蝶野正洋プロデュース「PREMIUM」

日時: 2008年5月5日(月) 18:00開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 2005

第3試合 30分1本勝負

大森隆男
AKIRA

長井満也
越中詩郎

田中将斗
長州力

境界線

09分44秒　アックスボンバー→片エビ固め

レフェリー｜笹崎勝己

MATCH REPORT

田中、大森、長井のZERO1-MAX＆DRADITION連合軍は、ホール南側の通路から入場。満員の客席のど真ん中でポーズを決めた。

長州が出会い頭に長井へリキラリアット。AKIRAがコーナー最上段からエルボースタンプを落とし、越中がヒップアタック、ジャンピングヒップアタックで続く。そして、長州がサソリ固め。
これを回避した長井は、AKIRAにミドルキック連打。すると、AKIRAもボディスラム、足へのストンピングからオールド・ボーイで逆襲。
越中対大森となり、大森は張り手合戦から越中にフロントハイキック。そして、エプロンでパイルドライバーを狙うも、これは越中がリバーススープレックスで切り返し、エプロンを走ってのダイビングヒップアタック。
長州対田中の場面。田中のストンピングを捕らえた長州が、脚をかけて田中を倒し、ストンピング連打からブレーンバスター。だが、田中も串刺しエルボー連打、串刺しラリアット2連発、そしてラリアットで逆転。
すると、長州はコーナー上の田中を捕らえて雪崩式ブレーンバスター。長井が出てきて長州にニールキックを見舞うと、AKIRAが田中にミサイルキックを放つ。
スイッチしたAKIRAは田中とのエルボー合戦からDDT。カバーを返した田中は、AKIRAの突進をフロントキックで阻止し、スイングDDT。
替わった大森は、AKIRAにアックスギロチンドライバー。すると、長州が飛び込んで大森にリキラリアット。AKIRAがムササビプレスで大森を押さえるも、これは長井がカット。
AKIRAはフライングラリアット、逆さ押さえ込みと大森を追い込むが、フォールをことごとく返した大森がアックスボンバー一閃。AKIRAをピンフォールし、連合軍がレジェンドを粉砕した。

COMMENT

田中「あんなもんだろうが」
大森「言っただろ、試合前に。終わってるっちゅうんだ、あの3人は。もう1度、光に当たりたいのか？スポットライトが忘れられないのか？残念な事に終わっているんだよ」
田中「まぁでも、俺らの挑発を聞いてるのかどうか分からんけど、長州、最初から飛ばしてるやないか。そういうのはなんか、俺らに対する意地っていうものを多少感じてきたね。じっとこっちの出方を待つんやなく、長州力がよぉ、いきなり得意技出してきたやん。それはお前、俺らに対する危機感の表れやない？昔の名前で出てますみたいな、そういうものじゃないんだよ、っていう意地を多少感じたね。でも、このメンバーが組んで、ホンマ負けるわけにはいかんし、負けるはずがない」
長井「組んで初めてでこの結果だよ。長州、越中、まだ少しやる気があるじゃないか」
大森「オイ、意地で最後の火をPREMIUMでパッと点してみろよ。AKIRA、越中、長州、お前ら、最後に燃え尽きるだけのものを持っているんじゃないか？種をまだ残したまま、プロレスを辞められないだろ？」
田中「まぁ、次にどんなカード組まれるか分からんし、俺ら3人が出るかも分からんし、まだ先があるかどうかも俺らには分からん。でも、出されたカードは、きっちり俺らの勝ちやっていう、そういうものを見せて終わらせたから。次は誰かのぉ」

長州「いい雰囲気ですね。昔を思い出しましたよね。昔の全盛期の頃の雰囲気を。これが今からどうなるか。今からが正念場ですよ。回数を増やしていくことでね。それは蝶野が一番良く分かっているだろう」
AKIRA「最終的には食らったけど、刺激的でしたね。何かリングの上でセッション出来たというか。やっぱ力のある奴が集まっているところだからね」
長州「やっぱりこういういい雰囲気の中で試合やれば、力も出るしね」
越中「これしきの事でガタガタほざくなって言っとけ！大した事ねぇな」