『G1 CLIMAX 30』Bブロック公式戦。
内藤哲也(1勝0敗=2点)とザック・セイバーJr.(1勝0敗=2点)が激突。
試合前、ザックはIWGPヘビー&IWGPインターコンチネンタルのベルトを蹴っ飛ばし、内藤を挑発していく。
まずは両者、グランドの攻防から一度距離をとると、続いてリストの取り合いを展開。
この攻防はザックが有利に進めると、内藤の決めポーズをとり挑発。
再び組み合うと、ここもザックがガッチリとリストを絞っていくと、内藤は巻き投げからヘッドシザースホイップでザックを場外へ放っていく。
そして、内藤は横になっての決めポーズを決めると、そこへすぐさまザックが襲い掛かり丸め込んでいく。
内藤はこれをカウント2で返していくと、チンロックからジャベでスタミナを奪っていくが、ザックもネックツイスト2連発をお返し。
首をおさえる内藤に対し、ザックはロープを使ってのフロントネックロックで締め上げると、内藤を場外へ蹴り捨てる。
そして、すぐさまリングに戻し、クルックヘッドシザースから変幻自在の関節をお見舞いしていく。
続いて、ザックは水面蹴りで内藤を再び場外へ転落させると、リング上で呼吸を整え、場外カウント17でリングに戻った内藤の顔面を踏みつけていく。
中盤、なかなかペースを掴めない内藤はネックロックをネックブリーカーで切り返し反撃に出ると、バックエルボーから後頭部へ低空ドロップキック、コーナーミサイルを発射。
ここで内藤はジャベでザックの動きを止めネックロックを極めていくが、ザックがセカンドロープを利用してのスイングDDTで応戦すると、フランケンシュタイナーから三角締めで締め上げていく。
苦しい声をあげた内藤はなんとかロープへ逃れるが、ザックはエルボースマッシュ3連発、フロントハイキックを打ち込む。
しかし、内藤はこれを受け止め足を取ると、そのまま水面蹴りで転倒させ、断崖式ネックブリーカーを敢行。
両者は場外カウント13でリングに戻ると、内藤はザックの首筋に執拗なエルボーの連打を浴びせ、雪崩式フランケンシュタイナーを決め、スイングDDTからプルマブランカで締め上げていく。
ザックはなんとか身体を反転させロープへ逃れると、内藤はすぐさまグロリアを狙っていくが、ザックはこれをこらえ内藤の腕にオーバーヘッドキックを叩き込み、ジャンピングエルボーアタックをオクトパスホールドで捕え、そのままグランドオクトパスホールドへ移行。
動きの止まった内藤へ会場から大きな拍手が送られると、内藤はこれに応えるように身体を返しロープへエスケープ。
終盤、内藤がバレンティア、ザックがザックドライバーの掛け合いを展開するなか、内藤がコリエンド式デスティーノを決めると、ここでデスティーノを狙っていくが、ザックはこれをザックドライバーで切り返すもフォールに行けず。
先に起き上がったザックがフロントネックロックからヨーロピアンクラッチ、ジャパニーズレッグロールクラッチホールドで次々に固めていくが、内藤もなんとかカウント2で返していく。
ここで再びザックがザックドライバーを決めにかかるが、内藤はこれをデスティーノで切り返すと、最後は正調デスティーノを炸裂させ、ザックとの大激闘に勝利した。