NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2011
- 日時
- 2011年1月22日(土) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1,800人(満員)
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第6試合 30分1本勝負
ブラック・キャットメモリアルレフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
棚橋、デヴィット、ミスティコが入場したあと、マル・幸枝夫人と息子の亨さんへ記念品と花束を贈呈。そして、幸枝さんが「日本のプロレスとメキシコのルチャ・リブレがひとつのリングで競い合う。こういう場を作ったひとつの架け橋として、ブラックキャットのことを皆さまの心のどこかに、少しだけでも記憶として残していていただければ、私たちとしてはこれほどの喜びはありません」とファンに向けて挨拶した。
その後、中邑組が入場し、ミスティコとアベルノの先発で試合がスタート。CMLLでは共闘することもある両者だが、今回はミスティコがオーバーマスクとして被っていたルード仕様のマスクを脱ぎ捨て、自らの意思を示した。その後、モンキーフリップの投げ合いから、ミスティコがセカンドロープの反動を利用したヘッドシザースホイップ。さらに、高速回転式ヘッドシザースホイップでアベルノを場外に吹き飛ばし、トペスイシーダで追い討ちをかける。
棚橋対中邑の場面。棚橋が腕を取ると、中邑は側転で脱出。そして、ハンマースルーを切り返すと、後ろ回し蹴りで棚橋を蹴散らす。
中邑対ミスティコの場面。中邑が前蹴りでミスティコを吹き飛ばす。しかし、ミスティコはフライングメイヤーを着地すると、ハンドスプリングでフェイント。そして、ヘッドシザースホイップで中邑を場外に追いやった。
デヴィット対アベルノの場面。デヴィットがエプロンからのショルダータックルでアベルノを後退させ、ミサイルキック。
その後、内藤がデヴィットをパワーボムで叩きつけ、中邑がジャンピングニードロップを投下。そして、内藤とアベルノが合体パワーボムを棚橋へ見舞う。
さらに、アベルノがミスティコに襲い掛かり、そのマスクを引き裂いてしまう。続いて中邑がデヴィットを羽交い絞めにするが、内藤とアベルノが同時に放ったフロントハイキックは、かわされて誤爆してしまう。
するとミスティコは、ヘッドシザースホイップでアベルノと内藤を場外へ吹き飛ばし、トペコンヒーロを敢行。続いてデヴィットが、中邑のラリアットをかわした勢いのまま、ノータッチトペコンヒーロで追撃。
リング上では、棚橋が中邑にフライングフォーアーム、ダイビングサンセットフリップ、ドラゴンスクリュー。これに対して中邑は、棚橋の突進をかわしてコーナー最上段に固定し、ボディへ膝蹴りをお見舞い。そして、久々に見せたトルニージョで追い討ちをかける。
その後、内藤がミスティコをパサーダで投げるものの、ミスティコはアベルノをヘッドシザースホイップで投げ飛ばす。そして、内藤には619をお見舞いすると、アベルノのマスクを引き裂き、回転エビ固めでフォールを迫る。
だが、アベルノはラ・ミスティカを回避し、デビルウィングス(ダブルアーム式フェースバスター)を炸裂させ、ミスティコから3カウントを奪った。
試合後、アベルノがマイクを掴み、「アベルノはいつでもどこでもナンバー1だ!明日、待ってろよ!」と、翌日に一騎打ちを行なうミスティコを挑発。
これに対しミスティコは「アベルノ! ここ日本は俺の土地だ! 俺のふるさとだ! ここですべての技をお前に見せてやる!俺がここで1番だということを、必ず明日証明してみせる! 待ってろ!」と反撃。大「ミスティコ」コールが起こった。
これにアベルノが怒って乱闘が勃発するが、ミスティコがヘッドシザースホイップでアベルノを投げ飛ばす。ところが、アベルノが逆襲し、ミスティコのマスクを完全に剥ぎ取ってしまった。
COMMENT
は存在しないけどさ。CMLLで半年ぐらいいたけどね、1回も絡む事が出来なかったからね。それがこうして転がり込んでくる。これは俺がメキシコでどんだけ頑張ってきたか、日本にあんま伝わんないけどさ。その頑張りを向こうの社長であり、CMLLの人間が認めてくれた結果が明日のタイトルマッチだと思ってるから。いい思いさせてメキシコに帰すわけにはいかないからね。明日俺らが獲れば俺またメキシコ行けるでしょ。俺1年でも2年でも、いや日本とメキシコ掛け持ちで。俺欲張りだからね。日本でもメキシコでも両方トップに立ちたいからね。まずは明日見といてよ」
アベルノ「今日の試合見ただろ。俺の試合が明日のデモンストレーションだよ。明日もみんなの前で素顔をさらしてやるからな。誰が1番か明日教えてやるよ」
※中邑はノーコメント
棚橋「チャンピオンとしての一発目の試合だし、俺とデヴィットとミスティコが組む……二度とないチャンスだったんで、どうしても勝ちたかったけど、残念な結果になっちった。でも、あの空気、あのリングアナウンサー、なんかホントにメキシコにいたような錯覚になったんでね。明日も出て〜な〜!」
デヴィット「今日の試合は明日の準備的な側面もあった。結果は見てのとおりだけど、明日はいい試合をしたいと思うよ。今日は、タグチがCMLLのベルトを獲ったよね。これでAploo55は、2つのシングルベルトを持ったことになる。明日、IWGPJr.タッグのベルトを獲れば、Wチャンピオンが二人になるよね? だから、アシタ、Apollo55、ダブル・ダブル・チャンピオン!」
※ミスティコはセコンドにタオルで頭を隠されたまま、ノーコメントで控室へ。