NJPW 40th anniversary Tour KIZUNA ROAD
- 日時
- 2012年7月11日(水) 18:00開場 19:00開始
- 会場
- 秋田・秋田ふるさと村ドーム劇場(横手市)
- 観衆
- 900人
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第6試合 30分1本勝負
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
試合開始前、高橋がマイクアピールで横手のファンを侮辱し、大ブーイングを浴びる。
そんな中、棚橋と田中の先発で試合が始まり、田中かドロップキックをかわす。しかし、直後に発射されたスライディングDは、棚橋が回避した。
アンダーソン対高橋の場面。高橋がラリアットでアンダーソンを場外へ落とし、両軍入り乱れての乱闘が勃発。これでアンダーソンは大ダメージを負ってしまい、田中組の集中砲火にさらされる。
田中が串刺しジャンピングエルボーをアンダーソンへ見舞えば、中邑は膝蹴り連射やボディへのジャンピングニーアタックで追撃。さらに、中邑とオカダがダブルフロントハイキックを食らわせ、オカダがフラップジャック、カウンタードロップキック、ダイビングエルボードロップで追い討ちをかける。だが、続いてのレインメーカーをアンダーソンがかわし、カウンターゼロ戦キックでようやく反撃した。
後藤対中邑の場面。後藤が串刺しニールキック、バックドロップ。すると、中邑はフェイントからの後ろ回し蹴りで反撃し、ボマイェを発射。これは後藤がかわして串刺しラリアットを浴びせるが、中邑もすぐに頭部への膝蹴りでお返し。だが、後藤もカウンターニールキックで報復し、一歩も譲らなかった。
棚橋対田中の場面。田中が串刺しラリアット2連発、カウンターラリアット、パワーボムと畳み掛ける。これに対して棚橋は、ダルマ式ジャーマンスープレックスホールドで逆襲し、コーナー最上段へのぼる。しかし、高橋が攻撃を妨害し、立ち上がった田中が雪崩式ブレーンバスターで逆転。続いて田中はジャンピングエルボーをヒットさせるが、棚橋も負けじとスリングブレイドでやり返した。
トンガ対田中の場面。トンガが、ボディブロー連射で田中の動きを止め、コーナー最上段に飛び乗ってトルニージョ。さらに、開脚式ドロップキックで高橋とオカダを場外に落とす。
続いてトンガは、串刺しジャンピングボディアタック、コーナー最上段からのフライングボディアタックで田中に追撃。だが、田中がカウンターラリアットで巻き返し、仲間たちとトレイン攻撃を開始。さらに、高橋がトンガをインカレスラムで叩きつけ、田中がスライディングラリアットで追い討ち。
追い込まれたトンガは、2発目のスライディングラリアットをかわして田中を押さえ込む。しかし、跳ね返した田中がカウンターラリアットでトンガを吹き飛ばし、スライディングDでトドメを刺した。
試合後、田中組がリングを完全に占拠。そして、棚橋と田中が、至近距離で激しく睨み合った。
田中組が退場すると、横手のファンは棚橋のマイクアピールを期待。だが、棚橋はファンに向かって頭を下げ、何も言わずに退場した。
COMMENT
オカダ「マシンガン、オマエ昨日『ガンスタン出す』って言ってただろ? オマエ、やろうともしてねぇじゃねぇか? わかるか? それが“レベルの違い”ってやつだ。山形の前にしっかり、俺のレインメーカー、オマエに決めてやるからな!」
田中「オイ、また俺らの勝ちか? どっちが上か、前哨戦闘って、わかっとるやろ? どっちの調子が上か、見たヤツも闘ったヤツも、実際わかっとるんちゃうか? どっちが勢いあるか、どっちがコンディション上か。闘った本人、よくわかっとるんちゃうかい?」
アンダーソン「オカダ、2012年、世界で最高のレスラーだと思うオマエ以外、俺は誰も目に入らない。2012年、俺対オカダの闘いはいま始まった。山形で、オカダを俺のガンスタンで沈める。明日から山形へ、そして『G1(CLIMAX XXII)』、そしていつの日か行われるであろう、IWGP選手権への対決を意味する。オカダ・カズチカ対マシンガン! もうすでに起こっている、始まっている。2012年の山形から。ガンスタンを受けた時から」
棚橋「前哨戦、闘って気づいた。似てるな。俺と田中。前哨戦、毎日が全力だから。いつも。アイツの体つきを見たら、どういう生活してるか、どれだけプロレスのために時間を費やしてきたか。俺はその、体つきの向こうに、想いをはせるから。体つきを見たら、生き方がわかるから。俺と似たレスラーを見つけました。だからこそ、それ以上の全力で!」