第5試合は『SJTL』公式戦、田口隆祐&クラーク・コナーズの“ワイルドヒップス”(3勝5敗)と“H.O.T”SHO&ディック東郷(1勝7敗)の対戦。共に負け越しが決定しているものの、最後に白星を伸ばしたいところ。H.O.Tの無法殺法に、ワイルドヒップスが陽気なファイトで立ち向かう。
地元出身のSHOは、観客の掲げる「宇和島の恥」と書かれた髪を奪い取り、ふてぶてしく入場。田口は宇和島のみかんジュースを手に花道を進む。ゴング前、コナーズがビールをアピールも、田口は「今日はお茶」とコナーズに手渡し、二人で口を付ける。するとH.O.Tが襲いかかり、試合スタート。
コナーズはショルダータックルでH.O.Tを二人まとめて吹っ飛ばす。そしてワイルドヒップスはH.O.Tに連携のヒップアタックを連発。
ここで田口がセカンドロープに上ると、コナーズが東郷の顔面をその臀部に押し付ける。さらにコナーズはSHOも尻の餌食にしようとするが、SHOは切り抜けて逆にコナーズを臀部に押し当てる。
そしてH.O.Tは田口の臀部を殴りつけ、場外戦に持ち込む。SHOはコナーズを会場奥の壁に叩きつける。東郷は田口に急所攻撃。
コナーズは入場ステージからヒップアタックを繰り出すも、SHOはアトミックドロップで迎撃。SHOとコナーズはもつれ合いながら、カウント19でリングにギリギリ生還。
東郷はコナーズにストンピングを連発。そしてSHOと二人がかりで踏みつける拷問攻撃。続いて東郷は反則の顔面パンチからカバーするも、これはレフェリーがカウントを拒否。
東郷はコナーズにエルボーからフィストドロップを落とす。そしてカバーするも、カウントは2。
スイッチしたSHOはコナーズの手、さらに顔面を踏みつける。コナーズは立ち上がると強烈なエルボーを連発。SHOが顔面かきむしりからロープに走るも、コナーズはスピアーをお見舞い。
次は田口と東郷のマッチアップ。田口はヒップアタックを食らわせ、さらにランニングのヒップバットを連発。そしてミサイルヒップをヒットしカバー。これはカウント2。
すると田口はスリーアミーゴスを敢行。そしてコナーズを呼び込み、サンドイッチ式ケツイェを食らわせてカバーするも、東郷はカウント2ではね返す。すかさず田口はオーマイアンドガーアンクルを決める。SHOがカットに入ると、コナーズが場外に追い込む。
リング上、田口は「宇和島スープレックス!」とアピール。そして東郷のバックを取るも、東郷は後退してコーナーにサンドイッチ。
今度はH.O.Tがダブル攻撃を狙うも、田口は切り抜けてヒップアタック。しかし、H.O.Tの策略でレフェリーに誤爆してしまう。ここでEVILと高橋裕二郎が登場。
H.O.Tは4人がかりで田口にストンピング。そしてSHOはトーチャーツールを手にするが、コナーズが阻止。しかし、H.O.Tは4人がかりでコナーズを鎮圧。
すると、田口はお茶を口にし、なぜか酔拳のような動きを披露。東郷とSHOから次々にダウンを奪う。EVIL&裕二郎も襲いかかるが、田口は切り抜けると、EVILの急所にパンチ。
さらに田口は突進してきたSHOに延髄斬りをお見舞い。そして今度こそ宇和島スープレックスを炸裂するも、これはカウント2。
するとワイルドヒップスは赤パンをあらわにし、SHOにサンドイッチ式ケツイェ。しかし、SHOが切り抜け、同士打ちに。だが、ワイルドヒップスはH.O.Tを鉢合わせにし、それぞれボディスラムで叩きつけると、赤パンを下ろして生尻で顔面騎乗フォール。ここから丸め込みの応酬に。
スキをついて、裕二郎が場外からコナーズにイス攻撃。そしてSHOがトーチャーツールで田口に襲いかかるも、田口は食い止める。だが、背後から東郷がスポイラーズチョーカーで田口の首を締め上げる。
すかさずSHOは田口をトーチャーツールで叩きつけると、最後はショックアローで3カウントを強奪。これでワイルドヒップスは3勝6敗、H.O.Tは2勝7敗で全公式戦を終了した。
試合後、SHOは「クソしかいねえ!」と観客を挑発しながら退場。