蝶野正洋プロデュース「PREMIUM」

日時: 2008年5月5日(月) 18:00開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 2005

第1試合 30分1本勝負

高岩竜一
本間朋晃

崔領二
石井智宏

境界線

13分25秒　デスバレーボム→体固め

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

記念すべき「PREMIUM」開戦興行のオープニングマッチを飾るのは、今年2月に勃発したG・B・H対ZERO1-MAXの第3ラウンド。

高岩と石井のマッチアップで試合開始のゴング。互いの体をこれでもかとぶつけ合い、競り勝ったのは高岩。続くチョップ合戦も制した。
崔対本間となり、崔はミドルキック連打。すると本間はそれをキャッチし、チョーク攻撃へ。そして、石井との合体ショルダータックルから、今度は石井が逆片エビ固め。高岩がチョップでカットすると、石井はすぐに蹴散らす。
石井と崔は張り手、ミドルキックをぶち込み合った後、スイッチした高岩が石井に逆片エビ固め。
石井が脱出すると、ショルダータックル、ラリアットを浴びせ合い、ラリアット相打ちが2度続く。今度は石井が競り勝ち、本間が場外で高岩にイスをフルスイング。
ここから劣勢が続いた高岩だったが、石井のブレーンバスターを投げ返し、崔とタッチ。
崔はドロップキックで勢いよく飛び出し、出てきた本間にも1発。石井をミドルキック連打で倒し、ブレーンバスターからカバー。石井がカウント2でキックアウトすると、レッグラリアットから、那智の滝へ。これは本間が妨害し、石井は滞空時間のある雪崩式ブレーンバスターで反撃。
スイッチした本間は、串刺しジャンピングエルボーアタック、ミサイルキックから崔をフォール。崔はキックアウトすると、突進してきた本間を捕まえて高角度バックドロップ。
高岩が串刺しラリアット、ダイビングエルボードロップで続くが、石井が脚を出して失速させる。そして、高岩にトレイン攻撃から石井がパワースラム、本間がダイビングボディプレスの連続弾。
高岩はカウント2でこれを凌ぐと、チョップ連打。すると、本間も高岩を追いかけてのバックエルボーから、ラリアット。
しかし、高岩は本間を脇固めで捕獲し、腕ひしぎ逆十字固めへ移行。石井がカットすると、高岩はカウンターのラリアット。最後はデスバレーボムが炸裂し、高岩、崔のZERO1勢が勝ち名乗りを挙げた。

COMMENT

崔「（高岩と握手をして）誰か、このPREMIUMについて『原点に戻る』みたいな事を言っていたけど、俺の個人的な話なんやけど、プロレスの基礎を教わった高岩さんと一緒に第1試合に出させてもらったのもあって、俺にとっては原点に帰った闘いでエンジョイしましたよ。原点の闘いをテーマにしていくなら、俺はそれはそれでやっていくし。新しいものとして、面白いんちゃうかなと。凄くやっていて勉強にもなったし、懐かしかったし、面白かったし、ハードヒットやったし、今までと違う闘いだったなっていう、正直な感想ですね」
高岩「PREMIUM、今回が初めてで、その第1試合。この大会の方向性っていうは、まだ分かってないわけですよ。結局、理想はありますよね。蝶野さんがやりたい理想ってのは。でも、試合をするのは選手個人個人で、『前に出たい、出たい、出たい』と思っている人がプロレスラーになるわけで。そうなると、やっぱり僕らで作っていかないといけないので。まだまだ方向性は分からないですけど、僕らはZERO1-MAXでやっている試合をそのまま持っていきますよ。今日、たまたまね、新日本のG・ B・H、悪モン軍団。まぁ、ちょこちょこ見ていますけど、やっぱりPREMIUMだからじゃないですけど、もっともっとね、向こうでやっている事を見せてほしかったし、こっちはこっちで、ZERO1-MAXでやっている事を出しているし」

石井「高岩竜一、最近元気ねぇんじゃねぇか、オラ。なんか若手に抜かされてよぉ、今日もよぉ、当たりごたえがねぇんだよ。昔の勢い、どこ行ったんだ。物足りねぇ。悲しいね、俺は。アイツに火を点けてやるよ、アイツによぉ。ZERO1（-MAX）でも、どこでも行ってやるからよぉ。もう1回、昔の高岩竜一を取り戻せ、コラ」
※本間はノーコメント