INVASION ATTACK 2015
- 日時
- 2015年4月5日(日) 14:30開場 16:00開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 観衆
- 9,500人(超満員札止め)
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第9試合 60分1本勝負
IWGPヘビー級選手権試合- (チャレンジャー/NJC2015優勝者)
- (第62代チャンピオン)
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飯伏 幸太
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AJスタイルズ
※AJが初防衛に成功。レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
AJのセコンドとして、かつての飯伏のパートナーであるオメガが登場。
序盤、ロックアップからAJが押し込み、飯伏を場外へ蹴散らす。すると、飯伏が高速でアームホイップ、カニばさみを繰り出し、ヘッドシザースホイップでAJを場外へ追いやった。
その後、飯伏が逆さ押さえ込みで不意打ちすると、AJが返してスクールボーイ。これを飯伏が切り返して首固めを繰り出すも、AJが脱出してジャックナイフ式エビ固め。これを飯伏がさらに切り返そうとすると、AJがいきなりスタイルズクラッシュを仕掛ける。しかし、飯伏が回転エビ固めで脱出した。
さらに、飯伏がドロップキックでAJを場外に落とし、コーナー2段目からムーンサルトアタックを狙う。しかし、AJが妨害し、エプロンで飯伏を捕まえて断崖式ジャーマンスープレックスを仕掛ける。ここは飯伏が逃れたものの、AJは場外マット上でジャーマンスープレックスホイップを敢行。
これで飯伏はフラフラになってしまい、カウント19で辛うじてリングイン。ここから一方的な展開となり、AJが串刺しジャンピングエルボー、バックブリーカー、ドロップキック、鉄柵攻撃、鎌固め、リバースインディアンデスロック、チンロックなどで飯伏をいたぶり続ける。
劣性の飯伏は、AJのスワンダイブ攻撃をハイキックで妨害し、ようやく復活。ミドルキック2連発、その場飛びムーンサルトプレスへ繋ぐ。ところが、AJがキックを受け止めて膝にエルボースタンプを落とし、低空ドロップキックからレッグロック。さらにAJは、強烈なローキックで追撃し、低空ドロップキックを発射。ところが、飯伏がジャンプでかわし、同時にジャンピングフットスタンプを食らわせる。
これでAJが場外へ落ちると、飯伏はコーナー最上段からムーンサルトアタックをお見舞い。さらに、スワンダイブミサイルキック、パワースラム、セカンドロープからのムーンサルトプレス、高速ジャーマンスープレックスホールドと畳み掛ける。
だが、AJがブレーンバスターで飯伏を放り投げ、コーナーへ叩きつける。そして、セカンドロープで反動をつけ、飛びつきリバースDDTで飯伏の脳天をマットへ叩きつける。その後、飯伏が打撃ラッシュを繰り出すと、AJも打撃ラッシュで対抗。そこからオーバーヘッドキックを浴びせるも、飯伏も負けずに同じ技を返す。
続いて飯伏はエプロンに立つAJをロープ越しに捕まえ、トップロープへ飛び乗る。しかし、AJが抵抗して飯伏を吹き飛ばし、スワンダイブフライングフォーアームをお見舞い。そして、スタイルズバスター、ブラディサンデーで追撃するが、次のスタイルズクラッシュは飯伏が抵抗。
するとAJは、カーフキラーで飯伏を捕獲。これはガッチリ極まっていたが、飯伏は辛うじてロープへ手を伸ばす。ここでAJは飯伏の左脚を取るが、飯伏が右脚で膝蹴りを連発。ところが、AJがショートレンジラリアットで吹き飛ばす。
さらにAJはコーナーへのぼって雪崩式スタイルズクラッシュを仕掛けるが、飯伏が抵抗して雪崩式フランケンシュタイナーを狙う。これをAJがこらえて再び雪崩式スタイルズクラッシュへ行くが、飯伏が脱出してエプロンからトップロープへ飛び乗り、雪崩式フランケンシュタイナーを敢行。
次に飯伏はラストライドを仕掛けるが、AJが激しく抵抗。だが、飯伏がショートレンジラリアットで吹き飛ばし、今度こそシットダウン式ラストライドで叩きつける。そして、フェニックススプラッシュを狙ってコーナーへのぼるも、オメガがエプロンへ立って飯伏の注意を引きつける。
そのオメガは、レッドシューズ海野レフェリーの指示に従ってエプロンから降りる。このタイミングで飯伏がフェニックススプラッシュを敢行するも、すでに立ち上がっていたAJが驚異的なパワーで受け止める。そして、その体勢からスタイルズクラッシュをさく裂させ、飯伏を沈めた。
COMMENT
※飯伏は田中とジェイに担がれバックステージに戻り、床に倒れ込む
——タイトル初挑戦で敗れはしたものの、素晴らしい試合でしたが?
飯伏「ほんとに最後のビッグマッチだと思って、全力出したんすけど……勝てなかったです…アァ……アァ……」
——敗れはしましたが、大きな飯伏コールも起こり、それは「また見たい」というファンの気持ちだと思いますが?
飯伏「もしIWGPヘビーのベルトに、また挑戦できるんだったら、いつでもやらしてもらいたいです。また実力でチャンスをもぎ取ります」
——AJスタイルズ選手はいかがでしたか?
飯伏「ボクはほんとになめてたわけじゃないです。でもほんとに全力出して負けました。凄かったっすね。何回でもやらさせてもらいたいです(床を這いながら控室に戻った)」
オカダ「まぁファレ戦終わって、ボクのスピードでベルト戦線に戻ろうとしたら、このスピードでした。まぁほんとファレもしっかり持ち上げましたし、乗ってるかもしれないです、今のボク。まぁ別にしっかりと。まぁベルトはボクのもんですから。やっとこうやって、長かったですけどね。ドームで獲れずに。またしっかり復活した大暴れするボクを見てください」
外道「オイ、言ってあったな? 強引に引き戻すってよ。予告通りやっただけだコノヤロー」