NEW DIMENSION

日時: 2009年2月28日(土) 18:00開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1600

第4試合 20分1本勝負

石狩太一
外道

境界線

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

観客の「外道」コール、エプロンに控える邪道の「カモン、兄弟！」というエールに後押しされ、外道は中西に迫る。しかし、ショルダータックル1発で中西に突き飛ばされると、すぐに邪道とタッチ。
　渋々リングに入った邪道は、外道との連携で中西を攻めようとする。だが、ショルダータックルで2人まとめて倒されて失敗。ここで中西は石狩を呼び込み、アトミックドロップとエルボー、アトミックドロップとドロップキックの連携技で邪道＆外道を攻撃。邪道＆外道は、逃げるようにリングから降りる。
　中西の圧倒的なパワーに手も足も出ない邪道＆外道だったが、石狩にターゲットを絞って試合の主導権を奪う事に成功。石狩は、長時間にわたって邪道＆外道に集中攻撃されて苦戦を強いられる。
　劣勢が続く石狩だったが、突進力のある串刺しフロントハイキックで外道に反撃成功。「中西さん！」と勢いよくタッチし、勝負を託す。
　中西は、控えの邪道を場外へ落とし、外道には逆水平チョップ、串刺しラリアット、ブレーンバスタースラム、ジャンピングニードロップ。その後、邪道にラリアットを放つが、石狩に誤爆。この隙に邪道は、投げっ放しジャーマンで中西の巨体を見事に投げ、クロスフェースオブJADO。中西にギブアップを迫る。
　石狩のカットで危機を乗り切った中西は、腕を取ってきた邪道を強引にアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げる。しかし、外道のカットでギブアップ勝ちならず。
　中西はコーナー最上段に乗るが、外道に足を掴まれて身動きが取れなくなってしまう。その隙を突き、邪道は中西を雪崩式ブレーンバスターで投げ、フォールへ。中西はカウント2でキックアウトし、両腕ラリアットで邪道＆外道を同時に蹴散らす。
　中西は、邪道の首根っこを鷲掴みにし、ショートレンジラリアット。だが、邪道に回避されて空振り。すると、その直後に石狩のトラースキックが、邪道にクリーンヒット。中西は、この石狩の好アシストから、アルゼンチンバックブリーカーで邪道をギブアップさせ、勝利を収めた。

COMMENT

中西「（石狩と握手して）ナイスアシスト！よく頑張った。だけどな、敵ながらあっぱれ、邪道、外道。うまいな！さすがに。もうちょっとで術中にハマるところやった。（石狩の胸を叩きながら）コイツのヘルプがなかったらね。まぁ、相手は誰でも、俺のやることは前に突き進んでブッ潰す！それだけや。（石狩の胸を勢いよく叩き）あとはお前が言え！（と言って去る）」
石狩「ありがとうございます。まぁ、中西さんみたいな強力な人と組めば、結果はこんなもんですね。あんな奴らに負けるわけないし。いつも言っている通り、邪道、外道も40過ぎた頭のさみしくなってきたオッサン2人なんだから、そろそろ諦めたらどうだ？（2/15）両国ではああいう結果になっちまったけどよ、邪道、外道とはまだ決着ついてねぇんだから。もう1回、俺とミラノに、お前らオジサン2人力合わせて（挑んで）来いよ。どうせ凶器しか使わねぇんだろうけど。次、俺らとやる時は、お前らの引退する日だよ。就職先、探しておけよ。オッサンなんだからな」

外道「神の手が通用するのは人間だけらしいな。人間以外の生物には通用しねぇみたいだ! なぁ、兄弟？」
邪道「世界一のタッグの手を持つ俺らでもよ、ゴリラは調教出来なかったよ」