新日本プロレスJr.の重鎮であるタイガーが、ロサンゼルス道場所属で「ヤングライオン杯」優勝者のフレドリックスとタッグを結成。現IWGP Jr.タッグ王者組の石森＆ファンタズモと対決。

　フレドリックスとファンタズモの対決で試合が始まり、ファンタズモがクリーンブレイクせずに不意打ち。その後、弓矢固めを繰り出すが、フレドリックスが素早く脱出した。
　続いてタイガー対石森になるが、いきなり石森がマスクへ手をかける。そして、串刺しダブルニーアタックを見舞うが、タイガーは風車式バックブリーカーで逆転。
　だが、替わったフレドリックスが石森＆ファンタズモに捕まり、石森がチョーク攻撃で追い討ち。さらに、2人が執拗なひっかき攻撃でいたぶる。
　それでもフレドリックスは、ドロップキックで石森に逆襲。ようやくタッチを受けたタイガーが、ファンタズモと石森をドロップキックでなぎ倒し、ハイキックで石森の側頭部を撃ち抜く。
　タイガーの攻勢は続き、キチンシンクから飛びつき回転十字固め。さらに、石森とファンタズモを激突させ、飛びつき膝十字固めで石森をロープエスケープさせる。
　次にタイガーはコーナーへのぼるが、控えのファンタズモが注意を逸らす。そして、石森がハンドスプリングオーバーヘッドキックを見舞うが、タイガーはタイガースードライバーで報復した。
　フレドリックス対ファンタズモとなり、フレドリックスがカウンタータックルで先制。さらに、串刺しジャンピングボディアタック、ジャンピングエルボードロップへ繋ぐ。
　続いてフレドリックスは逆エビ固めを極めるが、石森が顔面かきむしりでカット。そして、ファンタズモ＆石森がダブルトラースキックでフレドリックスに追い討ちし、ファンタズモがCR IIの体勢に入る。
　これをフレドリックスが抵抗してファンタズモを丸め込むが、カウント2。その直後、ファンタズモがフレドリックスの側頭部にミドルキックを食らわせ、CR IIからの片エビ固めで3カウントを奪取した。

ファンタズモ「簡単だったな。いとも簡単にワン・ツー・スリーだ。こんなに簡単に勝利していいのか。この『SUPER Jr. TAG LEAGUE』、俺たちニュージャパン・プロレスリングのジュニアヘビー級タッグチャンピオンが主役でないとな。なのに、この『Road to POWER STRUGGLE』のどのポスターにも俺たちが載ってないのはどういうことなんだ？ 誰が主役って言いたいんだ？ 失礼にもほどがあるぞ！ ここから俺たちは全勝する。そこでだ。俺たちが優勝したら、俺たちの顔をデカデカと、『WRESTLE KINGDOM』のポスターに載せろ。そうしたら、俺たちはこの上なくハッピーな気分になれる。な、イシモリ？」
石森「……（※ビデオカメラに向かって、無言でピストルを撃つポーズ）」
　
タイガー「これで石森とファンタズモのチームには、負けが2回になったかな。まあ『（BEST OF THE）SUPER Jr.』から入れれば、石森にはまだ負けてるし。決して俺は、あいつが強くなったとは思わない。そして俺が弱くなったとも思わない。やっぱりこれは、今の流れだ。あいつがこの流れにうまーく乗ってるだけの話で。ま、今あいつは（IWGPジュニアタッグ）チャンピオンとしてまつり立てられてるからね。NOAHから来て、ただ単にBULLET CLUBに入って、いいお膳立てをしてもらってる。それだけの話だと思う。まあただ、何を言ったって、あいつがジュニアタッグのチャンピオンなんだ。それは否めないけどね。まあまあ、そのうち必ずボロが出ますよ。そのボロを突いたときに、あいつがどうこの新日本で立ち直るのを見てみたいかな。逆に俺は余裕というか、上から目線で逆に見せてもらいますよ。誰だってそうなんだ。お膳立てがあったら、調子に乗れるんだ。それだけ」
※フレドリックスはノーコメント