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オカダがアーチャーの猛攻をしのぎ逆転勝利！
タマが因縁の相手ジェイに執念の激勝！
内藤はザックに電光石火の雪辱勝利！
オスプレイが怨敵ジュースを撃破！
準決勝はオカダvsタマ、内藤vsオスプレイに！
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8月16日（火）、東京・日本武道館で『G1 CLIMAX 32』第18戦が開催された。いよいよ“真夏の最強戦士決定戦”も大詰め。この武道館3連戦の初日では、各ブロック最終公式戦を中心に激闘が繰り広げられ、明日からのファイナルトーナメントに進出する各ブロックの代表が決定した。
第1試合は首位（6点）が5人並ぶ大混戦となっているDブロックの公式戦として、IWGP USヘビーを巡り遺恨深まるウィル・オスプレイ（3勝2敗=6点）とジュース・ロビンソン（2勝3敗=4点）が激突。オスプレイは入場時のジュースを襲撃するも、ジュースもラフファイトで応戦。その後もオスプレイの首にダメージを蓄積させる。終盤、技の読み合いからジュースはザ・ロックスライドの体勢に。だが、オスプレイは切り抜けると、一気にヒドゥンブレードを炸裂させて3カウントを奪取。勝ち点を8に伸ばし、準決勝進出に望みを残した。
第2試合はDブロック公式戦、鷹木信悟（3勝2敗＝6点）vs エル・ファンタズモ（2勝3敗＝4点）。ファンタズモはノラリクラリとしたインサイドワーク、そして立体的な動きでドラゴン攻略を狙う。だが、勝利すれば準決勝進出となる鷹木も、パワフルな攻撃で徹底抗戦。終盤、鷹木は怒涛のたたみかけを見せ、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンの体勢に。だが、これをファンタズモはCRⅡで切り返す。鷹木はカバーを必死にはねのけるも、最後はファンタズモがサドンデスからの新技CRⅢ（垂直落下式のCRⅡ）で激勝。この結果、Dブロックの代表はオスプレイに決定した。
第3試合はCブロック公式戦、後藤洋央紀（3勝2敗＝6点）vs EVIL（2勝3敗＝4点）。この試合に勝利すれば準決勝進出の可能性を残す後藤は、入場時にEVILとディック東郷に襲われるも、邪羅蛇羅棒で蹴散らす。しかし、その後もEVILはダーティーファイトを全開にし、終盤には東郷と共にマジックキラーを狙う。だが、切り抜けた後藤はうまく東郷を利用し、EVILにマジックキラー。そしてGTWから、とどめのGTRの体勢に。しかし、EVILが体勢を入れ替えてレフェリーを抱え込むと、東郷が後藤に急所蹴り。すかさずEVILがEVILを炸裂し、後藤のリーグ戦突破を阻んだ。
第4試合はCブロック公式戦、内藤哲也（3勝2敗＝6点）と ザック・セイバーJr.（4勝1敗＝8点）の因縁対決。内藤がゴング前に挑発すると、ザックは怒りのままに襲いかかる。これを内藤がしのぐと、続いて両者はめまぐるしい丸め込み合戦を展開。そして技の読み合いからザックは一気にザックドライバーの体勢に入るが、内藤は電光石火の首固めを仕掛け、まんまと3カウントを奪取。今年の『NEW JAPAN CUP』決勝の借りを返し、ザックと同点首位に。そして直接対決で秒殺勝利を収めた内藤が、Cブロック代表の座をつかんだ。
第5試合はBブロック公式戦、石井智宏（1勝4敗＝2点）vs SANADA（3勝2敗＝6点）。すでに準決勝進出の道は絶たれた両者だが、開始から息を呑むようなスピーディー&スリリングな攻防を展開。石井の闘志に呼応するように、SANADAも首攻めを軸に真っ向から反撃する。終盤、SANADAはタイガースープレックスを炸裂するも、石井は即座に立ち上がって突進。SANADAはドロップキックで迎撃するが、吹っ飛んだ石井はロープの反動を利用して強烈なラリアット。そして最後は垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、粘るSANADAを仕留めた。
第6試合はBブロックの首位突破を懸けて、IWGP世界ヘビー級王者のジェイ・ホワイト（5勝0敗＝10点）とタマ・トンガ（4勝1敗＝8点）が激突。G・O・DのBULLET CLUB追放を起点に、遺恨を深めてきた両雄。タマは開始から怒りをあらわに攻め込むが、ジェイは巧みな試合運びで簡単にはペースを握らせない。だが、タマは意地を爆発させ、SRCからシュプリーム・フロー。すかさず外道が妨害に入ろうとするが、これは邪道が阻止。ジェイも巻き返しを図り、試合が佳境に入るとガンスタンとブレードランナーを巡る白熱の攻防に。最後はタマが渾身のガンスタンを炸裂させ、執念の勝利をゲット。この結果、ジェイとタマが同点首位となるが、直接対決で勝利したタマがBブロックを制した。
セミファイナル（第7試合）ではAブロック公式戦としてジョナ（3勝2敗＝6点）vsバッドラック・ファレ（2勝3敗＝6点）、160kg同士のモンスターバトルが実現。両者は序盤から重い打撃戦で場内の目を釘付けにすると、その後も互いに一歩も下がらずド迫力の肉弾戦を展開。終盤、ファレはグラネードを狙うも、回避したジョナはラリアットで巨体をなぎ倒す。そしてファレを豪快なボディスラムで叩きつけると、最後はトーピードで圧殺。ジョナが4勝2敗で有終の美を飾った。
メインイベント（第8試合）はAブロック1位の座を懸けて、オカダ・カズチカ（4勝1敗＝8点）と、2m級モンスターのランス・アーチャー（3勝2敗＝6点）が激突。開始と同時にアーチャーはたたみかけを見せ、驚愕のロープウォーク・ラ・ケブラーダを敢行。オカダも必死に反撃するも、なんとアーチャーは相手のお株を奪うドロップキックから掟破りのレインメーカー。さらには必殺のブラックアウトを炸裂。絶体絶命のオカダだったが、二度目のブラックアウトを逃れると、マネークリップで捕らえる。それでもアーチャーは大暴れを見せるが、オカダは相手の突進を開脚式ツームストンパイルドライバーで切り返すと、伝家の宝刀レインメーカーを叩き込んで逆転勝利。オカダは5勝1敗＝10点で、Aブロックの単独首位に。
試合後、オカダは「まだまだ熱くなりますよ、『G1 CLIMAX』！ みなさんの熱い声援×僕たちの熱い戦いで＝最高の『G1 CLIMAX』になると思いますので、あと二日間、まだまだ応援よろしくお願いします！」と咆哮した。
これらの結果、明日の8.17日本武道館のファイナルトーナメント準決勝のカードは、オカダ（Aブロック1位）vsタマ（Bブロック1位）、内藤（Cブロック1位）vsオスプレイ（Dブロック1位）に決定した。
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