第2試合は田口隆祐&マスター・ワト&大岩陵平vs金丸義信&DOUKI&ザック・セイバーJr.。5.1福岡でIWGPジュニアタッグ王座戦を行なう王者6or9と金丸&DOUKIにとっては前哨戦となる。

　6or9はIWGPジュニアタッグのベルトを腰に入場。

　鈴木軍はゴングを待たずに奇襲攻撃。金丸は田口を場外に連れ出し、鉄柵に叩きつける。
　リング上、DOUKIはワトに顔面かきむしり。続くロープワークの華麗な攻防から、ワトが打撃のコンビネーションを決める。
　さらにワトはスワンダイブのエルボーを狙うも、DOUKIはしのいで場外戦に持ち込む。DOUKIはワトを鉄柵にハンマースルー。さらにDOUKIはワトをエプロンで捕らえ、すかさず金丸がドロップキックをワトの顔面にヒット。
　ワトがリングに戻ると、金丸はDDTから後頭部に低空ドロップキック。スイッチしたザックはワトをクロスアームで捕らえ、変形のバックブリーカー。大岩がカットに入るも、ザックは強烈なエルボーで吹っ飛ばす。
　次はDOUKIがワトにネックブリーカードロップからカバー。田口がカットすると、DOUKIは場外に放り投げる。
　ワトは必死にエルボーで反撃するも、DOUKIは顔面かきむしりで自軍コーナーに運んで金丸と交代。金丸はワトに串刺しのフロントキック。さらに顔面をDOUKIと共に踏みつけていく。
　ワトはエルボーを繰り出すが、金丸は顔面かきむしりで動きを止める。劣勢のワトだったが、金丸にゼロ戦キック。
　ようやくスイッチした田口はDOUKIにヒップアタック。さらに金丸とDOUKIに交互にヒップバットを連発。そして金丸には場外からヒップアタックを決め、追撃のミサイルヒップをヒット。だが、カバーは金丸がカウント2ではね返す。
　ならばと田口はブレーンバスターをお見舞い。そしてネックアップで起き上がり、オヤァイポーズからケツイェ。しかし、カバーはカウント2。すると、田口はオーマイアンドガーアンクルで捕獲。
　金丸は脱出し、突進してきた田口の膝に低空ドロップキック。スイッチしたザックは田口にアンクルホールド。田口もオーマイアンドガーアンクルで切り返す。
　ザックは脱出し、尻にエルボーを見舞ってからロープへ。すると田口はヒップアタックをヒット。スイッチした大岩はザックに強烈なエルボー。さらに串刺しドロップキックからショルダータックルでなぎ倒してカバーするも、ザックはカウント2ではね返す。
　大岩はザックをボディスラムで叩きつけ、逆片エビ固めを狙うが、ザックは回避。すると大岩はヒップトスを決め、ここから本隊はトレイン攻撃へ。最後は大岩がザックにサイドスープレックスを決めてカバーするも、金丸がカット。
　その金丸に対し、田口がヒップアタック。さらにワトがDOUKIを場外に追いやる。
　リング上、大岩はザックに逆エビ固めを狙う。しかし、ザックは脚力で返し、大岩にキックを連発。大岩もエルボーで反撃するも、ザックもエルボーを連打。
　だが、大岩は意地のドロップキックを決め、逆エビ固めの体勢に。しかし、ザックは脱出すると変形のレッグシザースで捕獲。たまらず大岩はタップアウト、鈴木軍に凱歌が上がった。

　
ザック「おい、オーイワ、まだ『NEW JAPAN CUP』で俺にやられたことに腹が立ってるのか？　いつでもその溜まったイライラを俺にぶつけてきていいんだぞ、ダーリン。いつでもな。胸を貸してやるよ。それはそうと、俺が第2試合に組まれてるなんて、なんてことだ？ ノブとDOUKIはジュニアタッグのベルトに挑戦するし、デスピーはジュニア王者だし、タイチはKOPWを懸けて今日のメインイベントだ。オレハ？ ウーン、マカベから勝ったところで、どうせベルトには挑戦できないしな。元（IWGP）チャンピオンとはいえ、いまのアイツからは何も得られるものはない。ホンマ、タイガーマスク、ヤングライオンも同じだ。ムダだ、ムダ」
　

　
ザック「去年の11月に（当時の王者の）タカギを相手にベルトに挑戦して、今月初めにはオカダとベルトを懸けて闘った。たった5ヶ月間の出来事だ。でも次にベルトに挑戦するまで、また5ヶ月も待ってられないよ……」
　

　
金丸「あぁ、パッとしないチャンピオンチームだな、オイ。田口、ワト？ ワトなんかいるのかいねぇのかわかんねぇじゃねぇかよ。それより田口、テメェのケツだよ、コノヤロー。あの硬さ、反則かと思ってケツめくったらなんも入ってねぇじゃねぇか」
DOUKI「入ってなかったか、オジキ？ よく確認した方がいいよ」
金丸「もっと（タイツを）下ろすか？ 下ろし足りねぇな、オイ」
DOUKI「なんか挟まってるかもしんねぇからな」
金丸「あの、汚ったねぇケツな」
　

　
DOUKI「オイ、ワト、田口、チャンピオンチーム、今日もいいとこないだな。おんなじおんなじ手で毎日負けて。情けねぇんじゃねぇのか？ オイ、ワト、こんだけ言われて、悔しくねぇのか、オマエは？ オイ、浮わついたかっこいいことばっかり言って、テメェの感情が見えねぇんだよ。必死になってみろ、コノヤロー」
金丸「フッハッハ……」
　
　

　
大岩「あぁ、クソッ。ザックとは『NEW JAPAN CUP』でシングルやって以来。今日の試合で、自分が少しも、少しも成長してなくて、ほんとに悔しいです。あぁ、クソッ……。打撃も関節（技）も、ザックの方が上で。自分が次は、そのザックを絶対倒してみせます。ありがとうございました」
　

　
ワト「DOUKI、よくもやってくれたな……。何度も、何度もこのシリーズさ、オマエの、そのイタリアンストレッチ……2度とオマエのな、そんなものくらわねぇよ。そんなもんでな、ひるんでたまるか。このベルトは絶対、俺の手から放さない。何があっても、守り抜いてやる」
　

　
田口「毎日毎日（タイツをずらしやがって）……。今日もお客さんが教えてくれなかったら危うく、丸出しのまま帰るとこだったですよ。タイツを毎日脱がして、何が楽しい？ アンダータイツ……そんなことするんだったらな、アンダータイツはかないぞ、オマエ！ PayPayドーム、脱がしてみろ、オマエ、タイツ……恐ろしいことになるからな。オマエ、ベルト獲ったとしてもな、放送できないからな。映像として残らないぞ、オマエ」
　

　
田口「記録に……記憶に残ったとしても、記録に残らない試合になるぞ、オマエ。そういう試合になるぞ、タイツ脱がしたら。オッ、もう決めた、はかないからな、アンダータイツは。ノー・アンダータイツ、ノー・アンダータイツ・デスマッチだ……。オイ、金丸、DOUKI、勇気があるならオマエらも、ノーアンダータイツで来い」
　

　
ワト「福岡PayPayドームで、DOUKI、金丸、オマエらがこのシリーズやったすべての借りを、69倍にして返してやるよ」