INVASION ATTACK 2015

日時: 2015年4月5日(日) 14:30開場　16:00開始
会場: 東京・両国国技館
観衆: 9,500人（超満員札止め）

第7試合 30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ

柴田勝頼
桜庭和志

境界線

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　若手時代を共に過ごし、1999年10月10日に同時デビューした棚橋と柴田が、久々にタッグを結成。
　
　棚橋対矢野で試合が始まるも、矢野がまともに闘わず場外へエスケープ。怒った棚橋が場外へ降りると、素早くリングへ戻ってランニングのポーズでおちょくる。そして、今度はきちんと組み合うと見せかけ、棚橋へ触れずに桜庭と交替してしまった。
　柴田対桜庭の場面。柴田がクリーンブレイクせずにチョップで不意打ち。すると、桜庭は自ら場外へ降り、柴田が追いかけて来た途端にリングへ戻る。その後、両者がもつれて赤コーナーへ移動し、棚橋が登場。
　その棚橋は、桜庭へニードロップを食らわせ、エルボー＆太陽ブロー＆エルボースマッシュの3段攻撃。そこからロープへ走るも、矢野が場外へ引き込み、鉄柵攻撃、イス攻撃をお見舞い。
　これで棚橋の動きが止まり、桜庭がハイジャンプ式ストンピングなどで追撃。そして矢野は、金具をむき出しにしたコーナーへ叩きつける。たまらず柴田がリングへ飛び込むが、同じく金具へぶつけられてしまう。
　さらに、矢野がカニばさみで棚橋を転ばせると、桜庭が場外からパンチをお見舞い。そして、矢野がスクールボーイで丸め込むものの、カウントは2。
　苦しくなった棚橋は、矢野のハンマースルーを利用し、控えの桜庭へフライングボディアタック。その直後、矢野の突進をかわしてコーナーの金具へぶつけ、フライングフォーアームでなぎ倒す。すると、矢野が髪の毛を掴んで棚橋を引き倒すが、棚橋もすぐに同じ動きで矢野を転倒させた。
　ここでタッチを受けた柴田は、矢野を蹴散らして桜庭を指名。そして、エルボー連打で桜庭をコーナーへ座らせ、串刺し低空ドロップキック、フロントネックチャンスリー。
　そこから柴田がシャツをめくって桜庭の頭を覆い隠し、むき出しの背中へサッカーボールキックをお見舞い。そして、足4の字固めを極めるも、切り返した桜庭がシャツを脱ぎ捨て、柴田の胸板へローキックを連射。
　さらに桜庭は、スタンドで柴田のボディへ膝蹴りを連射し、スリーパーホールドを切り返して反対にスリーパーホールドで捕獲。救出へ入った棚橋が矢野をドロップキックで倒し、桜庭の背中へエルボーを連射する。ところが、桜庭がそれでも柴田を離さず、息を吹き返した矢野が背後から棚橋の急所を殴打。
　すると、桜庭がさらに体重を乗せて柴田の首を絞め上げ、飛行機投げからのサクラバロックで一気にギブアップを奪った。

COMMENT

矢野「オイ、棚橋オイ!! オイ! “エア橋”だっけ? オマエの名前は、オイ。全部何も無いみたいだな、オイ。エアエースよ。分かるか? オイ!! オイ!! 棚橋!! エースとしての座だけじゃ無ぇんだよバカヤロー! レスラーとしてもな、オマエをな、エアレスラーにしてやるよ、オイ。テメェの存在をな、全部俺が丸め込んでやるバーーカ!!」
——柴田選手から1本獲る結果となりましたが、試合の感想はいかがですか?
桜庭「えーっとですね。んー。初めの頃は、柴田選手と新日本のマットに喧嘩売るって来たんですけど……結局なんか今は全然違うパートナーとやってて。柴田選手も本当は(今日)一緒に組んでいた棚橋選手とかと喧嘩をするべきじゃないのかなって。まぁ僕もアレですけど。もし喧嘩相手が居ないのでしたら、僕が喧嘩を買います! だから、ただ今のままだと、まだまだ……のような気も。結構痛かったですけど。ハイ」
——それでは、機会があれば?
桜庭「ハイ、(機会が)あれば全然やりますよ。ハイ。ありがとうございました」

棚橋「矢野を捕まえないとね」
※柴田はノーコメント