NEW DIMENSION
- 日時
- 2009年2月28日(土) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1600
-
第7試合 30分1本勝負
NEW DIMENSION スペシャルタッグマッチレフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
蝶野と替わって入った後藤は、「永田、来い!」と挑発。永田は、観客から「永田」コールを受けるが、後藤の挑発に乗らず、余裕の表情を浮かべながら棚橋にその場を任せる。
その後、棚橋は、後藤をボディスラムで投げ、両手を勢いよく広げてアピール。すると、後藤は棚橋を背後から攻撃。そして、エプロンから永田を突き落とし、 「永田、来い!」と再度挑発。さすがに怒った永田は、リングインして後藤とエルボー、張り手合戦を展開。永田がフロントハイキックを見舞えば、後藤はラリ アットで応戦するなど、互角の攻防を繰り広げる。
試合中盤に入ると、棚橋&永田は、蝶野を集中的に攻め、試合を優位に進める。棚橋は掟破りのSTF、ドラゴンスクリューからのテキサスクローバーホールド、永田はアンクルロックからのナガタロックで蝶野にギブアップを迫っていく。
苦戦が続く蝶野だったが、走ってきた棚橋を捕まえてマンハッタンドロップ。そして、シャイニングケンカキックで反撃に成功し、後藤にスイッチする。
後藤は、棚橋にエルボー連打、串刺しラリアット、ダイビングエルボードロップ。だが、棚橋は低空ドロップキックで応戦し、永田とタッチ。
替わって入った永田は、後藤にミドルキック連打、串刺しフロントハイキック、エクスプロイダーと畳み掛ける。対する後藤は、ロープへ走った永田を背後から追いかけ、振り向きざまにラリアット。さらに、垂直落下式ブレーンバスターで永田をマットへ叩きつける。
しかし、永田は、後藤が放ったラリアットをことごとく回避し、ナガタロックIIで対抗。後藤にギブアップを迫る。
永田は、棚橋とのダブル延髄斬り、棚橋のスリングブレイドから、垂直落下式ブレーンバスターで後藤をフォール。これは蝶野のカットで3カウントならず。
後藤は、スリングブレイドを狙った棚橋を受け止めてバックドロップで投げ、永田には強烈な張り手をぶちかます。だが、永田はすぐにニールキックで応戦。そして、ドライブスクリューからバックドロップホールドを炸裂させ、一気に勝負を決めた。
試合後、マイクを手にした永田は、「まぁ、ちょっと身が軽くなったところで、そろそろ闘いの矛先を新日本プロレスへ持っていこうかなと。まずは、NEW JAPAN CUPで優勝します。そして、5月(3日福岡大会)にIWGP挑戦。チャンピオンは棚橋なのか、それともカート・アングルなのか。どちらにしても、俺が IWGP戦線に戻ってきたという事は、より素晴らしい試合を皆さんに見せてあげます。とにかく、ここでIWGP戦線に復活する事を宣言します! 以上!」と、しばらく離れていたタイトル戦線に絡んでいくとファンに誓った。
すると、これを聞いていた棚橋は、先に帰ろうとした永田を 呼び止めて「永田裕志、戻ってくるのがおせぇよ! 俺が必ずカート・アングルを倒して、誰の挑戦でも受けてやる。永田裕志、言っておくぞ。天下はここにある!」とマイクアピール。挑戦表明をしてきた永田を 挑発した。
大『棚橋』コールが起こる中、棚橋は「やっと『棚橋』コールが出たところで最後にいかせてもらいます。後楽園の皆さん、愛してま〜す!」と、お馴染みの決め台詞で大会を締めくくった。
COMMENT
棚橋 「おもしれぇな、新日本。俺より下の元気のいい後藤がいて。俺よりナルシストなユウジ・ナガタがいて。俺より人気のある蝶野正洋がいる。新日本も群雄割拠 だな。今日、一つ分かったのは、天下がここにあるということ(とIWGPヘビーのベルトを見せる)。チャラい天下を作って行きますよ。よし、4月5日に向 けて、俺は毎日を丁寧に! 丁寧に生きて行きますよ。仕事に追われるし、練習もギリギリでやってるし、まぁ、キツいっちゃキツいけど、俺は毎日を丁寧に。(カート戦が)レスラー人生 の大一番になることは分かっているから、丁寧に生きてカート戦を迎えたいと思います。やることはやって行きます」
後藤「前回の (2/15)両国に続き、今日の後楽園。永田に直接獲られたっていうのが、俺にとって大きな痛手というかね。次、ここから這い上がるにはNEW JAPAN CUPしかない。俺がここから浮かび上がって行くには、NEW JAPAN CUPしかないから。今の現実は受け止めて、必ず浮かび上がります」
※蝶野はノーコメント