蝶野正洋プロデュース「PREMIUM」
- 日時
- 2008年5月5日(月) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 2005
MATCH REPORT
“黒のカリスマ”蝶野正洋が放つ、群雄割拠のプロレス界全土を巻き込んだ、新たなる闘いのステージ「PREMIUM」。“聖地”後楽園ホールにて、遂に開戦の時を迎えた。
今大会は新日本プロレス、リキプロ、DRADTION、ZERO1-MAX、大日本プロレス、さらにはフリーランスと、24名の選ばれし精鋭がエント リー。自らの存在意義を懸け、熾烈な縄張り争いを繰り広げた。また、プロレス史にその名が燦然と輝くレジェンドを中心とした世代闘争も、メインテーマの1 つ。田中将斗、大森隆男、長井満也の外敵連合軍が長州力率いる鉄壁のレジェンド包囲網を寸断し、今大会唯一のシングルマッチとなった中西学vs吉江豊は、 凄まじいまでの肉弾戦で超満員の観衆を魅了した。
一方のレジェンドも、藤波辰爾と獣神サンダー・ライガーの“新旧”新日本Jr.の象徴コンビが、天山広吉、タイガーマスク組に快勝。伝家の宝刀、“元祖”ドラゴンスリーパーでタイガーを絞め上げ、過去の名前だけで無い事を改めて証明した。
「PREMIUM」のGM(ジェネラルマネージャー)に就任し、“プロレス大連立”という壮大な野望を掲げる蝶野は、佐藤耕平との初タッグでメインイベン トに登場。インディーマットの実力者である関本大介との初遭遇、また“破壊王”の名の元に集いし、大谷晋二郎、佐藤とのせめぎ合いも見応え十分。
最後は、蝶野がSTS(STF+スリーパーホールド)で粘る関本を粉砕。試合後、マイクを握った蝶野は、GMとして次回大会(6月27日後楽園ホール)でのトーナメント開催を宣言。大盛況となった船出の先に、さらなる舞台の用意を示唆した。