INVASION ATTACK 2015
- 日時
- 2015年4月5日(日) 14:30開場 16:00開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 観衆
- 9,500人(超満員札止め)
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第4試合 60分1本勝負
IWGPジュニアヘビー級選手権試合- (チャレンジャー)
- (第70代チャンピオン)
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マスカラ・ドラダ
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ケニー・オメガ
※ケニーが2度目の防衛に成功。レフェリー|タイガー服部
MATCH REPORT
ドラダのセコンドとしてライガー、タイガー、田口、KUSHIDA、シェリー、そして現在欠場中のBUSHIが登場。一方、オメガのセコンドにはトンガがついた。
序盤、高速のロープワークで両者が交錯し、ドラダがセカンドロープからフライングボディアタックを放つ。これはオメガが回避したものの、ドラダがハンドスプリング&バク宙でフェイントをかけ、ロープの反動を利用したアームホイップで投げ飛ばす。
さらにドラダは、セカンドロープを次々と移動してヘッドシザースホイップを繰り出し、場外へ落ちたオメガへトペスイシーダをお見舞い。
場外戦になり、ドラダがオメガの突進をかわして鉄柵へ激突させ、エプロンからヘッドシザースホイップを敢行。ところが、これをオメガが受け止め、パワーボムホイップでエプロンへ叩きつける。
リングへ戻り、ドラダがセカンドロープからジャンピングバックエルボーを放つ。だが、オメガがドロップキックで迎撃し、キャメルクラッチ、バックブリーカーなどで追撃。そして、カミカゼからその場飛びシューティングスタープレスを繰り出すも、ドラダが回避して自爆を誘い、旋回式スイングDDTで逆転。
次にドラダは、次々とロープを飛び移り、そこからミサイルキックをお見舞い。さらに、エプロンへ立つオメガを、リング内からのヘッドシザースホイップで場外へ転落させる。そして、スライディング式のトペスイシーダで追い討ち。
リングへ戻り、ドラダがコーナー最上段からムーンサルトプレスを放つ。これをオメガが両脚でブロックしてドラダを担ぐが、ドラダが回転十字固めへ切り返す。
だが、オメガがローリングソバットで巻き返し、回転式の変型バックブリーカーで追撃。しかし、ドラダも負けておらず、アームホイップから高角度前方回転エビ固め。さらに、背後から両脚でオメガに組みつき、変型ジャンピングパワーボムで叩きつける。
次にドラダはロープ越しでブレーンバスターを仕掛けるが、オメガが激しく抵抗。するとドラダは、セカンドロープ上に立つオメガに対し、コーナー最上段から雪崩式フランケンシュタイナーを敢行。
ドラダの攻撃は続き、ロープ渡りからムーンサルトプレス。さらにオメガを担ぐも、オメガが抵抗して高速ドラゴンスープレックスホールドで逆転。
次にオメガはドラダを肩車するが、ドラダが回転エビ固めに切り返す。しかし、オメガがすぐに体勢を入れ替え、ショートレンジニーアタックをお見舞い。そこから片翼の天使でドラダを葬った。
試合後、オメガがマイクアピールでドラダを始めとする新日本プロレスJr.を激しく挑発し、客席へピストルサインを向ける。すると、シェリーがリングへ入ってその指先を自分へ向けさせ、「進撃の巨人」式の敬礼で対抗した。
COMMENT
——ヤングバックスが負けましたが、タッグチームを作り、ベルトは狙わないのですか?
オメガ「もちろんタッグも狙ってる。でもまずは、シングルでシェリーを倒す。そしてこのIWGP ジュニアのベルトを守る事が最重要課題だと思う」
——『SUPER Jr.』が近づいてきましたが?
オメガ「『SUPER Jr.』は毎年タフなスケジュールで次々と試合が続く。だから、苦戦する事もあった。でも今年はカンタンに勝てる、そう確信してる。そう、カンタンにな」
ドラダ「ハァハァ、ケニー・オメガ、今日はお前の勝ちだ。もう1回、もう1回だ。マスカラ・ドラダ、イチバン」
シェリー「ケニー・オメガ、チャンピオンであり、非常に危険な選手だということは認識している。ヤツを倒すには、1つ1つ作戦を立てて倒していくことが必要ではないかと思っている。新日本に来てもう3年以上が経っているが、この間非常に良い経験を積めている。ケニー・オメガは今チャンピオンだが、すでに俺を挑戦者に指名した時から、オマエハ、モウシンデイル。俺が王者になる。その日が刻々と近づいている。チックタック、チックタック」