからロープに走るも、SANADAはドロップキックを突き刺す。
そしてSANADAはタイチを肩に担ぐも、タイチは回避。続くバックの取り合いから、タイチはオーバーヘッドキック。だが、SANADAはひるまず一気にTKOを食らわす。
ここでSANADAはラウンディング・ボディプレスを発射するが、タイチは膝で迎撃し、タイチ式外道クラッチへ。だが、SANADAは切り抜けてオコーナーブリッジを繰り出す。しかし、タイチはカウント2ではね返し、タイチ式外道クラッチで丸め込むもカウントは2。
するとタイチはアックスボンバーを繰り出すが、SANADAは回避。だが、タイチはドロップキックを突き刺し、「オー!」と腕を突き上げる。
そしてタイチはバックドロップホールドを決めるが、SANADAはカウント2で何とかキックアウト。場内は両者へのコールが交錯する。
先に立ち上がったタイチは、天翔十字鳳を発射。だが、SANADAは食い止め、オコーナーブリッジを狙う。タイチは回避し、ブラックメフィストの体勢に。しかし、SANADAは切り抜けてタイガードライバーを炸裂。
だが、タイチはすぐに立ち上がってアックスボンバー。するとSANADAも負けじと立ち上がってスタンディングのドラゴンスリーパーからSkull Endへ。
そしてSANADAはタイチの動きが止まると、自ら技を解除してラウンディング・ボディプレス。さらに追撃のラウンディング・ボディプレスを食らわせるが、タイチはカウント2で必死にキックアウト。
するとSANADAはSkull Endの体勢に入るも、タイチは切り抜けて一気に天翔十字鳳を炸裂。そしてカバーするが、カウント3寸前でSANADAは跳ね返す。ダメージの大きい両者は大の字状態に。
ここから両者はフラフラとエルボーの応酬。そして気力を振り絞り、SANADAは激しいエルボーでタイチを後退させると、ロープに走ろうとする。
するとタイチがSANADAの後頭部にアックスボンバーを見舞い、ロープの変動で跳ね返ってきたところにジャンピングキック。そしてブラックメフィストを狙うも、SANADAは切り抜け、スタンディングのドラゴンスリーパーを狙う。
タイチも回避し、タイチ式ラストライドの体勢に入るが、SANADAはこらえて掟破りのブラックメフィストを食らわす。そしてスタンディングのドラゴンスリーパーで捕らえると、自ら解除し変形のDDTを炸裂。この新技でタイチから3カウントを奪取した。