メインイベント(第8試合)では『WTL』公式戦として、二連覇を目指す“毘沙門”後藤洋央紀&YOSHI-HASHI(6勝2敗)と、“TMDK”マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト(6勝2敗)が激突。この一つ前の試合で内藤&SANADA組がEVIL&高橋裕二郎を破れたことで、7勝2敗のオージー・オープンの優勝決定戦進出が確定。もう一つの座を懸けて毘沙門とTMDK、名タッグ同士が熱い火花を散らす。
先発はYOSHI-HASHIとヘイスト。ロックアップからヘイストはバックに回る。YOSHI-HASHIはリストを捕らえるが、ヘイストは巧みに切り抜けグラウンドに持ち込みヘッドロック。
だが、YOSHI-HASHIも回避し、リストを捕獲。ヘイストは軽快な動きで切り抜け、フライングメイヤーから低空ドロップキックをヒット。
次は後藤とニコルスのマッチアップ。ロックアップで後藤はロープに押し込んでクリーンブレイク。だが、ニコルスはキックを叩き込み、ヘッドロックで捕獲する。
ここからショルダータックルの応酬となり、ニコルスは追走エルボーからロープへ。すると毘沙門がダブルのショルダータックルでなぎ倒し、ざんまいをお見舞い。続いてヘイストには太鼓の乱れ打ちを食らわす。
次はYOSHI-HASHIがニコルスにエルボー。だが、ロープワークの攻防で、ヘイストがYOSHI-HASHIを妨害。すかさずニコルスはYOSHI-HASHIにスパインバスターを炸裂する。
続いてヘイストはYOSHI-HASHIを、オージー・オープンの目の前の鉄柵に叩きつける。そしてTMDKとオージー・オープンはにらみ合う。
ヘイストはYOSHI-HASHIをリングに戻し、フライングメイヤーからフィンガーロック。そしてYOSHI-HASHIの左肩に強烈なサッカーボールキックを見舞う。
続いてTMDKがYOSHI-HASHIにバックドロップ&ネックブリーカードロップ。しかし、ニコルスのカバーは後藤がカット。
ニコルスはYOSHI-HASHIにニードロップを連発。そしてチンロックで痛めつけ、さらに噛み付き攻撃を見舞う。
次はヘイストがYOSHI-HASHIにキックを連発。YOSHI-HASHIも逆水平チョップで反撃するが、ヘイストは逆水平チョップでなぎ倒す。
そしてヘイストはYOSHI-HASHIをコーナー最上段に設置し、雪崩式ダブルアームスープレックスの体勢に。YOSHI-HASHIは必死に切り抜けるが、ニコルスがヘイストをパワーボムの体勢で捕らえ、その状態でヘイストがYOSHI-HASHIに雪崩式ブレーンバスターを狙う。
だが、YOSHI-HASHIは切り抜け、ニコルスはヘイストのみをパワーボムで叩きつけてしまう。すかさずYOSHI-HASHIがコーナー最上段からニコルスにヘッドハンターを炸裂。
スイッチした後藤はTMDKに交互に串刺しラリアット。そしてニコルスに追走式ラリアットを食らわす。後藤は雄叫びを上げ、ニコルスにエルボーの連発から村正。続いてブルドッキングヘッドロックで叩きつけてカバー。だが、ニコルスはカウント2ではね返す。
ならばと後藤は牛殺しを狙うも、ニコルスは回避。そしてバックの取り合いから、DDTで後藤を突き刺す。
次はYOSHI-HASHIとヘイストのマッチアップ。ショルダータックルの応酬から、YOSHI-HASHIは膝に低空ドロップキックをヒット。
そしてYOSHI-HASHIはヘイストに逆水平チョップを連発し、ソバットからネックブリーカードロップを炸裂。カバーはヘイストがカウント2ではね返す。
するとYOSHI-HASHIはKUMAGOROSHIの体勢に入るが、ヘイストは回避。ならばとYOSHI-HASHIはリストをつかんで逆水平チョップ。
しかし、ヘイストもエルボー、フロントキックで応戦し、投げっぱなしのファルコンアローを炸裂。だが、カバーはカウント2。
続いてTMDKはYOSHI-HASHIにトレイン攻撃。そしてヘイストがYOSHI-HASHIをラリアットでなぎ倒すと、ニコルスはスライディングラリアット。
カバーをYOSHI-HASHIがカウント2ではね返すと、TMDKは気合いを入れ、サンダー・バレーの体勢に。だが、YOSHI-HASHIは脱出し、隠し狭間のようにヘイストにトラースキック。さらにニコルスにはスピンキック。
スイッチした後藤は、ニコルスにショルダータックルを連発。さらにヒップトスを決める。ここから両者は激しいエルボーの応酬に。
競り勝ったニコルスはロープに走るが、後藤は追走式ラリアット。ニコルスが回避すると、後藤はローリングラリアット。これもニコルスが切り抜け、デスバレーボムを炸裂。
そしてTMDKは後藤にタンク・バスターを炸裂。すかさずニコルスがカバーするも、後藤はカウント3寸前ではね返す。
ならばとTMDKはスーパータンク・バスターを狙うも、後藤は切り抜けてニコルスを突き飛ばすと、ヘイストは飛びつきDDTを誤爆してしまう。
さらに後藤はヘイストにヘッドバット。すかさずYOSHI-HASHIがカチ上げ式ラリアットでヘイストを場外に追いやる。
ここで毘沙門はニコルスに激烈一閃を狙うが、ニコルスは回避。しかし、毘沙門は隠し狭間を決め、激烈一閃のモーションから消灯を狙う。
ニコルスは意地で切り抜けるも、YOSHI-HASHIはトラースキックをヒット。毘沙門は今度こそ消灯を炸裂し、ニコルスから3カウントを奪取。TMDKとの大接戦を制し、優勝決定戦進出を決めた。