オープニングマッチは石井智宏&オスカー・ロイベvsグレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレ。石井が若獅子ロイベを引き連れ、UNITED EMPIREと対峙する。ヘナーレは昨日の4.2後楽園でKOPW保持者・鷹木信悟との争奪戦と壮絶な激闘を展開。敗れるも、その地力を見せつけた。
オーカーンはブリティッシュヘビーのベルトを腰に入場。ヘナーレは昨日のダメージか、肩から腕にかけてテーピングが見える。
先発は石井とオーカーン。両者はリング中央で額を突き合わせてから、ショルダータックルの応酬に。そして激しいエルボーの打ち合いを繰り広げる。
競り勝ったオーカーンはロープに走るが、石井はショルダータックルでなぎ倒す。スイッチしたロイベは、相手コーナーのヘナーレにエルボーを見舞ってから、オーカーンにストンピングを連発。
さらにロイベはハンマースルーを仕掛け、バックエルボーを食らわす。そしてボディスラムで叩きつけ、逆水平チョップをお見舞い。
続いてロイベは串刺しエルボーを狙うが、かわしたオーカーンは辮髪を用いてチョーク攻撃。そしてオーカーンはフェイスロックから、ショルダークローに連携。
そしてオーカーンはコーナーパッドにロイベを叩きつけると、玉座を完成する。続いてオーカーンはヒップトスからカバーするが、ロイベはカウント2ではね返す。するとオーカーンはロイベの左手を踏みつける。
次はヘナーレが登場。ロイベはチョップで反撃するも、ヘナーレはボディブローを乱打。さらにフライングメイヤーから背中に強烈なサッカーボールキック。しかし、カバーはロイベがカウント2ではね返す。ここでオーカーンが石井に襲いかかり、場外に連れ出す。
リング上、ヘナーレはロイベを膝十字固めで捕獲。ロイベはなんとかロープに手をかける。するとヘナーレはヘッドバットからキック、エルボーとたたみかける。
だが、ロイベはカウンターのフロントキックで反撃。スイッチした石井は、ヘナーレにショルダータックル。さらにオーカーンには、技の読み合いからバックドロップを炸裂。
続いて石井はヘナーレにエルボーを連発し、顔面を蹴りつけていく。怒ったヘナーレはエルボーで反撃。ここから激しいエルボー合戦に突入。
ヘナーレは雄叫びを上げてロープに走るが、石井はカウンターのエルボー。だが、ヘナーレも打撃を繰り出し、セカンドロープに飛び乗ると三角飛びジャンピングキックをヒット。
スイッチしたオーカーンは石井にモンゴリアンチョップを連発。そして串刺しラリアットを叩き込むが、石井も技の読み合いからブレーンバスターで応戦。
次はロイベがオーカーンにエルボー、ストンピングを連発。そして串刺しエルボーからブレーンバスターを食らわせてカバー。しかし、カウントは2。
ならばとロイベは逆エビ固めを決めるも、ヘナーレがエルボーでカット。ロイベはこらえるも、ヘナーレはキックで切り崩す。
続いてヘナーレは石井にアルティマを狙う。石井がこらえると、ヘナーレは串刺しのジャンピングニー。
そしてヘナーレはロイベに串刺しラリアット。続いてオーカーンが地獄突きを決める。だが、ロイベはカウンターでヘナーレを担ぎ上げ、アバランシュホールドを炸裂。さらにオーカーンにはヒップトスからギロチンドロップを繰り出すも、これはかわされてしまう。
すかさずオーカーンはロイベにアイアンクロー・バックブリーカー、さらにサイドスープレックスを炸裂。だが、カバーはロイベが何とかカウント2ではね返す。しかし、最後はオーカーンが大空スバル式羊殺しでロイベからギブアップを奪った。
試合後も石井とヘナーレはエルボー合戦。すると、石井を背後からオーカーンが襲いかかる。そしてオーカーンはリングに上がると、石井にブリティッシュヘビーのベルトを見せつけて挑発。
UNITED EMPIREは勝ち名乗りを上げると、オーカーンはマイクを握る。
■オーカーンのマイクアピール
「ひれ伏せ、後楽園の愚民ども! 昨日はレフェリーの誤審で、ヘナーレの7年を、また無駄にされたんだ、コッチは! わかんねえか、この気持ちが! イラついてるって話してるんだよ。でも、それも次はオージー・オープンが、4.8両国でIWGPタッグを支配して。この新日本、グッチャグチャにしてよ、気持ちよくしてもらう。わかったか、愚民ども!(場内拍手&歓声)。これがブリティッシュヘビー級チャンピオンのグレート-O-カーン、アーロン・ヘナーレ。そう、UNITED EMPIREの力だ!」
そしてUNITED EMPIREはクラウンズアップポーズから、リングをあとに。