NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2011
- 日時
- 2011年1月22日(土) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1,800人(満員)
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第1試合 20分1本勝負
レフェリー|佐藤健太
MATCH REPORT
今大会では場外フェンスが撤去され、リングの周囲は通常の大会と比べて約2倍の広さ。また、メキシコルールで行われる試合ではゴングを使わず、ホイッスルが使用される。
そんな中、大型ビジョンを使用したカード発表がスペイン語バージョンで行なわれ、選手入場ではCMLLのイヴァン・サルゲロリングアナウンサーが名調子を響かせる。さらに、メキシコ特有の楽器であるコルネタ(巨大ラッパ)が鳴らされ、場内のムードは早くも急上昇。
そこから始まった第1試合は、タイチとマキシモのシングルマッチ。タイチがCMLLへ遠征していた時、両者は激しい抗争を繰り広げ、決着戦の髪切りデスマッチでタイチが丸坊主にされたという因縁がある。
手四つの力比べになると、オカマレスラーであるマキシモが、どさくさに紛れてタイチの唇を奪おうとする。それを何とか回避したタイチは、マキシモの腕を取って絞る。これに対しマキシモは脚を取って対抗。そして、アームドラッグでタイチを投げ飛ばす。
しかしタイチは、チンロック、ストンピングで反撃。だがマキシモは、串刺しフライングボディアタックをかわしてタイチをコーナー最上段へ釘付けにし、ロングタイツを引っ張る。すると、タイチがショートタイツ姿になり、思わず目を伏せて恥ずかしがってしまう。
この隙を突いてタイチがマキシモに襲い掛かり、ショートタイツを無理やり引っ張ってTバック姿にして、精神的ダメージを与える。
その後、チョップ合戦からタイチがマキシモのコスチュームの肩ヒモをずらす。これで、胸があらわになってしまったマキシモは「キャー!」と乙女のような声を出して恥ずかしがる。
それでもマキシモは、コルバタでタイチを吹き飛ばし、ヒップアタック、ダイビングヒップアタック、トペスイシーダ2連発、変型ボディスラム、ダイビングセントーン、後方回転エビ固めと畳み掛ける。
さらにマキシモはタイチを担ぐが、抵抗したタイチが顔面かきむしりで逆襲。さらに顔面キック、トラースキックでダメージを与える。
苦しくなったマキシモは、2発目のトラースキックをかわし、続けて放たれた打撃のコンビネーションをすべてブロック。そして、キス攻撃からスクールボーイを繰り出す。
これで場内が大歓声に包まれると、マキシモはファンにアピール。だが、その隙を突いてタイチがスクールボーイをお返しする。しかしマキシモは、突進して来たタイチをキャッチし、ジャンピングパワーボムで反撃。そして、もう1度パワーボムを狙うものの、タイチがウラカン・ラナに切り返す。
それでもマキシモは串刺し攻撃を狙うが、受け止めて持ち上げたタイチが、ブラックメフィストを決めて勝利した。
試合後、両者は抱き合ってお互いの健闘を称えた。
COMMENT
マキシモ「今日負けたけど、アレナメヒコで髪の毛かけてやってやったじゃないか? もう1回チャンスをくれ。それと明日もう1回おもしろいタッグをやるから楽しみにしとけ!」