現IWGPジュニアタッグ王者のTJP(パートナーはフランシスコ・アキラ)が登場し、因縁深いドラダと一騎打ちで対決。2人は5月配信のエピソード88でもシングル対戦しており、接戦の末にドラダが勝利。しかし、試合後にTJPがドラダのマスクを剥ぐ暴挙を働き、抗争が勃発した。
TJPはIWGP Jr.タッグベルトとドラダから奪ったマスクを持って登場。序盤、腕の取り合いからドラダがTJPを投げ飛ばし、逆水平チョップを浴びせる。
その直後、ドラダがハンドスプリングでフェイントをかけるが、TJPがセカンドロープからのフライングボディアタックを食らわせる。
だが、ドラダはTJPのパサーダを利用してセカンドロープへ飛び乗り、アームドラッグで投げ捨てる。そして、トラースキックからリバーススリングブレイドでTJPをなぎ倒すと、コーナーでセカンドロープを乗り移るフェイントからミサイルキックを食らわせる。
劣勢のTJPはマスクに手をかけてドラダの動きを止め、ロープのあいだにぶら下がるフェイントを披露。だが、直後にドラダがドロップキックで場外へ蹴落とす。
ここでドラダはエプロンへ立つが、TJPが脚を引っ張ってエプロンへ激突させる。そして、鉄柵へ叩きつけると、リング上ではニードロップと顔面ウォッシュで追い討ちをかける。
さらにTJPは、背中へ膝蹴りを見舞い、足の裏で頭部を踏みつける。そして、マスクの紐を解きにかかるが、レフェリーがストップさせる。
それでもTJPの優勢は変わらず、スリーパーホールド、腕ひしぎ逆十字固め、鎌固めと得意技を連発。そして、顔面攻撃からバックブリーカーへ繋ぐ。
その直後、TJPはトップロープ越えのセントーンアトミコを繰り出すが、ドラダが回避し、追走式フェースクラッシャーで逆転。そして、場外へ落ちたTJPにトペスイシーダを食らわせる。
続いてドラダはTJPをリングへ戻し、ロープウォークからセントーンアトミコをお見舞い。だが、切り返しの応酬でTJPが競り勝ち、DDTで突き刺す。
だが、ドラダはサムソンクラッチで挽回し、トラースキックからコーナーでロープを乗り移るフェイントを再び披露。それでもTJPはトラースキックを見舞うが、ドラダもすぐにカウンタートラースキックで巻き返す。
ここでドラダはドラダスクリュードライバーを仕掛けるが、TJPに抵抗されてトップロープ越しのブレーンバスターを狙う。しかし、TJPが反対に持ち上げ、ボディをトップロープへ打ちつける。そして、ニュートラルコーナー最上段からダイビングボディプレスをお見舞い。
その後、TJPはマンバスプラッシュを繰り出すが、回避したドラダが今度こそドラダスクリュードライバーで叩きつける。それでもTJPがフォールを返すと、ドラダはニュートラルコーナー最上段からムーンサルトで飛び出す。
するとTJPは両脚を立てるが、ドラダは危険を察知して足から安全に着地。そして、素早く変型足4の字固めで捕獲し、TJPにギブアップを迫る。
ところが、もがき苦しんだTJPが両手でドラダのマスクを掴み、そのまま完全に剥ぎ取ってしまう。レフェリーとドラダが慌てる中、まんまと脱出したTJPはニュートラルコーナー最上段へ移動。そこからマンバスプラッシュを炸裂させ、3カウントを強奪した。
試合後、TJPはIWGP Jr.タッグベルトを掲げて勝ち誇り、コーナーとリング中央でクラウンポーズを披露。そして、入場時に持ち込んだドラダのマスクを持ち、涼しい顔で退場した。
【試合後コメント】
TJP「ドラダ、俺たちのこの抗争は、これからもいろいろな場所で続いていきそうだな。ところで、お前の顔を見せてくれてもいいじゃないか!? (※IWGP Jr.タッグベルトをカメラに示し)お前も気づいているとは思うが、俺はいまこの宝とともにリングへ上がっている。そして、これは“ジャスティン・デイビス”のコスチュームの一部でもある。本来であれば“ジャスティン・デイビス”のコスチュームはビッグマッチでしか着ないが、このベルトはいつだって俺と行動を共にしている。これはIWGPジュニアタッグ王座だからだ。そして、お前がタッグパートナーを見つけてきたら、また対戦してやってもいい。だが、自分の頭には気をつけろよ。俺が何をするかはわかっているだろ!? また会おう」
ドラダ「TJ、またやりやがったな。マスクを剥ぐなんてフェアな勝ち方じゃないぞ。前にも言ったが、これだけは覚えておけ。メキシコだろうが、日本だろうが、ここだろうが、お前と俺はこれからも闘い続ける。覚悟しておけ、卑怯者」
HIGH ALERT
- 日時
- 2022年8月28日(日) 開場 9:00 (JST)開始
- 会場
- アメリカ・Grady Cole Center(ノースカロライナ州シャーロット)
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第2試合 20分1本勝負