4勝1敗でCブロックの単独首位に立つザックが、公式戦最終試合で3勝2敗の内藤と対決。第3試合でEVILが後藤に勝利したため、この試合の勝者が明日のファイナルトーナメントへ進出することとなる。

　試合前、内藤はいつものように悠々と入場し、たっぷり時間をかけてスーツを脱ぐ。これにザックが怒ると、内藤はわざとベルトで挑発し、脱いだズボンを首へかけておちょくる。
　その直後、ジェイがフロントキックで吹き飛ばし、そのまま試合がスタート。ザックが赤コーナーで内藤にストンピング連打を浴びせ、両足で踏みつける。
　完全にエキサイトしたジェイは、制止に入った浅見レフェリーを突き飛ばす。そして、エルボースマッシュからロープへスローイングするが、内藤がスライディングして場外へ逃げる。
　すぐにザックが追いかけると、内藤は素早くリングへ戻り、マンハッタンドロップからジャックナイフ式エビ固めを繰り出す。
　これをザックが切り返すと、内藤がさらに切り返す。そして、さらに丸め込もうとするが、ザックが抵抗して反対に内藤をフォールする。
　さらにザックがジャパニーズレッグロールクラッチホールドを決めると、内藤はギリギリで肩を上げる。そして、フェイント式延髄斬りからジャンピングエルボーアタックにいくが、ザックが回避してザックドライバーを狙う。しかし、内藤が首固めへ切り返し、わずか1分58秒で勝利した。

　この試合結果により、内藤とザックは4勝2敗で並ぶが、この試合（直接対決）で勝利した内藤のCブロック通過が決定した。

　
内藤「第3試合のEVILvs後藤の結果がどうなろうと、俺が今日ザック・セイバーJrに勝てば、今日の時点での脱落はない。そういうちょっと気持ちに余裕を持ちながら、今日はリングに立ちましたよ」
　

　
内藤「去年の『G1 CLIMAX』開幕戦、今年の『NEW JAPAN CUP』決勝戦、そして今回。この1年間で3回のシングルマッチ。相変わらず苦手なタイプですよ。そんなザック・セイバーJrに勝利し、ファイナルトーナメント進出決定」
　

　
内藤「明日の相手はDブロックを突破したウィル・オスプレイ。内藤哲也とウィル・オスプレイによる初めてのシングルマッチ、めちゃめちゃワクワクしちまうぜ、カブロン！」
　
　

　
ザック「ナイトー！ どこにいる!？ ナイトー！ （と怒鳴りながら、首にイスを1脚引っ掛け、さらに両手にイスを1脚ずつ持って、コメントスペースに入ってきて）クソーッ！（と叫んで、イスを床とバックパネルに叩きつけて、自身は座り込む）」
　

　
ザック「本来は俺がメインイベントでジェイ・ホワイトと闘うべきだった。そこで勝ち、『G1』の決勝進出……なのにクソナイトー！ だからナイスガイは嫌なんだ！ 俺はもうナイスガイはやめてやる！」
　

　
ザック「クソクソクソーーッ！（と、再び怒りがこみ上げてきたのか立ち上がり、バックパネルをイスで引っ叩いて倒してしまうと、もう1脚のイスを裏返ったバックパネルの上に叩きつける）」
　

　
ザック「『NEW JAPAN CUP』と『G1』、同じ年に両方優勝するダブルチャンピオンに俺はなるはずだったのに。6回目の『G1』、5年やってもまだ（IWGP世界ヘビー級の）ベルトは獲れない。あり得ない！」