NEW JAPAN LIVE 2011
- 日時
- 2011年7月24日(日) 17:00開場 18:00開始
- 会場
- 秋田・秋田テルサ
- 観衆
- 1,800人(超満員札止め)
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第6試合 30分1本勝負
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
井上対中邑の場面。エルボー合戦のあと、中邑が強烈なニーリフト、ミドルキック。しかし井上は、バックドロップでやり返し、マウントエルボー連射。
そして、井上に替わって天山が登場すると、場内が「天山」コールに包まれる。そんな中、天山はモンゴリアンチョップ3連射、串刺しラリアット、カーフブランディングを飯塚にお見舞い。さらに、串刺し攻撃をキックで阻止すると、ジャンピングネックブリーカードロップに繋げる。
すると、矢野がリングインして天山を羽交い絞め。しかし、飯塚が放ったランニングエルボーは天山がかわして誤爆。しかし、矢野がショルダースルーで天山を場外に放り出し、両軍入り乱れての場外戦が勃発。飯塚は、たっぷりと天山をいたぶったあと、花束攻撃で追い討ちをかける。
これでCHAOSが天山の捕獲に成功。中邑は天山をコーナー最上段に固定し、ボディにランニングニーアタックをお見舞い。矢野は、クッションを外して金具がむき出しになったコーナーに天山を何度も叩きつけ、木づち攻撃で追撃。さらに、サイトーがコスチュームの上着、飯塚がタッチロープで、それぞれ天山の首を絞め上げる。
絶体絶命となった天山だったが、カウンターニールキックでサイトーに逆襲。これでようやく永田とのタッチが成立し、場内が大歓声に包まれる。そんな中で永田は、ミドルキック3連射、串刺しフロントハイキック、エクスプロイダーでサイトーに追撃。さらに、カリビアンデスグリップを阻止してブレーンバスターで投げ捨てた。
井上対サイトーとなり、井上が、水車落とし、串刺しジャンピングエルボー、逆水平チョップ連射。そこからロープへ走るものの、控えの中邑が背中を蹴って妨害。試合権利を得た中邑は、井上に対してミドルキック連射、フロントキック、串刺しジャンピングニーアタック、後頭部へのジャンピングハイキック、グラウンドでの膝蹴り連射と畳み掛ける。そして、フロントネックロックを極めるものの、井上が水車落としで反撃。そして、ローリングバックエルボーで中邑をダウンさせた。
棚橋対中邑の場面。棚橋が、エルボー&太陽ブロー連射、フライングフォーアーム、ダイビングサンセットフリップで押し込む。これに対して中邑は、カウンターフロントハイキック、後ろ回し蹴りで報復。
棚橋対飯塚の場面。飯塚が、マンハッタンドロップで棚橋の動きを止め、CHAOSがトレイン攻撃を敢行。中邑の串刺しジャンピングニーアタック、矢野の串刺しバックエルボー、飯塚のペディグリーが連続で棚橋を襲う。一方、サイトーと永田は番外戦を展開。
リング上では、飯塚が棚橋をスリーパーホールドで捕らえるが、天山がカット。その天山を中邑がリバースパワースラムで叩きつけると、井上がエルボーをお見舞い。その井上を矢野が八海山で叩きつけるが、永田のフロントハイキックを浴びて吹っ飛ぶ。そして、棚橋が飯塚にドロップキックを食らわせ、ドラゴンスクリューで追撃。
続いて棚橋はロープへ走るが、矢野がイス攻撃で妨害。すると飯塚がアイアン・フィンガー・フロム・ヘルを装備して地獄突きを放つが、棚橋がかわしてスリングブレイド。そして最後は、ハイフライフローで勝利を決めた。
試合後、ファンの大コールを受けて、棚橋が恒例のマイクアピールを開始。
棚橋「新日本プロレスが! 秋田に! 帰って来たぜーー!!(※大歓声&大拍手)最後までこの盛り上がり、ホントにありがとうございました!(※大拍手) 今度、新日本が秋田へ来るときも、最高の! 新日本プロレスで戻って来ます! よろしくお願いします!!(※大拍手)」
ここでもう1度「棚橋」コールが起き、棚橋がエアギターを披露。最後にジャンプで決めると、アンコールにはコーナー上でのエアギターで応える。すると、さらに「もう1回」コールが起き、棚橋は3回目のエアギターを敢行。途中でギターを宙高く放り投げ、それをキャッチするという新しいアクションを見せた。
そして最後は、「マジで、秋田、最高でした! ありがとう!」と改めてファンに挨拶し、「秋田の皆さーん! 愛してまーす!」の叫びで2シリーズにまたいだロングサーキットを締めくくった。
COMMENT
井上「今年いろいろありまして、シングル(戦線)にどうにか入っていきたいと思った時に、天山さんに『タッグを組んでほしい』と言われ、その時期、日本がいろんな大変な時期で、天山さんにそう言ってもらえたら『やるしかないでしょ?』って思って、タッグ戦線入っていって。今年前半、まだ何も結果を残してないかもしれない。だけど、この気持ちだけはぜんぜん衰えていない。次の『G1』、天山さんとのタッグは一段落。お互いに『G1』でいい成績あげて、またタッグ戦線、そして個人も、井上も天山も、盛り上げていきましょう。以上、ありがとうございました」
棚橋「今日で最終戦。みんな集中力を切らさずに走りきれたと思います。どんなに疲れていようが、その大会に来てくれたみんなを、喜ばせて満足させて熱狂させて、そういうことに最も必要なことが集中力。それが途切れなかったから、俺たち走ってこれたし、このシリーズで気づいたことが二つ! 明らかに今の新日本プロレスは会場の雰囲気が以前とまったく違う。それは北海道のどこ行っても、秋田、青森も、本当に選手の積み上げ、新日本プロレスの積み上げ、やってきたことの正しさ、意義深さ、本当に痛感しました。そしてもう一つは、やっぱり俺って最高だ!ってことです。次は『G1』。(IWGP)チャンピオンって見方されますけど、『G1』のリーグ戦じゃみんな横並びだから、本来以上の俺が出ますよ」
※永田はノーコメント 中邑「今日はラストマッチ。『G1』に向けて、最後だから喋るか。溜めに溜めたエネルギー、フラストレーション、不安、喜び、すべて吐き出させてもらおうか。言いたいこと、やりたいこと、あるよ。それをプロレスに変えて吐き出すんだよ」
サイトー「ねぇねぇ、そこのおねえちゃん、なんでみんな怖いおじちゃんがた、みんな『G1』、『G1』って言ってるの?」
女性スタッフ「それは『G1 CLIMAX』ってい……」
サイトー「それは大っきな発表会? どこの小学校でやるの?」
女性スタッフ「8月1日は福岡で……」
サイトー「福岡って? その発表会って、その友達のお母さんとか来るの? じゃあ新しい服、パパとママに買ってもらえるの? この服、クサくて汚くて……やった!やっと買ってもらえるよ」
※矢野、飯塚はノーコメント