試合後、佐々木はデスペラードのマスクを剥ぎ取り、それを被って挑発。場内はブーイングに包まれる。
そして佐々木はデスペラードを引きずり起こそうとするが、デスペラードはローブロー。デスペラードはマスクを取り返して被ると、壊れたイスの破片で佐々木の頭部を殴りつける。
さらに両者はエルボー合戦に突入。これはセコンドが割って入り、両者を引き離す。ここで佐々木がマイクを握る。
■佐々木のマイクアピール
「オラー! オイ、オレと、佐々木大輔とデスペラードがリングで向かい合ってんだ、オイ、レフェリー! あんなんで止めんじゃねえ! 延長だ、延長!(場内拍手&歓声)」
そして両者は番外戦を続行。デスペラードはボディスラムから馬乗りになるが、セコンドが制止に入る。デスペラードはおとなしくするかに見せかけ、再び佐々木に襲いかかる。あわててセコンド陣が両者を引き離す。
今度はデスペラードがマイクを手にする。
■デスペラードのマイクアピール
「せっかく、できたのにな。オレたちも一個前みてえにノーDQにすればよかったな(場内拍手&歓声)。続けてえのはヤマヤマだがな、タカタイチが終わるんだ。この興行でタカタイチ、おしまいなんだ。オレたちの興行じゃねえんだ。TAKAみちのくとタイチの、大事な大事な周年興行、終わっちまう。そのタカタイチで、この芽を次につなげようじゃないっすか、ね(場内拍手&歓声)。
タカタイチ、終わっちまうんだよ。タカタイチだからできるカードだったかもしれねえけど、オレとカリスマが、リングで、どこのリングでも、こうやって試合してんだからよ。
オレ、次、1.4でタイトルマッチ、あるんすよ。なあ? 葛西さんにも約束してるし、いまさら一個二個増えたところで、オレが葛西さん相手に、した約束が軽くなるとも思わねえし、全部叶えるし。オレ、アンタとタイトルマッチがしてえんだよ(場内拍手&歓声)。
やろうじゃねえかよ! なあ? なあ、このままノーDQで続けたら、どっちかがダメになるまで続けちゃうけど、オレモも葛西さんと約束したから。必ず生きて、次につなげるんだ。この試合は絶対、次につなげる(場内拍手&歓声)。いいか? DDTさんに上がることになるかもしれねえ。アンタが新日本に来ることになるかもしれねえ。もしくは、オレが葛西さん追っかけてフリーダムス行って、そこにアンタが現れることなんかもあるかもしれねえ!(場内拍手&歓声)。
全部巻き込んで! オレは夢を見させてもらいますよ。アンタと一緒に! 全部! ひっくり返させてもらう! こないだ、ディーノさんが言ってたでしょ、アンタんとこで。リングの上で政治はいらねえって。いらねえんだよ、やろうぜ。ただ、楽しく戦おうぜ。
最後、こうやってイスで頭かち割ったっていいじゃねえかよ。次はノーDQだ(場内拍手&歓声)」
そして、デスペラードがマイクを佐々木のほうに放り投げる。
■佐々木のマイクアピール
「好き勝手しゃべられたあとだから、オレはもう、何もしゃべることはない。ただ! オマエが、デスペラードが開けたそのドア、開けっぱなしにしといてくれよ、オイ(場内拍手&歓声)」
続いて佐々木が握手の手を差しのべると、デスペラードは警戒しながらも握り返す。場外から拍手が巻き起こると、両者はリングをあとにした。