メイン(第7試合)は「KOPW 2022」争奪戦 「30カウントピンフォールマッチ」として、保持者のタイチが鷹木信悟を迎撃。
タイチは4.9両国で矢野通からKOPWを奪取すると、争奪戦をメインで組むことを要求。そして、タイトルの価値を高めるべく、前IWGP世界ヘビー級王者の鷹木を挑戦者に逆指名した。
KOPWといえば選手同士がルールを提案し、ファン投票で決定するのが通例。鷹木は鷹木式時間無制限3本勝負”を提案したが、今回はタイチの「30カウントピンフォールマッチ」(トータルで30カウントを獲得した方の勝ち)に決定した。タイトル初のメインで行なわれるKOPW争奪戦、勝利の女神が微笑むのは果たして?
タイチには専属ディーヴァのあべみほが帯同。あべみほはKOPWのトロフィーを携え、タイチと共に花道を進む。タイチが大胸筋をピクつかせると、鷹木も同じくピクつかせて応戦。
開始のゴング、タイチは足の屈伸運動を見せる。そしてロックアップで組み合うと、タイチは脱力。鷹木は押し込んでから、一旦距離を取る。続くロックアップも鷹木が押し込み、タイチに対して「来いよ!」と挑発。
すると三度ロックアップで組み合い、タイチも力を入れるが、やはり脱力して後退。すると鷹木は打撃を狙うが、タイチは切り抜けて横入り式エビ固め。しかし、鷹木はカウントを取られる前に返す。
今度は鷹木が横入り式エビ固め。タイチもカウント前に跳ね返す。ここから両者はカバーの応酬を繰り広げ、それぞれカウント1をスコア。続いて鷹木は逆さ押さえ込みでカウント2を奪う。これで鷹木は通算3カウント。
するとタイチは首固め。さらにタイチ式外道クラッチを狙うも、鷹木は切り抜けて鷹木式タイチ式外道クラッチへ。タイチが返すと、鷹木はセントーンをお見舞い。タイチは一旦場外にエスケープ。タイチは脇腹を押さえる仕草。
タイチがリングに戻ると、鷹木はラフファイト。タイチは喉輪を繰り出すが、鷹木も喉輪で応戦。そしてグーパンチ&逆水平チョップを乱打。鷹木はグーではなくパーだとアピール。
鷹木は串刺しラリアットを狙うも、タイチはカウンターのトラースキック。現段階で鷹木、タイチ共に通算3カウント。
タイチはカバーに入り、2カウントを奪取。鷹木は場外にエスケープ。するとタイチが鷹木を捕らえて鉄柵にハンマースルー。さらにチョーク攻撃を仕掛け、ダメージを蓄積させる。
タイチは鷹木を鉄柱に打ち付けてリングに戻す。鷹木は打撃で反撃。しかし、タイチはスピンキックからカバー。これはカウント2。タイチは総数7カウントをスコア。
タイチは鷹木の胸板に強烈なキックを連発。鷹木は蹴り足を捕らえるも、すかさずタイチは喉輪でなぎ倒す。さらにタイチはロープを用いて鷹木の喉元を攻め立てる。
そしてタイチはフライングメイヤーから背中にサッカーボールキック。続いて喉を押さえてカウント2を奪取。しかし、続くチョークをしながらのカバーは、レフェリーがカウントを認めず。
タイチはバズソーキックを繰り出すも、鷹木はかわしてカバー。タイチはカウント2ではね返し、鷹木にキチンシンクをお見舞い。そしてタイチは鷹木の顔面にステップキック。さらに鷹木の後頭部を踏みつける。
劣勢の鷹木だったが、タイチの足をつかんでロープに突き飛ばし、バックエルボー、ナックル。さらに龍魂ラリアットと見せかかて首固め。タイチが返すと、鷹木は龍魂ラリアットを炸裂。この段階でタイチは9カウント、鷹木は7カウントを獲得。
鷹木はタイチを引きずり起こして熨斗紙を狙う。タイチがこらえると鷹木はDDT。さらにスライディングラリアットから、今度こそ熨斗紙。そしてカウント2を奪取し、タイチと総数9カウントで並ぶ。
鷹木は気合いを入れ、MADE IN JAPANの体勢に。タイチは切り抜け、鷹木の串刺し攻撃をかわしジャンピングキック。そしてカバーで2カウントを追加。
ここからタイチがフロントキック、鷹木がエルボーを打ち込んで打撃戦に突入。そして鷹木は逆水平チョップ、タイチはローキックを連発。最後はタイチがジャンピングキックでダウンを奪い、カバーへ。これでタイチは2カウントを追加し、総数13カウントに。
ここでタイチはパンタロンを脱ぐも、鷹木が串刺しラリアット。しかし、タイチは強烈なエルボー。そして横綱式カチ上げエルボーを繰り出すが、鷹木はかわすと技の読み合いからMADE IN JAPAN。これでカウント2を奪い、11カウントまで伸ばす。
鷹木は気合いを入れ、パンピングボンバーへ。しかし、タイチは切り抜けてバックドロップの体勢に。しかし、逆に鷹木がバックドロップ。さらにパンピングボンバーを繰り出すも、タイチはかわしてバックドロップを炸裂。カウント2を奪い、タイチは総数15カウントに。
タイチはタイチ式ラストライドを狙うが、鷹木はショルダースルー。しかし、タイチは強烈なキック。だが、鷹木はタイチを担ぎ上げ、コーナー最上段に設置。そして雪崩式ブレーンバスターを食らわせてカバー。タイチはカウント2ではね返すも、これで鷹木は13カウントに。
さらに鷹木はラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙うも、タイチは回避。続いてパンピングボンバーとアックスボンバーの相打ちを二度繰り返し、鷹木は三発目を狙う。だが、タイチは左の上手投げで切り返し、アックスボンバーを炸裂。タイチは2カウントを奪い、これでスコアは17ー13に。
技の読み合いから、鷹木はショートレンジラリアット。だが、タイチは横綱式カチ上げエルボーからブラックメフィストを一気に炸裂。そしてタイチがカバーすると、レフェリーは6カウントを数え、これでタイチは23カウント。鷹木と大幅に差をつける。
タイチは気合いを入れ、天翔十字鳳へ。だが、鷹木は切り抜けると鷹木式タイチ式外道クラッチ、さらにグラウンドコブラツイストでカウントを追加。さらにタイチのバックドロップを切り抜けると、鷹木は一気にラスト・オブ・ザ・ドラゴンを決め、4カウントを奪取。これでスコアは23-23で並ぶ。
ここから鷹木は龍魂ラリアット、タイチはアックスボンバーを激しく打ち合う。競り勝った鷹木はラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙うも、タイチは切り抜けてタイチ式外道クラッチ。これで5カウントを追加し、一気に28カウントまで伸ばす。
そしてタイチはハイキックを決め、雄叫びを上げるとアックスボンバーへ。だが、鷹木はバックエルボー、ナックル、龍魂ラリアット。これはタイチがかわすも、鷹木はパンピングボンバーを炸裂。しかし、タイチはカウント1で返し、アックスボンバーをヒット。鷹木もカウント1で意地のキックアウト。カウント29を獲得したタイチはもう一度押さえ込むも、鷹木はカウント前に必死の跳ね返す。
王手をかけたタイチはジャンピングキック。だが、鷹木は意地のパンピングボンバーを炸裂。さらに左右のエルボーを見舞うも、タイチもエルボーで応戦。すると鷹木はヘッドバットから滑り込むようにエルボー。そしてもう一度ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを決め、6カウントを奪取。これで逆転の30カウント奪取に成功し、鷹木が新たなKOPW保持者となった。