NEW JAPAN LIVE 2011
- 日時
- 2011年7月19日(火) 18:00開場 19:00開始
- 会場
- 北海道・帯広市総合体育館
- 観衆
- 1,100人
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第6試合 30分1本勝負
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
そんな中、中邑たちが奇襲を仕掛け、混乱の中で試合がスタート。しかし、棚橋組が全員を蹴散らし、リング上を占拠する。さらに棚橋は、矢野へ太陽ブローとエルボースマッシュを浴びせ、ロープへダッシュ。ここは、矢野に後ろ髪を捕まれて転倒してしまうものの、コーナーからのフライングボディアタックですぐに逆襲した。
天山対飯塚の場面。天山が、カウンターヘッドバット、モンゴリアンチョップ連射、カウンターラリアット、ブレーンバスター、井上とのダブルショルダータックルで圧倒。そこから井上対中邑となり、中邑のエルボー連射に井上も報復。激しいエルボーの打ち合いで場内がヒートアップし、そこから中邑が膝蹴り、ミドルキック連射。
すると、井上はバックドロップで反撃するが、中邑がコーナー最上段へ追い込み、ランニングニーアタックをお見舞い。ここで、永田とサイトー、飯塚と天山、棚橋と矢野が場外乱闘を開始。一方、中邑はグラウンドでの膝蹴り連射で井上に追い討ち。
完全に孤立してしまった井上は、矢野に金具がむき出しのコーナーへ叩きつけられ、飯塚のチョーク攻撃、中邑の打撃技で苦しめられる。しかし、大きな「亘」コールを受けると、カリビアンデスグリップを狙うサイトーの腕を掴み、水車落としで逆襲。ようやく永田とタッチする。
永田は、サイトーへローキック連射を食らわせ、ラリアットをかわしてローキック。さらに、ミドルキック連射、串刺しフロントハイキック、エクスプロイダー、ナガタロックIIと畳み掛ける。するとサイトーは、永田の体を持ち上げてその首をロープへ打ちつけ、中邑とタッチ。
中邑は、永田に対してフロントネックロックからスリーパーホールド。しかし、これを前方に投げ捨てて脱出した永田は、キチンシンクでやり返し、自軍コーナーへ帰還。
スイッチした棚橋は、ドロップキック、フライングフォーアーム、ダイビングサンセットフリップで中邑に追い討ち。これに対して中邑は、後ろ回し蹴りで反撃し、ボマイェを発射。これはかわされたものの、すぐさまバッククラッカーに繋ぐ。しかし、棚橋はミドルキックをキャッチしてドラゴンスクリューでお返し。そこからロープへ走るが、中邑がジャンピングフロントハイキックで迎撃した。
ここから中邑組のトレイン攻撃となり、矢野の串刺しバックエルボー、中邑の串刺しジャンピングニーアタック、飯塚のペディグリーが連続で炸裂。そして、試合権利を得た飯塚がスリーパーホールドを極めるものの、棚橋は後ろ向きのチンクラッシャーで脱出。
その直後、矢野がリング内へ乱入し、レッドシューズ海野レフェリーの注意を反らす。すると、飯塚が急所攻撃で棚橋に逆襲し、アイアン・フィンガー・フロム・ヘルを装備して地獄突きを発射。しかし、棚橋がかわしてスリングブレイドで蹴散らす。さらに、矢野をドロップキックで排除すると、天山が飯塚へダイビングヘッドバットでアシスト。そして最後は、棚橋がハイフライフローで勝負を決めた。
試合後、棚橋がリングを降りようとすると、場内から大「棚橋」コールが起きる。それに応えてリング内へ戻った棚橋が、マイクアピールを開始した。
棚橋「帯広に、新日本プロレスが! 帰って来たぜーー!!(※大拍手) 皆さん、ホントに今日は最後まで見ていただいて、ありがとうございました!(※大歓声)昨日、無事、この(IWGPヘビー級)ベルトを防衛することができました(※大拍手) そして! 新日本プロレスは続いて『G1 CLIMAX』! この闘いに突入します(と場内に張られた『G1』の横断幕を指差す)」
ここで棚橋は「さて……誰が優勝するでしょうか?」と質問。これで場内から一斉に様々な声が飛び交い、棚橋が「え!? 中邑!? 真壁!?」とファンに確認。すると、その声が次第に大きな「棚橋」コールへ変わり、棚橋はエアギターを披露。そして、2回のアンコールにも快く応じると、最後はもちろん「帯広の皆さーーん!! 愛してまーーす!!」の叫びで締めくくった。
COMMENT
※中邑、矢野、飯塚はノーコメント
永田「ヒデオ・サイトー? 笑わせんな。平澤、いつまであんな猿芝居してんだ? 多重人格? 大映テレビの見すぎだ、このバカモノ! 所詮、平澤だろ?! 俺の前に立つのがそんなに怖いか? もう一つの人格を名乗ると俺の前に立てんのか、平澤? もう1回、一から青義軍で鍛えてやる。毎日、張り倒してな、毎日ダメ出しして、鍛えてやるから。あの汚いヒゲと髪の毛、ツルッツルに剃り上げて、また一から弟子入りしろ。ゼア!(敬礼ポーズ)」
井上「今日、会場のファンのみんなの声援、凄くいいですね。こういう会場で何度もやりたいッス。またこの会場に戻ってきたいです。そして中邑、ひょっとしたら性格的にスカしたりするのかなと思ったけど、しっかり応えてくれて、ますますやりがいのある相手になりました。今シリーズ、また中邑と対戦することもあると思うんで、キッチリ『G1』に向けて、勝つために中邑と闘っていきたいと思います。以上です」
棚橋「『NEW JAPAN SOUL』終わって、『NEW JAPAN LIVE』、盛り上がっていきましょう! それにリングでも言ったけど、次の『G1 CLIMAX』、闘いは始まってるから。新日本の勢いは止まんねぇ、なぜなら俺の絶好調が止まんねぇから! 明日(白糠)も函館も青森も秋田も全力で盛り上がっていきます!」
※天山はノーコメント