第3試合はオカダ・カズチカ&矢野通vsジェフ・コブ&グレート-O-カーン。7.25東京ドームで一騎打ちを果たすオカダとコブは今シリーズ、激しい前哨戦を展開。UNITED EMPIREは全勝を収め、勢いを示している。7.23大阪の試合後、コブは「この世で避けて通れないものは三つ、死と、税金…そして、ジェフ・コブのスープレックス! スープレックスでオマエを沈めてやる!」とあらためて宣戦布告。対するオカダは「このままで俺が終わりだと思うなよ」とコメントを残しているが、地元愛知で行なわれる最終前哨戦で一矢報いることはできるのか?
矢野はKOPWのトロフィーを手に登場し、明日の予行練習とばかりに鉄柵に手錠を設置する。オカダは険しい表情でリングインすると、コーナー上に上って両手を広げる。そして、ガウンをコブに投げつけ、ゴングを待たずに奇襲攻撃。
オカダは場外戦に持ち込むと、コブの腰を鉄柵に打ち当てる。リング上では矢野がオーカーンの弁髪をつかんでコントロール。そしてコーナーパッドを外すが、オーカーンが背後から弁髪を用いてチョーク攻撃。
すかさず矢野は弁髪をつかむも、オーカーンはベアハッグ。矢野は切り抜けるとコーナーパッドで殴りかかる。だが、オーカーンはかわして大空スバル式羊殺しで捕獲。そのままエルボードロップにつないでカバーするが、矢野はカウント2でキックアウト。
場外ではコブがオカダにヘッドバット。さらに鉄柵にオカダの腰を打ち付ける。オーカーンも鉄柵を用いて矢野の左腕を痛めつける。
オーカーンはリングに戻った矢野をフロントネックロックで捕獲。続いてコブがロープを用いて矢野にチョーク攻撃を仕掛ける。コブは矢野を抱え上げ、オカダに見せつけるようにヒザを打ち付けてから放り投げる。さらに両足で全体重を浴びせる拷問攻撃。
スイッチしたオーカーンは矢野にストンピングを連発。だが、ロープワークの攻防で、矢野はオーカーンの弁髪をつかんでなぎ倒す。
続いてオカダとコブのマッチアップ。オカダはランニングエルボーでなぎ倒し、「名古屋ー!」と叫んでから串刺しエルボー、DDTとたたみかける。
さらにボディスラムで叩きつけ、コーナー上からダイブするが、コブが立ち上がるのを見ると着地。すかさずコブは串刺しエルボーを食らわせ、さらにランニングしてのブレーンバスター。
続いてコブはアスレチックプレックスの体勢に入るが、オカダは回避してマネークリップで捕獲。だが、コブは髪をつかんで脱出し、トラースキックをヒット。そして突進するが、オカダはカウンターのフラップジャック。
次は矢野とオーカーンのマッチアップ。矢野は金具むき出しのコーナーにオーカーンを自爆させ、横入り式エビ固め。オーカーンが返すと、矢野はロープに走るが、オーカーンはカウンターの王統流二段蹴りを炸裂。そしてコブラツイストで固めたまま、アイアンクローを決める。矢野はなんとかロープエスケープ。
するとオーカーンは大空スバル式羊殺しを狙うも、矢野は切り抜けて金具むき出しのコーナーに叩きつける。そして鬼殺しの体勢に入るが、オーカーンが脱出。続いて技の読み合いから矢野を片羽絞めで捕らえ、その体勢のままアイアンクロー。そしてエリミネーターを狙うも、オカダがカット。
そのオカダをコブがラリアットで吹っ飛ばし、場外戦に持ち込む。コブはチョーク攻撃。オーカーンも場外で矢野に対してコーナーパッドで一撃。さらにオーカーンはモンゴリアンチョップを連発。そしてハンマースルーを仕掛けるが、逆に矢野が投げつける。だが、オーカーンは鉄柵に衝突寸前で回避し、矢野に突進。すると矢野はマンハッタン・ドロップを決め、リング下に設置していた手錠にオーカーンの手首をつなぎ、カウント20ギリギリでリングに生還。一方のオーカーンはリングアウトとなり、矢野がまんまと勝利を収めた。