第3試合は棚橋弘至(0勝1敗)が「KOPW 2020」優勝者の矢野通(1勝0敗)と激突。
浅見レフェリーは矢野に執拗にボディチェック。だが、今日は何も見つからず。矢野は「登別の大使だぞ!?」と、北海道で悪さはできないとばかりにアピール。
開始のゴング、矢野はいきなり場外にエスケープ。そして、「こっちでやろうよ!」と場外戦をアピール。だが、棚橋は「ここ! こっち!」とリングを指差す。
ここで場外カウントが始まり、それに合わせて棚橋はエアギター。矢野は渋々リングに戻る。
リング上、バックの取り合いからリストの取り合い。そして、棚橋がフライングメイヤーで投げるが、矢野はヘッドシザースで切り返す。機敏なグラウンドの攻防に場内は拍手が発生。
ここで矢野は「ごめんなさーい!」と叫び、コーナークッションを外そうとする。だが、棚橋が阻止。
そして、棚橋は逆にコーナークッションを外そうとするも、矢野が対角コーナーのクッションをすばやく外し、手に取る。
クッションを外せなかった棚橋に対し、矢野はクッションをパス。棚橋はそれでエアギターを披露。そして、棚橋は矢野にクッションを返し、矢野もエアギターを見せるとみせかけ、「やるわけねーだろ!」と棚橋に襲いかかる。
すると、棚橋はクッションをつかんでドラゴンスクリューを仕掛け、矢野はその勢いで場外に転落。
棚橋が追いかけると、矢野は鉄柵に叩きつけ、入場ゲート近くまで連れ出す。ここで両者はエルボー合戦に突入。場外カウントが進み、カウント13を数えたところで、矢野が棚橋に顔面かきむしりを見舞い、リングにダッシュ。棚橋も追いかけ、カウント18でなんとかリングに生還。
すると、矢野は疲れた棚橋にNU。返した棚橋はエルボーの連発で反撃。さらにフライングフォアアームを決め、雄叫びを上げる。
棚橋はボディスラムで叩きつけ、セカンドロープからサンセットフリップ。しかし、カバーはカウント2。
続いて棚橋はスリングブレイドを狙うも、矢野はうしろ髪をつかんで阻止。しかし、棚橋はドラゴンスクリューで矢野を場外まで吹っ飛ばす。
棚橋はプランチャを繰り出すが、矢野がかわして自爆。矢野は棚橋を鉄柵に叩きつけると、リング下からテーピングを取り出し、棚橋を鉄柵にくくりつけようとする。
しかし、棚橋はテーピングを取り上げ、矢野の目の付近をグルグル巻きにする。視界を奪われた矢野は、フラフラとした足取りながらも、なんとかリングに戻る。
チャンスが舞い込んだ棚橋は、ツイスト&シャウトをお見舞い。さらにスリングブレイドを狙うが、矢野はレフェリーを盾にする。寸前で棚橋が動きを止めると、矢野はレフェリーの死角をついて急所蹴りをヒット。すかさず裏霞で丸め込み、棚橋から3カウントを奪取した。
矢野はこれで開幕二連勝。棚橋は二連敗と苦しい展開に。