メインイベント(第7試合)では、NEVER無差別級6人タッグ王座を懸けて、王者組の“STRONG STYLE”鈴木みのる&エル・デスペラード&成田蓮と前王者組の“HOUSE OF TORTURE”EVIL&高橋裕二郎&SHO組がリマッチ。
STRONG STYLEは2.11大阪でH.O.TからNEVER6人タッグを奪取。その後、3.21長岡でH.O.Tは成田の身体に黒のスプレーで「HOT」と書き殴り、さらにはデスペラードのマスクを剥ぎ取ると、ベルトを懸けた再戦を要求。
以降も両軍は遺恨抗争を繰り広げ、昨日の4.2後楽園ホールでは両者リングアウトに。すると、成田はタイトルマッチでは“場外カウントなし”を要求。それを受けて、新日本は4/3に「チャンピオンチームからの要請をチャレンジャーチームが受け入れたことにより、今回のタイトルマッチは、“場外カウント無し”の特別ルールで行われることに決定いたしました」と発表した。
大荒れ必至のタイトルマッチ、最後にベルトを掲げるのは果たして……?
まずはH.O.Tがふてぶてしく入場。セコンドのディック東郷はデスペラードから奪ったマスクを着用している。続いてSTRONG STYLEがNEVER6人タッグのベルトを携え花道を進む。成田は鬼の形相でEVILをにらみつける。成田は「EVIL、出てこい!」と叫ぶが、EVILはすかすように場外へ。
先発はデスペラードと裕二郎。ロックアップからデスペラードはヘッドロックで捕らえる。だが、裕二郎は手にかみつく反則攻撃。そしてデスペラードの顔面を手で突き飛ばして挑発。
さらに裕二郎は串刺しフロントキックを食らわせ、フィッシャーマンズバスターを狙う。デスペラードは切り抜けると、変則的なロープワークでショルダータックルをお見舞い。
スイッチした鈴木は裕二郎にエルボーを連発。裕二郎もエルボーを返し、続いてフロントキックの応酬に。スキをついて裕二郎は鈴木を場外に放り投げると、SHOがイスで腹部を殴りつける。ここからH.O.Tは場外戦に持ち込む。
裕二郎は鈴木、EVILは成田を鉄柵に投げつける。EVILは黒いスプレーで成田の胴体に文字を殴り書こうとする。成田が切り抜けると、EVILは放送席のYOHのTシャツに「H.O.T」と書き殴る。
鈴木は北側のステージで、裕二郎にゴッチ式パイルドライバーを狙う。だが、東郷が妨害。すかさず裕二郎はエルボーで、鈴木をステージ下に打ち落とす。EVILは東側の案内板に成田を叩きつける。SHOはイスをデスペラードの喉元に押し付ける拷問攻撃。
EVILは成田にイス攻撃を見舞い、頭部を踏みつける。さらに鉄柵にハンマースルー。裕二郎は鈴木に鉄柵を背負わせ、顔面かきむしりからイスを土手っ腹に突き刺す。H.O.Tは場外戦でSTRONG STYLEを徹底的に蹂躙。
鈴木は裕二郎にイス攻撃をやり返そうとするが、思いとどまり膝蹴りを食らわす。しかし、H.O.Tがラフファイトで鈴木を鎮圧。そしてEVILは場外で成田にSCORPION DEATHLOCKを決める。
鈴木はリングに上がろうとするが、SHOと裕二郎が阻止。続いて二人がかりで鈴木の喉元を踏みつけていく。鈴木はエルボーで反撃を試みるが、EVILとSHOは鈴木を鉄柵に叩きつける。
裕二郎はようやく鈴木をリングに投げ入れ、馬乗りエルボーを乱打。鈴木は気合いの咆哮を見せるが、裕二郎はストンピング。
そして自軍コーナーに運び、EVILと交代。EVILはTシャツで鈴木にチョーク攻撃。成田がカットに入ろうとするも、EVILはサミングから場外に排除。
EVILは鈴木をカバーするが、これはレフェリーが認めず。するとEVILはストンピングを浴びせ、鈴木をカバー。だが、鈴木はカウント1で意地のキックアウト。
ならばとEVILは逆水平チョップ一発で鈴木をダウンさせる。しかし、鈴木は気合いの表情で立ち上がる。するとEVILは顔面かきむしり。
成田がカットに入ろうとするが、SHOが排除。さらにSHOはデスペラードも場外に放り投げ、鈴木にコーナーを背負わせるとキックを連発。
SHOは「オレのほうが強えんだよ!」と鈴木に挑発。鈴木はチョップで反撃。SHOはサミングからロープに走るも、鈴木はカウンターのフロントキック。
だが、鈴木がスイッチしようとすると、裕二郎が妨害。EVILは鈴木にストンピングを乱打し、ボディスラムの体勢に。鈴木は切り抜けてスリーパー。そしてEVILの後頭部にエルボーを食らわす。
そして鈴木は裕二郎に一本足頭突きをお見舞い。スイッチした成田はEVILにフロントキック。さらにSHOには豪快なフロントスープレックス。続いて裕二郎にもフロントスープレックスを見舞う。
ここで成田は東郷をリングに投げ入れ、お仕置きのフロントスープレックスを食らわす。すると、H.O.Tはリングに戻らず、場外で体力の回復を狙う。
気づけばEVILの姿が見当たらず、成田は南側の階段へ。するとデスペラードがEVILを見つけ出し、背中に攻撃。そして成田は南側通路でEVILをコブラツイストで捕獲。
成田はEVILをヘッドロックで捕らえ、リングに戻す。そしてハーフハッチスープレックスを炸裂するが、これはカウント2。
ならばとフロントスープレックスを狙うも、EVILは回避してサミング。そして金具むき出しのコーナーに成田を叩きつける。
スイッチしたSHOは成田にエルボーとチョップを連発。しかし、成田はフロントキックで切り抜け、さらにフライングニールキックを炸裂。
次はデスペラードがSHOにショルダータックル。さらにバックエルボーからバックドロップを食らわせ、雄叫びを上げる。
そしてデスペラードはギターラ・デ・アンヘルを狙うが、回避したSHOはフィンガーロック。ここから両者はエルボー合戦に突入。SHOが腰から崩れると、デスペラードは張り手から再度ギターラ・デ・アンヘルを狙う。
だが、SHOは切り抜けると、デスペラードを金具むき出しのコーナーにハンマースルー。デスペラードは衝突寸前で回避するが、SHOはスピアーを炸裂。
ここからH.O.Tはデスペラードにトレイン攻撃を敢行。そして裕二郎がフィッシャーマンズバスターで叩きつけ、SHOがカバー。しかし、カウントは2。
するとSHOはデスペラードにパワーブリーカーを狙う。デスペラードは切り抜けると、ニークラッシャーからグラウンドでのドラゴンスクリュー。そしてヌメロ・ドスを狙う。鈴木は裕二郎をスリーパーで捕獲。
すると、東郷が鈴木をレフェリーに向けて突き飛ばす。そして裕二郎がケインでデスペラードの腹部に一撃。続いてH.O.Tはデスペラードにストンピングを乱打。
さらにEVILがデスペラードを捕らえ、裕二郎がケインで襲いかかる。これはデスペラードがキックで切り抜けるも、すかさずSHOがラリアットでデスペラードを黙らせる。
そしてSHOは今度こそパワーブリーカーをデスペラードに食らわせてカバー。しかし、デスペラードは何とかカウント2ではね返す。
するとSHOはもう一度カバー。これをデスペラードがはねのけると、SHOはその勢いでレフェリーに覆いかぶさる。このスキをついて、東郷がスポイラーズチョーカーでデスペラードの首を締め上げる。
だが、鈴木がキックでカット。鈴木はSHOにエルボー。すかさずEVILと裕二郎がトレイン攻撃を狙うも、鈴木は切り抜けてフロントキックで場外に排除。
今度はSTRONG STYLEがSHOにトレイン攻撃を食らわす。そしてデスペラードのスパインバスターから、成田、鈴木の順でサッカーボールキックを連発。そしてデスペラードがカバーするも、SHOはカウント2ではね返す。
するとデスペラードがSHOをヌメロ・ドスで捕らえようとする。成田はEVILをコブラツイスト、鈴木は裕二郎を卍固めで捕獲。しかし、SHOは必死にロープエスケープ。
ならばとデスペラードは雄叫びを上げ、SHOにギターラ・デ・アンヘルを炸裂。しかし、カバーはSHOがカウント2でキックアウト。するとデスペラードはピンチェ・ロコの体勢に。
だが、SHOは回避してフィンガーロック。そしてレフェリーを突き飛ばし、スキをついてデスペラードに急所蹴り。続いてクロスアーム・パイルドライバーで突き刺してカバーするが、これは鈴木が必死にカット。すると、裕二郎が鈴木を場外に放り投げる。
ここでSHOはトーチャーツールでデスペラードを殴りつけようとするも、成田が阻止。しかし、EVILが成田を抑える。だが、デスペラードがSHOにロコ・モノを炸裂。
そして鈴木が裕二郎をアキレス腱固めで捕獲。成田はEVILをエプロンの東郷に投げつけてから、コブラツイストで捕らえる。
チャンスが舞い込んだデスペラードは、ついにSHOにピンチェ・ロコを炸裂。この一撃で3カウントを奪取し、STRONG STYLEが初防衛に成功した。