試合開始前、場内の大型スクリーンにオカダが登場。寺川アナウンサーが直撃インタビューを開始する。
　その中でオカダは、「いまの心境は・・・普通ですね。早く試合が終わってしまうんで、真壁さんにホントに頑張ってもらわないと。印象は・・・特にありません（ニヤリ）」と余裕を見せる。
　すると、外道が寺川アナからマイクを奪い、「真壁！ オメェがレインメーカーに勝つにはよ、ミラクルにすがるしかねぇな！ だが、確実に言えることは、今日、ミラクルは起こらねぇ！ そして、もう一つ確実に言えることは、『DOMINION』にカネの雨が降るぞ！」と、オカダの完全勝利をアピールした。
　
　そこから始まった第3試合は、IWGPタッグ選手権試合3WAYマッチ。現チャンピオンの天山＆小島、前王者のアーチャー＆スミス、さらに“ベルト泥棒”の矢野＆飯塚が三つ巴の闘いを繰り広げる。
　
　試合開始前、飯塚が北側客席のセットバックをよじ上って登場。そのまま観客席へ雪崩れ込むと、テレビ朝日の放送席へ乱入。野上慎平アナウンサーの服を引き裂き、手錠で腕を鉄柵に固定してしまった。
　
　そんな中、乱闘で試合が始まり、アーチャー＆スミスが天山＆小島を痛めつける。すると、矢野＆飯塚が背後から襲い掛かるが、アーチャーとスミスが返り討ちにした。
　さらにアーチャーとスミスは、ダブルショルダータックル、ギロチンドロップ＆ボディプレスの合体攻撃で矢野に追い討ち。
　その後、アーチャーとスミスが、天山と小島をロープへスローイング。ところが、矢野と飯塚が天山たちの足を引っ張り、場外へ引き込む。これを合図に3軍が入り乱れた激しい場外乱闘が勃発。矢野と飯塚が、アーチャーとスミスの腕をバンテージで鉄柵にくくりつける。
　ここから、矢野と飯塚が天山と小島をいいようにいたぶり続けるが、アーチャーとスミスがリングへ戻り、小島へ集中攻撃を開始。
　さらに、アーチャーが滞空式ブレーンバスターで小島を叩きつけ、アーチャーのサイドバスター＆スミスのギロチンドロップという合体攻撃がさく裂。しかし小島は、腕へのラリアットでアーチャーに逆襲、さらに、エルボー連打、ローリングエルボー、コジコジカッターで追い討ちをかける。
　ここで天山がスミスにモンゴリアンチョップを連射し、小島がアーチャー、天山がスミスを、ラリアットで場外へ転落させる。
　続いて小島は、飯塚に逆水平チョップを乱射。さらに、矢野にも逆水平チョップを乱射すると、天山が飯塚にマウンテンボムで追い討ち。そして小島が、串刺しジャンピングエルボー、「いっちゃうぞバカヤロー！」からのダイビングエルボードロップ、天山がダイビングヘッドバットに繋げる。
　すると、矢野が天山を突き飛ばしてタイガー服部レフェリーと激突させ、急所攻撃で逆転。さらに、小島の急所を蹴り上げると、アイアン・フィンガー・フロム・ヘルを装備した飯塚が地獄突きを発射。ところが、スミスが飛び込んで妨害し、アーチャーとのキラーボムで矢野を叩きつける。
　しかし、服部レフェリーが立ち上がれず、カウントは入らず。すると、アーチャーとスミスは小島にもキラーボムを仕掛けるが、抵抗されて失敗。その直後、飯塚がスミスに地獄突きを見舞い、その飯塚を天山がニールキックで排除。
　続いて、小島と天山がテンコジカッターをアーチャーに見舞い、小島がラリアットを狙う。だが、アーチャーがカウンターフロントハイキックで迎撃し、ブラックアウトの体勢に入る。
　しかし、小島が脱出し、今度こそラリアットをさく裂させ、アーチャーから3カウントを奪った。
　
　試合後、矢野が2本のIWGPタッグベルトを盗んで逃走。天山と小島は、丸腰で退場するハメとなった。

天山「オイ、なんでやねんて？　どういうこっちゃオイ？　勝っても負けても関係ないんか、この試合は？　俺ら、チャンピオンとして堂々とベルト巻いて行ったのに、勝敗関係ないみたいやね？　こんなんやってられるか？　負けても腹立つけど、こんな勝っておいてベルトがないって、意味不明やな？　あいつら、ホンマ狂ってるよ？　せっかくこの大阪で、あいつらと終わりかと思ったのに、むかつくよ、ホンマ」
小島「これで終わりじゃねーってか？　続きか？　いつまでこんなんと付き合わなきゃいけねーんだ？　俺たちは、おまえらと、見ている場所が違うんだ。おまえたちみたいなな、昨日今日できたチームとは訳が違うんだ。こんなんで、いいのか？　いいよ、３WAYでも４WAYだって。ただ！　チャンピオンにベルトがないっていうのは、どう考えたっておかしいだろ？」
ーーこの状況のおとしまえは、どうつける？
天山「おとしまえ？　あいつらがこういうやり方やったら、このまま黙って、ハイそうですか、と言うわけにはいかんやろ。最悪最低なヤツら、俺らの手で地の果てまで追いかけたるわ」
小島「どこまでも決着つけたいんなら、ノーフォールだろうが、ノーギブアップだろうが、なんならノーピープルだっていいんだ！　俺らは、そんじょそこらのタッグチームじゃねーんだ！」
天山「あの屁のツッパリみたな、矢野？　次やったら、半殺しや！」
 
スミス「アーッ！見ての通り、今日はテンザンコジマがラッキーだっただけだ。福岡と同様だ。心配するな。俺達はまだNWAのチャンピオンチームだ。俺達が帰って来たら、次は同じ展開にはならないぞ！」
アーチャー「数多くの人々へ。アイツらは今チャンピオンなだけだ。ヤノとイイヅカも他のヤツらと同じく死を！ 俺達はキラーズ、俺達はKES！ 俺達は鈴木軍！俺達はいつでもアイツらを叩きのめす！ 俺達がイチバンだ！」

※矢野、飯塚はノーコメント