メインイベント（第8試合）では『SJTL』公式戦として、YOH&リオ・ラッシュ組（3勝1敗）と、エース・オースティン&クリス・ベイ組（4勝0敗）が激突。全勝で単独首位のBULLET CLUBコンビを、YOH&ラッシュはストップすることはできるのか？

　ベイはラッシュを激しく意識し、先発を要求。

　これに応えるかたちでラッシュが登場すると、両者は口争いを繰り広げる。そしてベイは「BULLET CLUB 4 LIFE!」とラッシュの顔面にサインを押し付けるが、ラッシュも「CHAOS 4 LIFE!」とやり返す。
　ここで両者は激しいエルボー合戦に突入。続いて目まぐるしいロープワークを経て、顔面への張り手の相打ち。
　そして両者は額を突き合わせて意地をぶつけ合う。ここでオースティンがベイを落ち着かせてスイッチすると、YOHを相手に指名。
　ラッシュが背を見せると、すかさずオースティンは襲いかかる。だが、ラッシュは切りぬけ、YOHに交代。オースティンはエルボーの連発からロープへ。するとYOHはカニ挟みから低空ドロップキックをヒット。
　オースティンはスキをついて首固め。YOHが返すと、オースティンは逆水平チョップで自軍コーナーに吹っ飛ばす。しかし、YOHはエルボーを連発。さらに突進してきたオースティンを場外に追いやり、空中技を狙う。これはベイが場外から足を引っ張って妨害。
　そこにラッシュが飛び込み、ベイとすばやい応酬。流れの中でYOHがベイにキックをお見舞い。すると、オースティンがエプロンからトリッキーな動きでYOHにキック。
　ならばとラッシュがオースティンに倒立キック。そして場外に落ちたオースティンにトペ・スイシーダを炸裂する。
　YOHはオースティンをリングに戻して背中に引っかき攻撃。続いてYOH&ラッシュがオースティンにトレイン攻撃を敢行。さらに前転しながら放つトリッキーな合体エルボーを繰り出すも、これはベイが妨害。そしてオースティンがYOHにバズソーキック。
　今度はオースティン&ベイがラッシュに連携のキック。さらに連携の串刺しエルボーから、オースティンのキック、ベイのフットスタンプとたたみかける。
　ベイはラッシュの肘をマットに固定してストンピング。さらにハンマーパンチ、エルボー、ストンピングを乱打。ラッシュも打撃で応戦するが、ベイは顔面かきむしり。そしてナックルを見舞う。
　続いてオースティン&ベイはラッシュにダブルのバックドロップ。そしてオースティンがニードロップを繰り出す。オースティンがサイドスープレックスで投げつけてカバー。
　ラッシュがカウント2ではね返すと、オースティンはベイの足にラッシュの頭部を打ち付ける。次はベイがラッシュにブレーンバスターを狙う。ラッシュは首固めで切り返すが、これはカウント2。
　そしてベイはバックエルボーでラッシュの動きを止め、YOHを挑発。続いてオースティン&ベイはラッシュを二人がかりで踏みつけてダメージを与える。
　さらにダブル攻撃を狙うも、ラッシュは巧みに切りぬけ、オースティンに延髄斬り。そしてベイにもキックを見舞い、ようやくYOHと交代。
　YOHはベイにフライングフォアアーム。オースティンにはドロップキックをヒット。そしてYOHはベイにボディスラムから、ひねり式のセントーン。
　続いてYOHはファルコンアローを狙うも、ベイは回避しスクリューキックをヒット。今度はオースティン&ベイがYOHに連携の河津落としから、その場飛びムーンサルトプレス&ギロチンドロップをお見舞い。
　さらにオースティン&ベイはYOHの背中に引っかき攻撃を浴びせていく。そしてベイはYOHにスリーアミーゴスを仕掛ける。だが、三発目はYOHがファルコンアローで切り返す。
　次はラッシュとオースティンのマッチアップ。ラッシュはラリアットの連発から、オースティンの打撃を切り抜けて、逆に打撃のラッシュ。さらにラッシュアワーを狙うが、オースティンは回避。するとラッシュはトリッキーなキックを浴びせてカバー。これはカウント2。
　今度はYOH&ラッシュがオースティンにダブル攻撃を狙う。しかし、オースティンは回避し、突進してきたYOHに対し、ベイと共に串刺しのニー。すかさずラッシュが倒立キックを仕掛けるも、オースティンが捕獲し、ベイがラッシュの顔面にトラースキックをヒット。
　オースティンはYOHにツイスティングバスターを決めると、ベイがトラースキック。そしてオースティンがYOHの頭部を両足ではさんで打ち付けると、ベイがカバー。これはYOHが必死にカウント2ではね返す。
　ならばとオースティン&ベイはYOHに1, 2, sweetを狙うも、ラッシュが妨害。そしてラッシュはベイを利用してオースティンにスタナー。そしてラッシュはベイに襲いかかるも、ベイは切り抜けて突進。するとYOHがカウンターのトラースキックをヒット。
　すかさずラッシュがベイにラッシュアワーを決めると、続けざまにYOHがファルコンアロー式牛殺しを炸裂。そしてラッシュがファイナルアワーを狙うも、オースティンが妨害。だが、YOHがトラースキックでオースティンを場外に排除し、プランチャをお見舞い。
　ラッシュは気合いを入れ、ベイに一気にファイナルアワーを炸裂。この一撃で3カウントを奪い、ついに無敗のオースティン&ベイをストップした。

リオ「ワォ……言葉にするのが難しいな……。キツいリーグだが、俺たちは乗り越えられている。俺たちは強いチームだ。多くの人が俺たちを即席チームだとばかり思っただろう。でも俺とYOHは本物のタッグチームだ！　俺たちが（このリーグを）支配する！　ニュージャパン・プロレスのナンバーワンチームになるんだ！」
YOH「（※しばらくリオと英語でやり取り）次の試合は……最も大事な一つ」
リオ「なんで？」
YOH「HOUSE of TORTUREが相手だ。わかるだろ？　SHOは目ざわりな野郎だ」
リオ「トーゴーもな。アイツらにはもうウンザリしてる」

YOH「3K時代の技を使おうか」
リオ「どうせなら３回使おうぜ！　アイツらを撒き散らしてやろう！　本当にアイツらにはウンザリさせられているんだ。YOH、俺たちがもらった！　俺は今誇り高く、幸せで、興奮してるよ」
YOH「俺も」
リオ「ほかに言えることはない。喜びで満ちている。何か言いたことがあるなら話してくれ。今日はスシを食べに行こうぜ」
YOH「スシが食べたいの？」
リオ「プリーズ！」
YOH「俺たちチームのコンビネーションはスシ・ロールみたいだ」
リオ「ロール！　ロール！　ロール！」

YOH「面白いな。（※リオが先に控室に向かい、１人残ってここから日本語で）よーし……だがね、順調に……。僕もすごい楽しんで、このトーナメント、リオ・ラッシュとやって、すげぇ充実感があるんで、今年はすげぇ、すげぇいいリーグ戦だなって、心の底から思ってて。次の相手、さっきも言いましたけど、ヤツらにね……いや彼に、しっかりと3Kを決めていきたいと思います」

ベイ「クソッ！　クソッ！」
オースティン「落ち込むな。『BEST OF THE SUPER Jr.』の時も、俺は無敗の自信があったんだ」
ベイ「ここまで４勝０敗だったのに！」
オースティン「そうだな」
ベイ「アイツの声（リオのマイクアピール）が聞こえる。本来なら今ごろ俺たちがマイクアピールしてたはずだ」
オースティン「たった１敗で落ち込んでちゃダメだ。リオはオマエに心理戦を仕掛けていた」
ベイ「そうだろ？　アイツは俺の顔面を殴りやがったんだ！」
オースティン「試合の一番最初にな！」
ベイ「そのせいで試合中、耳が聞こえなかったんだ」

オースティン「すぐ良くなる。俺たちは落ち込んでるわけにはいかないんだ。チャンスはまだある。俺たちは４勝１敗で、アイツらも４勝１敗。だが、同点のままにはさせない。俺たちは残りの試合に勝つ。だがアイツらには無理だ！　俺たちはまだ勝てる！　１敗くらい構わない。わかったか？　俺たちが今までに何回２人でタッグマッチを闘ったと思う？」
ベイ「そんなに多くはない。たぶん10回以下だ」
オースティン「にもかかわらず、俺たちはメチャクチャ良い試合をしてきている」
ベイ「今日ももう少しで勝てたのに……」
オースティン「あと一歩だったな。いいんだ。俺たちは良いチームだ。だろ？」
ベイ「俺たちは残りの試合で勝つ」
オースティン「方程式はそのままだ。それはA、Ｂ、Ｃ……イコール？」
ベイ「イコール……」
２人「１……」
オースティン「２、Sweet！これでいい」
ベイ「クソッ！」