第4試合はオカダ・カズチカ&YOSHI-HASHI&デビッド・フィンレー&大岩陵平vsジェイ・ホワイト&ジュース・ロビンソン&チェーズ・オーエンズ&外道。7.31愛知のDブロック公式戦で対峙するYOSHI-HASHIとジュースにとっては前哨戦となる。また、フィンレーは昨日の公式戦でジュースを死闘の末に撃破。その追撃戦として、両者が今回も激しい攻防を繰り広げることだろう。

　YOSHI-HASHIはNEVER6人タッグのベルトを腰にリングイン。ジェイはIWGP世界ヘビーを携えて入場。BULLET CLUBはゴング前にToo Sweetサインをかわす。

　先発はオカダとジェイ。ジェイは「オカダ！」と挑発するように手拍子を煽る。すると、オカダを背後からオーエンズが襲撃。
　だが、オカダはオーエンズとジェイの同士打ちを誘い、オーエンズにはDDT。そしてオカダはジェイに対しToo Sweetサインで挑発。
　次はYOSHI-HASHIとジュースのマッチアップ。しかし、ジュースはフィンレーを挑発。するとYOSHI-HASHIはジュースに強烈な逆水平チョップから、エルボーを乱打。
　するとジュースも逆水平チョップからナックルを乱打し反撃。そしてジュースはYOSHI-HASHIに串刺し攻撃を狙う。だが、YOSHI-HASHIは逆水平チョップ、ソバット、ヘッドハンターとたたみかける。
　続いてYOSHI-HASHIはジュースをロープに固定し、ショットガンドロップキックをお見舞い。さらに追撃の低空ドロップキックからカバーするが、これはカウント1。
　スイッチしたフィンレーはジュースにストンピングを乱打。だが、ジュースはサミングからお返しのストンピング。
　そしてジュースはフィンレーの左腕にアームブリーカーを連発。しかし、フィンレーもジャンピングのヨーロピアンアッパーカットで応戦。
　スイッチした大岩は相手コーナーのBULLET CLUBにエルボーをお見舞い。そしてフィンレーがジュースにアームブリーカーを連発し、ここからオカダ組がトレイン攻撃を敢行。最後に大岩が打点の高い串刺しドロップキックをジュースに炸裂。
　続いて大岩はジュースをボディスラムで叩きつけ、逆エビ固めを決める。ジュースがロープに逃げようとすると、大岩はリング中央に引き戻す。だが、ジュースは何とかロープエスケープ。
　そして怒ったジュースは大岩を場外に放り投げ、すかさずジェイが鉄柵に二度にわたり叩きつける。
　外道が大岩をリングに投げ入れると、オーエンズが執拗にカバー。さらにバックドロップを決め、ジェイと交代。
　ジェイはレフェリーの首根っこをつかんで何やらクレームをつけてから、大岩に逆水平チョップをお見舞い。そしてオカダにToo Sweetサインを見せつけて挑発。
　大岩もジェイに挑みかかるが、ジェイは髪をつかんで引きずり倒し、外道にスイッチ。外道は大岩の顔面を踏みつけ、さらにフィストドロップ。続くカバーは大岩がカウント2ではね返す。
　すると外道は大岩にスリーパー。だが、大岩はバックエルボーで切り抜け、ショルダータックルでなぎ倒す。
　大岩は自軍コーナーに戻ろうとするも、ジェイが妨害。そしてオーエンズが大岩にエルボーを連発し、ロープへ。すると大岩はカウンターのドロップキック。
　大岩は今度こそ自軍コーナーに戻ろうとするも、またもジェイが阻む。そして、ジェイが大岩を捕らえると、外道がサミング。ジェイがブレードバスター、ジュースがセントーン、そしてオーエンズがCトリガーをお見舞い。
　だが、カバーはオカダがカット。するとBULLET CLUBは分断作戦に出る。リング上、オーエンズは大岩にパッケージドライバーを狙う。大岩は首固めで切り返すが、これはカウント2。すかさずオーエンズはCトリガーを大岩に突き刺し、3カウントを奪取した。

　試合後、BULLET CLUBは勝利のToo Sweetサイン。7.311愛知のBブロック公式戦で同門対決を行なうジェイとオーエンズも、サインをかわした。　

ジェイ「あ～あ。俺たちにとっては通常運転だな。しかし、またレフェリーだ！ レフェリーにはやられた。今宵も“ToJay Show”にようこそ！ もちろんホストは“スイッチブレード”ジェイ・ホワイト。今夜もユニットから外道が来てくれているよ」
　

　
ジェイ「たくさんのスポンサーの皆さん、サポートどうもありがとう。オノダ・クリニック、NJPW STRONG SPIRITS、吉野家…。“ToJay Show”のスポンサーの皆さん、ありがとうございます！ しかし！ ここで挙げているだけでは足りない。まだまだスポンサーは募集中だ。宣伝したいブランドやビジネスがある企業はいないか？」
　

　
ジェイ「いま大人気のトークショー、“スイッチブレード”ジェイ・ホワイトと外道がお送りする“ToJay Show”！ 今日は2人のゲストが再登場してくれる。“ロック・ハード”ジュース・ロビンソンと“クラウン・ジュエル”チェーズ・オーエンズだ。じゃあジュース、先にどうそ。何か言いたいことはある？」
ジュース「じゃあ“ロック・ハード”な事実をブチかましてやるよ。デビッド・フィンレーはクソ負け犬」
ジェイ「そのとおり」
ジュース「腰抜けのペテン師」
ジェイ「本当に」
ジュース「俺の足元にも及ばない小さい男だ。あいつが何をしたか!? パパのスティック（シレイリ）を持って来て振り回しただけじゃないか！ ズルい手を使いやがって！ 俺がどうやってシンゴを倒した!? もちろん覚えているよ。俺の技、俺のムーブを使って闘ったんだ。なぜなら、俺はレスラーだからな！ あいつは違う。あいつは負け犬、ペテン師、腰抜けだ。昨日はよくもやってくれたな！ それでベルトを奪ったと思っているのか!? チャンピオンは俺だ！ あいつじゃない！（※ジェイに向かって）失礼！」
ジェイ「そして、俺たちに反したジャッジをするレフェリーたちにも言ってやるよ。お前ら腐ってる！ ジュースは長年苦しい思いをしてきた。そして、いまこうなってNJPWのヤツらはさぞよろこんでいるだろうな！ 俺たちの敵を擁護しやがって。リングの内外でレフェリーの好きなように判断しやがって！ 今夜はKENTAを見てなかった。惜しかったな！ レフェリーまでが俺たちの敵だ。もう昨夜のジュースみたいなことは許さない。BULLET CLUBを押し上げていかないといけない。そしてチェーズ、日曜日には名古屋での試合を控えているな。俺たちの考えは同じだよな」
　

　
オーエンズ「抑えていたけど、疲れてしまったんだ」
ジェイ「あれは俺が悪かった、ごめん」
オーエンズ「いやいや、いいんだ」
ジェイ「俺たち同じ考えでいるよな？ その様子だと日曜日の試合に向けて自信がないみたいだ」
オーエンズ「俺たちにはプランがある。そのプランを遂行するだけだ。俺のこと、信じているよな!?」
ジェイ「そうだな」
オーエンズ「俺は忠誠心がある」
　

　
ジェイ「そう願うよ。わかった、わかった、わかったよ。俺だって信じたい。でも不必要な攻撃が少し多い。BULLET CLUBがここまでなるには5年かかった。誰も絆は壊せない。チェーズと俺は同じ考えだ。それは日曜日も同じこと。外道、最後に何か言うことある!?」
外道「…（※無言で“お手あげ”のポーズ）」
ジェイ「そのとおりだな。じゃあ皆さん、今夜も“ToJay Show”のご視聴ありがとう！ 次回もお楽しみに、それまで“スイッチブレード”と共にあれ。Too Sweet！（※と言って4人で“TOO SWEET KISS”をしてからオーエンズに） 大丈夫か!?」
オーエンズ「もちろん、大丈夫だ」
　
　


　
フィンレー「ヤングライオンがやられるのは仕方ない。本気で勝ちたかったら、ヤングライオンと一緒に組むのはベストな選択ではないかもな。でも、こういった困難がオーイワの可能性を最大限に引き出してくれる。（大岩は）残念だったが、組みたがったのはあいつだからな。昨日の試合で体はどこもかしこも痛い。でも、俺は幸せだよ。メインで勝って2ポイントを獲得したのはもちろんだけど、俺はジュース・ロビンソンを倒したんだ。俺はずっとジュースの影に隠れてたって言われていたけど、もうあのころの俺とは違う。お前のベルト、そして2ポイント、お前にとって大事なものすべてを俺が奪った。さて、次の相手はシンゴ（鷹木信悟）。数年前のタッグマッチで1度俺がお前から3カウントを獲ったと思う！ それにお前から3カウントを獲られたことも、お前を相手にタップアウトしたことも、1度もない。だからシンゴ、俺がお前に負けるとは思えない。俺はもう昔のデビッド・フィンレーとは違うんだ。覚悟しろよ。お前はたしかにドラゴンかもしれないが、俺はドラゴンを退治して、お前から2ポイントを獲る！ そして、そのあとはオスプレイ。オスプレイ、ベルトはまだ俺が持ってるぞ。今日はジュースがいたからリングに持って行かなかったけど、ちゃんと安全なところに置いてるから。欲しければ、まずは俺を倒すことだ。だが、それまであの“ベイビー”は俺のものだ」
　
YOSHI-HASHI「オイ、ジュース。昨日、負けたのがそんなにショックか!? 安心しろ。次の（7.31）愛知では俺がお前を奈落の底に落としてやるよ」
　
※オカダ＆大岩はノーコメント