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試合開始前、タイチが小島に向かって「テメェ、昨日（7月18日札幌）、ボス（鈴木）に負けたろ！ テメェ、弱いんだよ、やめちまえ！」などと暴言を浴びせる。これに対して小島が、「うるせぇんだよ、来いよ、鈴木！」と鈴木を挑発。すると場内から手拍子が起き、2人の先発で試合がスタート。両者が激しいチョップ合戦を展開すると、大きな手拍子と掛け声が起きた。
MVP対TAKAの場面。MVPがTAKAを攻め込んでいくと、鈴木がエプロンを進んで青コーナーサイドまで近づき、控えの鈴木を攻撃。小島が怒って番外戦が勃発する。
一方、MVPは「ヤルゼー！」と日本語で叫びつつ、ボーリンエルボーでTAKAに追撃。さらにロープへ走るが、リング下のタイチに脚を引っ張られて転倒。場外戦で鉄柵攻撃、イス攻撃を浴び、失速してしまう。
リングに戻り、鈴木がMVPに腕固めで追い討ち。そして、タイチがショートタイツ姿に変身し、MVPをおちょくるようにしてボーリンエルボーを投下。さらに、鈴木がスリーパーホールド、アキレス腱固めでダメージを蓄積させる。
劣勢の続いたMVPだったが、TAKAとタイチの合体ショルダースルーを阻止して脱出に成功。スイッチした真壁は、高橋に串刺しラリアット2連発、頭部へのパンチ連射、ノーザンライトスープレックスホールドで追撃。
続いて真壁はロープへ走るが、控えの鈴木にロープワークを妨害され、TAKAの反撃を許してしまう。しかし、替わった鈴木をパワースラムで叩きつけ、小島にタッチ。
小島は、逆水平チョップ乱射、串刺しジャンピングエルボーを決め、「いっちゃうぞバカヤロー！」と叫ぼうとするが、急に立ち上がった鈴木がフロントハイキックで妨害。そこからランニングローキック2連発、フェイントからのローキックに繋げる。小島も何とか反撃に出るものの、鈴木はカウンターキチンシンクで黙らせ、TAKA、タイチと共にトレイン攻撃を敢行。さらに、TAKAとタイチが合体ブレーンバスターで小島を投げ、鈴木がランニングローキックをお見舞い。
小島対タイチの場面。鈴木が小島を捕らえ、ゴッチ式パイルドライバーの体勢に入るが、真壁がラリアットでカット。そして、両腕ラリアットでTAKAとタイチを吹き飛ばす。すると小島が右肘のサポーターを投げ捨ててロープに走り、ウエスタンラリアットでタイチの息の根を止めた。
試合後、鈴木は腹いせに三上をグーパンチで殴り倒し、退場して行った。
NEW JAPAN LIVE 2011
- 日時
- 2011年7月19日(火) 18:00開場 19:00開始
- 会場
- 北海道・帯広市総合体育館
- 観衆
- 1,100人
MATCH REPORT
COMMENT
MVP「サンキュー！ コジゴジ！（と言って小島と握手し、肩を組む）」
小島「コジゴジ！ 昨日の今日で試合があって良かったと思う。なにも考えることがないぐらいのほうが、ちょうどいいわ。新日本プロレスのシリーズはまだ続くからさ、なにも考える暇がないほうが、こうやってまた新しい闘いに入っていけるし。俺の身体は見ての通り、なにもおかしくなっちゃいないから。どうにもなんねぇ。これからまだ、この新日本プロレスの闘いは続いていくから、俺はその中で頑張っていこうと思います。今日、ここ帯広の体育館で、俺は20年前ちょうどプロレスラーとしてデビューした。そんな感慨深い会場で、またリセットしてやり直したいと思います。ありがとうございました」
MVP「いつも新日本のリングでステップアップのチャンスを頂いていることに感謝している。俺の持っているIWGPインターコンチネンタルのチャンピオンとして、清く正しくありたいと願っている。そして、このベルトをしっかり守る。今日は初めて鈴木みのると闘ったが、脚が鈴木のパワーとテクニックで痛めつけられた。俺の友達（小島）と同じブロックで、ライバルだけど、俺はオマエをリスペクトしている。俺は“夏男”になりたい。サンキュー（と言って小島と握手）」
小島「俺たちはライバルだと言いました。このベルトはずっと守ると彼は言っています。僕はいま英語で意味がわかりましたので。サンキュー」
MVP「キメルゼー!!」
※真壁はノーコメント
鈴木「クソ!!」
※TAKA、タイチはノーコメント
