新日本プロレス創立35周年TOUR Circuit2007 NEW JAPAN ALIVE
- 日時
- 2007年11月23日(金) 15:30開場 16:00開始
- 会場
- 埼玉・桂スタジオ(越谷)
- 観衆
- 1100
-
第6試合 試合時間60分
RISE VS G・B・H イリミネーションマッチレフェリー|田山正雄
MATCH REPORT
真 壁と中邑のマッチアップで試合開始のゴング。ショルダータックル合戦、エルボー合戦から中邑が先制のラリアット。すると、稔がブレーンバスター、デヴィッ トが低空ドロップキック、そして稔がニードロップの連続攻撃。さらに後藤が真壁にコブラツイストを極めて、稔、デヴィット、ミラノがそこへドロップキッ ク。そして、中邑がリバースパワースラムから真壁を場外に落とそうとすると、両軍が入り乱れ、真壁は何とか命拾いする。
ここで出てきたデヴィットを掴まえたG・B・H。真壁はボディブロー、石井はヘッドバット、金具が剥き出しの自軍コーナーに叩きつけ、邪道は起き上がりこぼしチョップ。
劣勢の時間が続いたデヴィットは邪道、外道をドロップキックでいっぺんに蹴散らし、中邑の元へ。
中 邑は邪道、外道にラリアットを放ち、邪道にシャイニング延髄斬り。だが、邪道もランドスライドをかわしてクロスフェースオブJADOで中邑を捕獲。分断さ れていたRISEだったが、稔のカットが間に合う。負傷していた肩を押さえる中邑に邪道はチョップ。だが、中邑はカウンターのキチンシンクで邪道をストッ プさせ、今度こそランドスライドを炸裂させて、一気に仕留めた。
後藤対石井の場面、石井はチョップ、エルボーを乱射し後藤を後退させる。さらに石 井のショルダータックルを浴びてダウンした後藤だったが、エルボー合戦を挟んで、ロープへと走る石井を追いかけてのラリアット、バックドップ。さらにロー プへと走る後藤だったが、真壁が場外からイス攻撃。動きの止まった後藤に石井がジャンピングパワーボム。これは惜しくもカウント2。
すると、今度は場外から稔が石井の脚を引っ張る。稔に気を取られている石井に後藤は延髄ラリアット、フィッシャーマンバスター。最後は昇天で石井を粉砕し、RISEが2本連取。
ミ ラノ対矢野となり、ミラノはダイビングボディアタック、串刺しジャンピングエルボー。続くブレーンバスターは矢野が投げ返すが、ミラノは矢野のラリアット をブリッジでかわし、低空ドロップキック。ここでリングに飛び込んできた外道を転倒させると、ミラノは2人の脚を取って逆片エビ固めでいっぺんに極めてい く。
そして、ミラノは矢野にロープパラダイス&ドロップキック。だが、矢野はこれを振りほどいてかわすと、ミラノは勢いあまって場外へ。このスキ を見逃さなかった矢野がミラノにスライディングキック。しかし、ミラノはこれを間一髪のところでかわし、矢野に再度突進。すると、矢野はショルダースルー でミラノを投げ飛ばし、そのまま場外に落とした。
稔対真壁の場面、エプロンにいた稔目掛けて真壁が突進。しかし、稔はハイキックでこれを迎撃し、入って来た矢野にドロップキック。だが、真壁はバックを取りに来た稔に急所蹴りを浴びせ、ショートレンジラリアット一閃。G・B・Hが2本連取し返す。
デヴィット対外道の場面、デヴィットは外道のスーパーフライを両膝で迎撃してピンチを脱出。そして、突進して来た外道を抱え上げて、そのままプリンスズスロウンへ。この一撃で外道が轟沈。
さらにデヴィットは矢野にオーバーヘッドキック、スワンダイブ式ミサイルキック。勢いに乗ってロープへと走るデヴィットの背中を真壁が蹴ると、矢野はスピアーからの鬼殺しで3カウント奪取。
両 チーム2人ずつとなり、真壁と矢野は後藤を掴まえてラフの洗礼。だが、後藤は両腕のラリアットで2人を蹴散らし、真壁、矢野の順に串刺しラリアット。そし て、真壁にもう1度串刺しラリアットを叩き込み、ダイビングエルボードロップ。さらにロープへと走る後藤だが、石井がリング下からG・B・Hフラッグで妨 害。真壁、矢野のトレイン攻撃、合体ブレーンバスター、合体バックドロップが後藤に炸裂し、真壁がラリアットからカバー。カウント2で返した後藤に、真壁 はチェーンラリアット。これを後藤がショルダースルーの要領でかわすと、2人はもつれ合いながら一緒に場外へ転落。
最後は中邑と矢野のマッチアッ プとなり、中邑は矢野のラリアットをキャッチして飛びつき腕ひしぎ逆十字固め。これは石井が乱入しカットする。ここでイスを持ち出した矢野だが、中邑はト ラースキックでイスごと矢野を蹴散らし、ランドスライド。これで3カウントが入り、RISEが大混戦の初陣を制した。
試合後も怒りの収まらない真壁は中邑にラリアット、トップロープからのキングコングニードロップ。その後、両軍が大乱闘を展開する中、マイクを握った中邑が真壁にリングインを要求。だが、真壁はこれを無視して控え室へと消えて行った。
G・B・Hが引き上げた後、RISEの5人はリング上で堂々の勝ち名乗りを挙げた。
COMMENT
稔「好調な滑り出しじゃないですか? まぁ、5人残りで勝つつもりだったのが、1人残りになっちゃったけど、勝ちは勝ちなので」
中 邑「初めてでこれだけ出来れば、(試合を)重ねるごとにもっと上に行く。その名の通りRISE。今シリーズ、俺と後藤で真壁を2タテする。試合が終わって から(キングコングニードロップを)やっても意味がないんだ。もう結果は出ている。シリーズ通して思い知らせるしかないないです、RISEで」
後藤「最終戦(12/9愛知)、中邑と真壁は当たるけど、その前に俺は京都(11/25)で真壁と当たるから。真壁はそこで終わる」
稔「京都も愛知もこの2人が獲りますよ。京都も後藤が勝つ。愛知も中邑が勝つ。ドーム(2008/1/4レッスルキングダムII)で棚橋に挑戦するのは、中邑でしょう」
中邑「俺は確実に変わっているんで。次に落とす(負ける)ことはまずない」
後藤「(注意することは)ラフ殺法、セコンドの介入だけでしょう」
稔「(ユニットとしての目標について)昇ることが目標です。上昇しててっぺんまで行く。それだけです」
中邑「ベルトも後からついてくるよ」
稔「俺らでIWGP Jr.タッグ、シングル、ヘビーのタッグ、シングルを独占する時がきますよ。ブラザー(ミラノ)が一言も喋っていないのが凄く気になるんですけど(笑)」
ミ ラノ「RISEはスーパーエリートだから。自分たちで言うから。『俺らはエリートだ』って。バーナード、トムコも後から来るし、俺ら7人が揃ったら、絶対 に新日本で唯一ストロングでオンリーワンなユニットになると思うから。今日の初戦、(中邑の肩に手を置いて)中邑、おめでとう(と言うとメンバー全員で拍 手)」
稔「見ての通り、リアル・インターナショナル・スーパー・エリート(略してRISE)だから。自分で言うけど」
真壁「オ イ、殺してやるだ? 俺が殺してやるよ、テメェをよぉ。必ずだ、この野郎! IWGPの挑戦権? そんなこと、どうだっていいんだ、バカ野郎! 俺が中邑をブッ殺してやるよ。いいか、テメェがいない間によぉ、新日本は動いてるんだ。動いてんだよ! 殺してやる? 面白いじゃねぇか。跡形もなくだ! 跡形もなくブッ殺してやるよ!! いいな、IWGPは俺のモンだ! 俺のモンだ!!」
※矢野、邪道、外道、石井はノーコメント