IWGP Jr.タッグタイトルを争い、2勝2敗の両チームが、5度目の対決。
　
　試合開始前、またもやコズロフが観客を強引に起立させ、ロシア国歌を熱唱。
　
　そこからロメロとシェリーの先発で試合開始。ロメロが「チョーバカ!!」などと叫んで挑発するも、シェリーは逆水平チョップ、ショルダータックルで報復。さらに、KUSHIDAとの連携攻撃でロメロを自軍コーナーへ退散させた。
　コズロフ対KUSHIDAの場面。素早いロープワークから、突然コズロフが握手を要求。そして、不意打ちに出るが、それを読んでいたKUSHIDAがお仕置き。さらに、シェリーとの連携でロメロとコズロフを場外へ追いやる。
　ところが、ロメロが場外からシェリーの足を引っ張り、一気に形勢逆転。コズロフが顔面攻撃で追い討ちをかけ、コサックダンスキックを繰り出す。
　さらにロメロが串刺しラリアットを狙うも、シェリーがパサーダで投げ飛ばし、コーナーへ激突させる。そしてシェリーは、なおも足を掴んで離さないロメロを振り切るが、コズロフがKUSHIDAを場外に引き込んでタッチを妨害。
　それでもシェリーは、ロメロとコズロフを同時に捕まえ、それぞれDDT、リバースDDTをお見舞い。これでようやくタッチを受けたKUSHIDAが、スワンダイブチョップ、ハンドスプリングエルボー、トップロープを支点にしたバク転キック、トップロープ越しの延髄斬り、スワンダイブミサイルキックと畳みかけ、ロメロを追い込む。
　ここでコズロフがエプロンからKUSHIDAを捕まえるが、ロメロのランニングエルボーが誤爆となり、場外へ転落してしまう。すると、KUSHIDAはコーナー最上段へのぼり、場外のコズロフにトペコンヒーロをお見舞い。
　続いて、KUSHIDAがその場飛びムーンサルトプレス、シェリーがダイビングボディプレスを同時にロメロへ投下。そして2人はI-94を狙うが、ロメロが抵抗。それでもKUSHIDAは、倒立式ニールキック、低空ドロップキック、ジャーマンスープレックスホールドでロメロに追い討ちをかける。
　次にKUSHIDAは、コーナー最上段からムーンサルトプレスを繰り出すが、ロメロが両膝でブロックし、そのまま首固めで丸め込む。
　続いてロメロは、連続串刺しラリアットを敢行。だが、KUSHIDAが途中で脱出し、スイングネックブリーカーで叩きつける。すると、コズロフがKUSHIDAにスピンキックを見舞い、直後にシェリーがコズロフにトラースキック。さらにロメロが、シェリーにジャンピングニーアタックを浴びせる。
　その後、ロメロとコズロフがヘルズブルドーザーをKUSHIDAに食らわせ、コズロフがKUSHIDAをトップロープへ釘付けにする。そして、ロメロがスワンダイブミサイルキックをお見舞い。さらに、合体ダイビングニードロップからフォールするも、カウントは2。
　すると、コズロフがロシアンスタープレスを放つが、KUSHIDAが回避して形勢逆転。シェリーとの連携攻撃でロメロを追い込む。そして、再びI-94を狙うものの、コズロフが妨害してKUSHIDAを吹き飛ばす。それでもシェリーはコーナー最上段から飛び込むが、ロメロとコズロフがダブルドロップキックで迎撃。
　ここでKUSHIDAはハンドスプリングエルボーを繰り出すが、コズロフが受け止めて担ぎ上げる。そして、合体技コントラクトキラーが火を吹き、ロメロがKUSHIDAを仕留めた。
　
　試合後、ロメロとコズロフは、「シンニホンのファンよ!! ロッキー・ロメロとアレックス・コズロフがIWGP Jr.タッグチャンピオンだ!! フォーエバーー!!」と、マイクアピールした。

コズロフ「見たか？　見たか？　俺たちの実力を！　誰も、誰もオレたちを倒せるやつはいないんだ！」
ロッキー「イエス、イエス！　そのとおりだ。誰も俺たちには勝てないんだ。タイムスプリッターズ、ライガー＆タイガー、誰だって同じさ！」
※  ここで、タイチとTAKAがビールを持って、会見に乱入。
TAKA「おめでとおおおお！」
タイチ「こんぐれっちゅれーしょーん！」
※  ビールを頭からかけて、挑発するタイチとTAKA
ロッキー「なんなんだ？　ゴーホーム！」
コズロフ「ファ〇ク！　リスペクトが足らないぞ！」
※  罵詈雑言を浴びせて、退場していくタイチとTAKA
ロッキー「タイチ！　はカエレ！　TAKA、超超バカ！　めちゃアホ！」
コズロフ「鈴木軍、俺たちに挑戦したいのか？　本気ならやってやるぞ！　どこだって！　誰だって!」
———彼らの挑戦を受けますか？
ロッキー「イエース！　フォーエバー！　フォーエバー！　タイチ、TAKAを必ずデストロイしてやる！」
コズロフ「いいか？　ヤツらに言うことは、一つ！　１、２，３、シバクゾ！」
ロッキー「ナカスゾ！」
コズロフ「シバクゾ！」
 
KUSHIDA「ゴメン、シェリー」
シェリー「ノー！ 俺もすまなかった」
KUSHIDA「このリングは、勝っていかないと、生き残れないリングだから。ここまで這い上がってきた俺だから、わかってはいるんだけど……。ただ……ショックで、言葉が見つからないよ」
シェリー「ビックマッチで、また1つ負けてしまった。よくない状態だ。『BEST　OF　THE　Super Jr.』の決勝で負けて、IWGPジュニアタッグシャンピオンになるチャンスを逃した。俺達はアイツらよりテクニックもあるし、俺自身のコンディションもよいと思っている。でも俺はまだ、俺のタッグパートナーのKUSHIDAを、拾い上げてやることができていない」
KUSHIDA「アレックス・シェリーは、俺の憧れの人だし、先生でもあり、ベストフレンドで。そんな人が、こんなに言ってくれるんだから、俺達はまだ、山を降りてない。登ってる」