『ローソンチケット Presents G1 CLIMAX 27』第2戦にして、後楽園ホール3連戦の初日。Bブロックのリーグ初戦とAブロックの前哨戦で全9試合が組まれた。

　オープニングマッチは、7月21日（金）後楽園で行われる『G1』Aブロック公式戦・飯伏vsザックの前哨対決。

　川人対ザックで試合が始まり、ザックが関節技で圧倒。川人を子供扱いしてデスペラードと替わる。
　そのデスペラードは、スリーパーホールド、キャメルクラッチで川人に追い討ち。さらに、コーナーへのぼった川人の脚を引っ張り、転落させる。
　川人のピンチは続き、ザックがエルボースマッシュ3連発。だが、川人はカウンタードロップキックでようやく巻き返し、飯伏にタッチする。これで飯伏対ザックとなり、エルボー合戦から飯伏が打撃ラッシュ。さらに、その場飛びムーンサルトプレスで押し潰す。
　次に飯伏はバックを取り、ザックが抵抗するとオーバーヘッドキックを浴びせる。そして、ジャーマンスープレックスホールドで3カウントを迫るが、ザックが返して下から回転エビ固めを繰り出す。
　さらにザックは、カウンタートラースキックから腕を取るが、飯伏が素早くロープエスケープ。するとザックは飯伏の手首を捻るが、飯伏はエルボーで抵抗。さらに、ショートレンジニーアタックをザックに食らわせ、赤コーナーへ戻った。
　川人対ザックとなり、川人がローキック、ミドルキック3連射で先制。そして、なおもミドルキックを放つが、ザックが蹴り脚をキャッチし、ローキックで報復。
　これで川人対デスペラードとなり、川人がラリアットを回避してカウンターエルボー。さらに、串刺しバックエルボー、ランニングエルボーへ繋げる。
　するとデスペラードは、トラースキックで巻き返し、ギターラ・デ・アンヘルの体勢に入る。これを川人が回避してスクールボーイで丸め込み、返されるとカウンターで首固めを繰り出す。
　その後、デスペラードが川人の逆さ押さえ込みを抵抗するが、飯伏がスワンダイブミサイルキックでアシスト。そこから川人がブレーンバスターでデスペラードを叩きつける。
　だが、デスペラードがカウンタースピニングスパインバスターで川人を黙らせ、逆エビ固めで絞り上げる。一方、ザックは変型卍固めで飯伏を分断するが、川人は辛うじて自力でロープへ逃げる。
　しかし、直後にデスペラードがピンチェ・ロコを炸裂させ、川人を葬った。

ザック「ホームショーで勝利した。ただ、俺は週3回も4回も試合をしてる中で、イブシはこれまで何をやっていたんだ。あんなんじゃ、プロレスラーとは呼べない。なんとも楽な試合だった」
デスペラード「見てみろよ、コノヤロー。息もあがってねぇだろ。いちいち若いのにあててる時間なんかねぇんだぞ、お前ら」
ザック「イブシ、（公式戦まで）あと24時間後だ。覚悟しておけ（※デスペラードをおいて、先に控室に戻る）」
デスペラード「あっ、そうだ。アイツのことばっかり考えてるな。誰だったっけかな？（※一度左右を目をやり、カメラに向かって）知ってる？　俺、ベルト盗まれちまったんだ。誰かわかる？　誰だ？」

――開幕戦の後のコメントがノーコメントでしたので改めて内藤戦の感想を聞かせてください。
飯伏「開幕戦は僕の復帰戦で、自分の中で今までやってきたこと、プラス自分のデビューから13年。全部をぶつけたつもりだった。勝率には2勝1敗で勝っていたんですけど、この1年半から2年くらいでちょっと縮められた部分はあります。試合以外の部分では明らかにちょっと内藤さんに何歩も先にいかれたかなと思ってましたけど、試合では絶対に負けない部分があったんですけど。でも自分の中では久しぶりの新日本プロレス。自分なりの意思表示も出来たし、これが飯伏幸太。まあ今日はタッグマッチだけど、まだまだ始まったばかりだし、この『G１』で変わりたいっていうのもあるし、すべてを大爆発させたい。本当に。絶対なにか変っているはずなんで。明日から全力でいこうと思います」
――ザック・セイバーJr選手についてどう思いますか？
飯伏「ザック・セイバーとはいろんな団体の大会に出ていたんですが試合自体は今日が初。こんなにも関節技がキツイとは思わなかったですね。本当に今ヒジがやばいですね。明日はシングルマッチ。変わらず潰すのみですね。楽しみですね。ありがとうございました」
※川人はノーコメント