NEW JAPAN ALIVE 2011
- 日時
- 2011年11月23日(水) 16:00開場 17:00開始
- 会場
- 鳥取・鳥取産業体育館
- 観衆
- 2,200人
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第7試合 30分1本勝負
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
王者・棚橋、挑戦者・永田が先発すると、場内が両者へのコールで包まれる。そこから一進一退のグラウンドレスリングが繰り広げられ、永田がドロップキックをかわす。しかし、棚橋も永田のローキックをかわし、一歩も譲らなかった。
MVP対井上の場面。MVPの打撃に対し、井上が水車落としで反撃。そして、プランチャで追撃を狙うものの、MVPが受け止めて背中を鉄柱に打ち付ける。さらに、首を鉄柵に叩きつけると、リング上では投げ捨て式ブレーンバスター、低空ドライブバイキックで追撃。
これで動きが止まった井上は棚橋組の標的にされ、真壁の逆片エビ固め、MVPの串刺しラリアット、ボーリンエルボー、棚橋と真壁のダブルショルダータックルなどを浴び続ける。だが、カウンターエルボー、ローリングバックエルボーでMVPに逆襲し、小島とスイッチ。
その小島は、MVPに対して逆水平チョップ乱射、串刺しジャンピングエルボー、「いっちゃうぞバカヤロー!」からのダイビングエルボードロップ、エルボー連打、ローリングエルボー、コジコジカッターと一気にラッシュ。しかしMVPは、カウンタージャンピングラリアットでお返し。
棚橋対小島となり、棚橋がドロップキックで先制。そして、控えの永田にもドロップキックを浴びせて場外へ蹴散らし、フライングフォーアームで小島に追撃。だが、ジャーマンスープレックスを阻止した小島が、DDTで逆襲した。
棚橋対永田の場面。永田が、串刺しフロントハイキック、エクスプロイダー、カウンターフロントハイキック。そして、張り手で反撃されても、さらにカウンターフロントハイキックをヒットさせる。その直後、エルボー合戦が繰り広げられ、連打で押し込んだ永田がニーリフト連射、マジックスクリュー。これに対して棚橋は、カウンタースリングブレイドでやり返し、もう1度スリングブレイドを狙う。しかし、腕をキャッチした永田が、倒れこみ式アームブリーカーで反撃。だが、棚橋もドラゴンスクリューですぐに返した。
15分が経過し、真壁対井上の場面。串刺し攻撃をかわした井上が、串刺しジャンピングエルボー、スタガリンブロー。そして、小島のローリングエルボー、後藤の延髄斬りというアシストから、ジャーマンスープレックスホールドでピンフォールを狙う。
だが、跳ね返した真壁がラリアットを放ち、かわされた直後に左のラリアットを食らわせる。そして、コーナー最上段にのぼってキングコングニードロップ投下しようとするが、永田が妨害してデッドリードライブ。このチャンスに井上が突っ込んで行くものの、棚橋がスリングブレイドで迎撃。そして、ここから次々と選手が乱入して混戦となり、リング上には真壁と井上だけが残る。
すると、井上は首固めで勝利を狙うが、クリアした真壁がラリアットでお返し。そして、今度こそキングコングニードロップを炸裂させ、井上を沈めた。
試合後、ファンのコールを受けた棚橋がマイクを掴み、「鳥取にーーー!! キターーー!!」と大好きな『仮面ライダーフォーゼ』を彷彿とさせるアピールを敢行。
続いて、「今日は皆さん、ご観戦、最後までありがとうございました! 次の(IWGPヘビー)挑戦者は永田選手ですけど、必ず倒して、また鳥取にチャンピオンとして帰って来ます!」と力強く宣言し、「鳥取の皆さーーん!! 愛してまーーす!!」と絶叫。
そして、リングの周りに集まったファンと交流しながら退場しつつ、途中でエアギターを2度かき鳴らし、さらなる大歓声を受けた。
COMMENT
MVP「負けているばかりではない。今日はMVPが、タナハシ、トーギ・マカベ、IWGPチャンピオンになったことのある2人と組んで、フォールを獲ることが出来た。スリー・オー・ファイブ!」
棚橋「2日間のオフが、俺に運をくれた。絶好調! この闘いは俺の挑戦だから。IWGPの歴史、IWGPへの大いなる挑戦だから。今までやってきたこと、全部出して、壁ブチ破って、行くか! 行くか、もっと遠くにな!」
——花道でエアギターをやるのは、「アピールが長い」という永田選手への反発?
棚橋「いや、エアギターっていうのは、あくまでボーナストラックなんで。直接ピンフォールした時は、リング上でやります(ニッコリ)」
永田「悔しいな、チキショー! 前哨戦でもチームがやられると。久しぶりのリング上でのパフォーマンスだから、気合入ってるな、棚橋。今日は負けた。悔しいけど、一つだけ利点がある。東京から来てる女房と子供の前で、ダンスはちょっと恥ずかしかっただけだ。それだけだ、今日の俺の幸運は」
※小島、井上はノーコメント