11月11日大阪で行なわれるIWGPヘビー戦・棚橋vs高橋（裕）、IWGP IC戦・中邑vsアンダーソン、IWGPヘビー挑戦権利証争奪戦・オカダvs後藤のトリプル前哨戦。
　
　試合開始前、高橋がマイクアピールを敢行。「棚橋さ〜〜ん！ そんな髪の毛の色、チャラくしちゃってさ！ また1人だけ女にモテようとか思ってんじゃないの〜!? いいか、オイ！ コイツの『愛してます』っつうのはよ！ エアギターと一緒でニセモンだよ！ 本物のギターもなければ、愛もない！ テメーの頭の中はよ、いつもオネーちゃんの裸でいっぱいなんだろ、オイ！ これマジ!!」と、棚橋を激しく挑発した。
 
　そのまま両者の先発で試合が始まり、棚橋が攻め込むものの、高橋も譲らずに互角の勝負を展開した。
　後藤対オカダの場面。後藤のショルダータックルに対し、オカダがカウンターフロントハイキックで反撃。しかし後藤は、アームホイップでオカダを投げ飛ばし、チンロック、エルボースタンプ、アンダーソンとのダブルショルダータックルに繋いだ。
　アンダーソン対中邑の場面。中邑がコーナーで挑発的な踏みつけ攻撃を見せると、アンダーソンがエルボースマッシュ連打で逆襲。そして、体勢を入れ替えて中邑を踏みつけ、「ゴメンナサーイ！」と叫んでのセントーンに繋ぐ。しかし、中邑はカウンターフロントハイキックで巻き返し、ジャンピングキックで逆転。
　これでアンダーソンの動きが止まり、オカダが低空ランニングフロントキック、中邑とのダブルフロントハイキックなどで攻め込む。しかし、アンダーソンはカウンターゼロ戦キックでオカダを倒し、脱出に成功。
　後藤対オカダとなり、後藤がミドルキック連射、串刺しニールキック、バックドロップ、ジャーマンスープレックスホールドとラッシュ。するとオカダは、ショルダースルーで後藤をコーナー最上段に追いやり、リバースネックブリーカーで逆転。さらに、ダイビングエルボードロップで追い討ちをかけ、レインメーカーを狙う。これは後藤が回避すると、オカダはフラップジャックで追撃した。
　棚橋対高橋の場面。棚橋が、エルボー＆太陽ブロー＆エルボースマッシュの3連打、ドラゴンスクリュー。対する高橋は、カウンターフロントスープレックスで反撃し、オカダと中邑のフロントハイキックからインカレスラムで叩きつける。
　続いて高橋は、ぶっこ抜きジャーマンを狙うが、棚橋が逃げ出してその場飛びスリングブレイドで逆襲。すると、後藤が牛殺しでオカダ、アンダーソンがスピニングガンスタンで中邑を分断。
　このチャンスに、棚橋はTWELVE SIXで高橋を突き刺し、ハイフライフローを敢行。これを高橋がかわして東京ピンプスを仕掛けるが、棚橋が回避して低空ドロップキックで逆襲。
　ところが、その直後にオカダがドロップキック、中邑がボマイェを棚橋にお見舞い。すかさず高橋が今度こそぶっこ抜きジャーマンをさく裂させ、3カウントを奪った。

オカダ「後藤さん、大丈夫スか？後藤さん、大丈夫スか？ちゃんと勝つ気で来てください！東京ドーム、メインは遠いぞ」
外道「オイ！わかってるか小僧！後藤！東京ドームのメインイベント権がよ、目の前にぶら下がってるぞ！獲りに来んのか？獲る気あるのかオイ?! 獲らせねぇけどな。1対1でよ、キッチリ型にはめてやるからよ、覚えとけコノヤロー！」
中邑「知ってるか？知ってるかオイ？ほら（ベルトを指して）、なんの色もついてない。価値を知らねぇだろ。新日本どうなんだ？もっと組めよ。次はアンダーソンだろ？この後も、決めてくれちゃって構いませんが。今のところ、知ってるのは、後藤がいった。次はアンダーソン、マシンガン、オマエだ。オマエはよく知ってるだろ？このベルトの価値を。欲しいもんな、IWGPの称号を。オマエが一番欲しいのを、わかってたんだよ。それにしても、東京ドームのメインイベントって、いいよな。最近、ダブルメインイベント、トリプルメインイベント、流行ってるな。その順番までは、アレ、期待されてねぇよな」
高橋「じゃ、メインイベント男の俺がコメント出しましょうか。なぜ、大阪のタイトルマッチ後の、『NEVER』とかいう、新人やインディーのヤツらが出てるトーナメントに、俺の試合が組まれてるんだよ?! なに？会社はよ、俺が棚橋に勝てないと思ってんの？それともアレか、前の両国で、あの事件のことを口にした俺への嫌がらせか？いいか、俺と棚橋、大阪で負けた方が、あの『NEVER』とかいう、クソトーナメントに出る。これマジ！」
　
アンダーソン「11.11大阪でシンスケ・ナカムラの持っているIWGPインターコンチネンタルタイトルに挑戦する。自分にとって初のシングルベルト挑戦、これは俺の最大のチャンスだ。必ず、勝って、ベルトを腰に巻いてやるよ!!」
後藤「俺の夢をかなえる時期が近くなってるぜ？　そう感じるんだ。俺しかわからないかもしれないけど、俺は自信があるんだよ。俺がほしいのは、東京ドームのメインの権利証なんかじゃねーんだ。俺がほしいのは、棚橋が持つ、あのベルトだけだ。そこにたどり着くためだったら、誰とでもやってやる!!」
※棚橋はノーコメント