NJPW 40th anniversary Tour KIZUNA ROAD

日時: 2012年7月11日(水) 18:00開場　19:00開始
会場: 秋田・秋田ふるさと村ドーム劇場（横手市）
観衆: 900人

第3試合 20分1本勝負

KUSHIDA
ロウ・キー

小島聡
飯塚高史

境界線

11分25秒　反則

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　7月22日山形で行なわれるIWGPタッグ王座決定戦・天山＆小島vs矢野＆飯塚の前哨戦。また、同所でシングル対戦するKUSHIDAとロウ・キーの前哨戦でもある。
　
　矢野組の奇襲で試合がスタート。しかし、天山と小島がすぐに巻き返し、矢野を捕まえて集中攻撃を開始。すると矢野は、不敵な笑みを浮かべつつ、逃げ出してしまった。
　KUSHIDA対ロウ・キーの場面。KUSHIDAがロウ・キーを場外へ追いやり、ロープへダッシュ。しかし、ロウ・キーが素早くリングへ飛び込み、カウンターラリアットで逆襲。だが、KUSHIDAもすぐにハンドスプリングエルボーで巻き返した。
　ところが、KUSHIDAが場外乱闘に引き込まれ、一気に形勢逆転。救出に入った天山と小島も迎撃されてしまい、大ピンチに陥ってしまう。
　それでも辛うじてリングへ戻ったKUSHIDAだったが、飯塚の顔面攻撃やチョーク攻撃で苦しみ、金具がむき出しにされたコーナーへ叩きつけられる。しかし、矢野のラリアットをスライディングでかわすと、延髄斬りで逆襲。
　ようやく出番となった小島は、逆水平チョップ乱射、串刺しジャンピングエルボー、「いっちゃうぞバカヤロー！」からのダイビングエルボードロップ、エルボー連打、ローリングエルボーで矢野に追撃。
　天山対飯塚の場面。天山がモンゴリアンチョップ連射、串刺しラリアット、カーフブランディング。そして、顔面攻撃にも怯むことなく、カウンターニールキックからアナコンダバイスで絞り上げる。
　ここでKUSHIDAが、プランチャでロウ・キーを分断。さらに、リング上では天山と小島が、飯塚へテンコジカッターを見舞う。そして、天山がコーナー最上段にのぼるが、矢野がパイプイスで殴打。
　それを目撃した小島が場外の矢野に詰め寄ると、飯塚が背後から急所攻撃。さらに、マーティー浅見レフェリーを突き飛ばして場外へ落とす。これで飯塚の反則負けが宣告された。
　
　しかし、そんなことはお構いなしの飯塚は、なおもイス攻撃で追い討ち。そして、矢野が天山を羽交い絞めにし、アイアン・フィンガー・フロム・ヘルを装備した飯塚が地獄突き。さらに、小島にも同じ流れで地獄突きを見舞う。
　ダウンして動けないテンコジを尻目に、矢野は2本のタッグベルトを掲げて勝ち誇る。そして、飯塚はアイアン・フィンガー・フロム・ヘル、ロウ・キーはIWGP Jr.ヘビーベルトを高く掲げた。

COMMENT

小島「もう頭がゴチャゴチャだよ。反則だったり、両者リングアウトだったりさ。もうなんか、1回も普通に終わることがねぇって、どういうことだよ?! な？シリーズやってて。20年以上プロレスやってて、こんなに毎日消化不良を繰り返したの、初めてだよ。情けねぇよ。怒りも完全に通り越して、呆れてるよ。プロレス人生21年のキャリアでさ、こんな結果ばっかりやって、地方巡業楽しみにしてくれてるお客さんに申し訳なくてしょうがねぇ。ホントに。悔しくて切ないよ。ただ、山形、オマエらいい加減にしとけって。山形だけじゃねぇよ。これから続く北海道のシリーズ、もう絶対にこの様にしないようにするから。ありがとうございました」
KUSHIDA「後楽園で俺がアピールした時点で、山形でのロウ・キーとのシングルマッチ、これはもう、ただのノンタイトル戦じゃないんだよ。もうアピールした時点で、腹くくって、その山形経て、後楽園ホールで飯伏幸太とのタイトルマッチ？クソくらえだよ！絶対に俺は、ロウ・キーの踏み台にはならねぇぞ！絶対！」
※天山はノーコメント
　
ロウ・キー「ハハハハ！（笑）ボーイ（少年）！ KUSHIDA！俺に食いついてきたな。オマエ、山形で本当にトラブルが起こるぞ。世界の戦士、ロウ・キー、この俺とリングで対戦する機会が与えられたが、俺は次のチャンスを潰してやる。そして、その後に、後楽園で俺をリスペクトするような試合をみせてやる。みんながこの俺の勝利を祝うんだ。山形ではオマエはみんなからリスペクトされないよ。ボーイ、今日は楽しかったよ。山形ではもっと楽しいだろう。もうこれ以上ないくらいに、オマエを叩き潰してやる。ドウシテ？（俺の方が）優れているからだ」
矢野「オイ！天山、小島！（※両肩のIWGPタッグベルトを誇示しつつ）ここにある輝くベルトが見えるか？俺様のモンだ！俺様がチャンピオンだ、バカヤロー!! テメーらな、グダグダグダグダ能書きたれてねぇでな、やることやってから言え！オメーら弱すぎんだよ、バカヤロー!! リング上でノビてんの誰だ!? オマエらだ、天山・小島！略してバカヤロー！」
※飯塚はノーコメント