NEVER.1
- 日時
- 2010年8月24日(火) 18:30開場 19:00開始
- 会場
- 東京・新木場1st RING
- 観衆
- 300
MATCH REPORT
内外の若手選手育成を目的に、新日本プロレスが仕掛ける新プロジェクト「NEVER」。
第1試合では、ヤングライオンの高橋広夢が、三上恭佑を相手に待望のデビュー。新時代育成プロジェクトにふさわしい幕開けとなった。
同期の三上とキング・ファレに対して遅れをとった格好の高橋は、気合十分のファイトで奮闘を見せる。しかし、すでにプロとして活躍している三上との差は歴然であり、最後は逆エビ固めで無念の涙を飲んだ。それでも試合後の高橋は「新日本でベルトを獲って1番になるのが夢」と、力強くコメント。明るい未来に希望を膨らませていた。
第2試合では、ファレがKAIENTAI-DOJOの滝澤大志と一騎打ち。両者は序盤から激しいチョップ合戦を展開するなど、感情のこもった攻防で場内を沸かせた。しかし、自力で勝る滝澤が徐々にファレを追い込み、最後はムーンサルトプレスで勝負を決めた。
続く第3試合では、田口隆祐とタイチがタッグを結成し、STYLE−Eの田村和宏とSMASHの児玉ユースケと対戦。田口がどどんからの片エビ固めで田村を沈めた。また、第4試合では、CHAOSの石井智宏がフリーの浪口修を粉砕した。
そしてメインイベントでは、高橋裕二郎&内藤哲也のNO LIMITが、フリーの円華、666の忍と対決。機動力を活かした攻撃に攻め込まれる場面もあったものの、元IWGPタッグ王者の実力をまざまざと見せ付けて完勝を収めた。
新世代の選手たちにとっては、厳しい現実を見せられる結果にもなった「NEVER.1」。しかし、そこには新たな時代の息吹がたしかにあった。