KOPW 2023保持者の鷹木が登場し、BUSHIとコンビを結成。4.2後楽園の「KOPW争奪戦」で激闘を繰り広げたヘナーレと、タッグマッチで再び対決。

　両者の先発で試合開始となり、鷹木がBUSHIと共に攻め込んでいく。だが、控えのオーカーンがBUSHIのロープワークを妨げ、場外乱闘でUNITED EMPIREが逆転。
　ここからBUSHIが孤立し、オーカーンとヘナーレが代わるがわる攻撃で痛めつける。だが、BUSHIはヘッドシザースホイップでヘナーレを投げ、ようやく脱出に成功。
　ここでタッチを受けた鷹木は、ショルダータックル、串刺しショートレンジラリアット、エルボー連打、ブレーンバスターでヘナーレに追撃。
　するとヘナーレは、フライングショルダータックルで巻き返し、ボディブロー連打で追い討ち。それでも鷹木は打撃コンビネーションを浴びせるが、ヘナーレはコーナー2段目からスピンキックをお見舞い。
　その直後、ヘナーレはバーカーサーボムで鷹木に追撃。そして、形勢逆転を許さず、ショートレンジジャンピングニーアタック、ランニングローキックへ繋いだ。
　鷹木対オーカーンとなり、オーカーンのモンゴリアンチョップに対して鷹木もモンゴリアンチョップで対抗。さらに、フェイントで顔面パンチとDDTを食らわせ、赤コーナーへ戻る。
　これでBUSHIが登場し、低空ドロップキックでオーカーンをダウンさせ、場外へ追いやる。そして、トペスイシーダを狙ってロープへ走るも、控えのヘナーレが妨害。
　だが、BUSHIはオーカーンにドロップキックを食らわせ、そのままブルドッキングヘッドロックでヘナーレを叩きつける。そして、鷹木と共にトレイン攻撃を敢行し、合体バッククラッカーで叩きつける。
　すると、ヘナーレがボディブローとハイキックでBUSHIを黙らせるが、鷹木がラリアットで報復。しかし、オーカーンが巻き投げで鷹木を投げ捨て、王統流二段蹴りでBUSHIを吹き飛ばす。
　それでもBUSHIはフェイント式ニールキックをヒットさせるが、オーカーンが捕まえ、新技の大空スバル式羊殺し・まつりでギブアップを奪った。

　試合後、オーカーンはブリティッシュヘビーベルトを掲げ、BUSHIを足蹴にしてリングから叩き出した。

へナーレ「なぁタカギよ、俺はお前から3度、フォールを奪った。そして、お前が俺から奪ったのは2度だ。俺たちのシングルの対決をすべて振り返れば、2度目の勝利をお前に譲ったわけだが、『NEW JAPAN CUP』ツアーでは俺がシングルでもタッグでもフォールを奪っているんだ。この前のタイトルマッチを振り返っても、最初にギブアップを奪ったのは俺だ。そしてフォールにしても、俺のほうが完璧に叩きのめしてのものだった。最後はダブルノックダウンから立ち上がったのに、ダウンだと判定されただけ。その意味ではイーブンだ。だからこれまでシングルマッチでの闘いも、実質はイーブン、五分なんだ。まぁ、過ぎたことはもういい。次は『DONTAKU』のツアーだ。そのあとはオーサカジョーホール（6.4）が控えている。さらに『G1（CLIMAX）』も待ち構えている。そのどこかで俺たちのシングルマッチがまた組まれるだろう。次は俺が勝利してやる。コーラクエンで2本目を奪ったときのように、お前から完璧なフォールを奪ってな。次こそ、誰が見てもハッキリした勝利を奪ってやる。俺は何ひとつ、お前に見劣りしていない。まぁ、この前のタイトルマッチでお前を相手にしたことで、それをみんなに知らしめられたことは感謝しておくよ。これからもお前との闘いは数えきれないほど続くだろう。そして、次のシングルマッチがいつ組まれるかはわからないが、お前はリョーゴク（4.8）でHOUSE OF TORTUREとの6人タッグマッチが組まれているな。昨日のタイトルマッチで敗れ去ったヤツらを相手にして満足か？ 『（WRESTLING）DONTAKU』であろうと、オーサカジョーホールであろうと、『G1』であろうと構わない。次はKOPWじゃなく、NEVERのベルト、いやIWGP（世界ヘビー級）のベルトを懸けて争おうじゃないか」
　
オーカーン「昨日はチャンネル登録者数34万人のVTuber、因幡はねる姫が応援に駆けつけてくれたおかげで快勝じゃった。東京ドーム大会は招待したが、それから余の魅力に取り憑かれて後楽園に1人で応援に駆けつけて、“余のパンケーキ食うか？”Tシャツ（https://shop.njpw.co.jp/collections/great-o-khan/products/4874）も買って、愛おしそうに着ていたよ。これをいま買えば、因幡はねるとペアルックスになるぞ!! もちろん余ともペアルックじゃ。しかも配信で1時間半もうれしそうに余のことを絶賛し称えておったので、帝国民も愚民もよく見ておけ！（https://www.youtube.com/live/lPBuTGQwhno?feature=share）。この支配力が、4年9ヶ月（RPWブリティッシュヘビー戦）無敗の前人未到の大記録を樹立させたグレート-O-カーンの力じゃ！」
　
　
鷹木「ヘナーレの野郎、一昨日のタイトルマッチで負けたからヘコんでると思っだけど、とんでもない。まだまだ魂の炎は燃えてるようだな。でも、そうじゃなけりゃ面白くない。あいつの実力は本物なんだから。俺がひとつアドバイスすることがあるとすれば、俺が相手のときだけじゃなく、誰が相手のときも、タイトルマッチと同じような実力を出せって。またどっかで勲章を獲ってきたときには、いつでも相手してやるから。とはいってもいま、この新日本のリング上では、SANADAが景色を変えると言ってるな。このKOPWも景色を変えるっていう意味では、いままで対戦したことのない相手とタイトルマッチをやりたいなと思う。まぁ海外でちょこちょこカードが決まってきてるから、昨日ザックとも面白い話ができたし、ロビー・イーグルスとも試合するし、まだ見ぬ強豪なんていくらでもいるだろうから。もちろん新日内でも『NEW JAPAN CUP』では外国人選手が活躍したんで、この前のタイトルマッチを見て、“いやいや俺の方が面白いルールのアイデアを持って、KOPWのベルトを奪ってやる”と思ってる外国人選手、（挑戦者に）名乗り出てほしい」
　
※BUSHIはノーコメント