メイン(第7試合)では『KOPW2022』保持者・鷹木信悟と挑戦者タイチが激突。両者は今年、2度にわたり同争奪戦で対峙。4.25広島サンプラザホールでは、当時・保持者だったタイチの提案ルールの「30カウントピンフォールマッチ」で対戦し、勝利した鷹木が『KOPW 2022』を奪取。リマッチとなった6.12大阪城ホールでは、鷹木提案の「鷹木式10分無制限ピンフォールマッチ」で行なわれ、鷹木がタイチを返り討ちに。
その後、11.12安城でタイチが再び挑戦をアピールすると、鷹木は「ふさわしい場所でメインイベントなら、やってやる」と宣言。今回、ビッグマッチの大トリで実現することに。
そして今回の争奪戦のルールを巡りTwitterでファン投票が行なわれ、14,830票を集めた鷹木提案の「鷹木式ラストマン・スタンディング・ランバージャックデスマッチ」に決定(タイチ提案の「30分オールカウント ポイントマッチ」は13,694票)。
「鷹木式ラストマン~」は、3カウントフォールのあと、ダウンカウントで10カウントも取った場合に勝利。また、選手が場外に落ちた際は、リング内に押し戻されるという過酷なルール。
年内ラストとなる『KOPW2022』争奪戦。この試合の勝者が2022保持者と認定されるが、最後にKOPWの女神が微笑むのは果たして?
タイチは過去にKOPWを獲得したときに着ていた特製の浴衣に身を包み、専属ディーヴァのあべみほと共に入場。続いて鷹木が真っ赤なガウンに身を包み、KOPWのトロフィーを手に花道を進む。
開始のゴングが鳴ると、場内は「レッツゴー、タイチ!」コールが発生。まずはロックアップで組み合うと、タイチがロープまで押し込む。ここはクリーンブレイク。リングサイドにはヒロムが姿を見せる。
続いて鷹木とタイチはロックアップで組み合うと、今度は鷹木がロープに押し込む。ここから両者は互いの髪をつかんで、意地をぶつけ合う。
今度はショルダータックル合戦に突入。タイチはフロントキックで吹っ飛ばすが、鷹木はショルダータックルでなぎ倒す。タイチは場外にエスケープするも、すかさずセコンドのヤングライオンやJUST TAP OUT勢がリングに押し戻す。
今度はタイチが鷹木を場外に放り投げると、セコンドに混ざり、DOUKIも鷹木をリングに戻す。
続いてタイチが鷹木を喉輪で捕らえ、そのまま二人で場外に落ちると、セコンドたちがリングに押し上げる。
鷹木が突進すると、タイチはうまく場外に落とす。だが、押し戻された鷹木は、タイチのアックスボンバーをかわし、グラウンドコブラツイスト。タイチは返すことができず、鷹木が3カウントを奪取。ここからダウンカウントへ。しかし、タイチは余裕で立ち上がる。
すると鷹木はバックエルボー、ナックル、龍魂ラリアットでなぎ倒す。そして鷹木はタイチを踏みつけてからエルボードロップを連発。さらにセントーンを浴びせ、両足で踏みつけていく。
ここで鷹木がタイチを蹴落とすと、セコンド勢がリングに押し入れる。鷹木はタイチにフライングメイヤーからニードロップ。そしてカバーするが、これはカウント2。
すると鷹木は膝蹴りを連発し、ショルダータックルで吹っ飛ばす。続いて鷹木はブレーンバスターで叩きつけ、タイチの首筋にエルボーを乱打。さらにスライディングラリアットからカバーするが、カウントは2。
ここで鷹木は「来た! 来た! 来た!」と叫び、バックドロップを狙う。だが、タイチは回避し、逆水平チョップを連発。続いて、互いに喉輪を見舞う。そして組み合うと、タイチが左の上手投げで鷹木を場外に落とす。
セコンドが鷹木をリングに戻すと、すかさずタイチはタイチ式外道クラッチで3カウント奪取。そのままタイチは押さえ込んだ状態のまま、ダウンカウントが始めるが、カウント5で鷹木は解除。鷹木がレフェリーに抗議すると、タイチがスキをついてアックスボンバーを炸裂。
そしてタイチはパンタロンを脱ぎ、天翔十字鳳を発射。しかし、鷹木は切り抜けてエルボー。するとタイチはローキックで対抗。ここから壮絶な打撃戦に突入。
鷹木の逆水平チョップに対し、タイチはスピンキック。さらにソバットからロープに走るも、鷹木は追走式ラリアット。そしてロープに走るが、タイチが喉輪で捕獲し、一気に喉輪落とし。
しかし、鷹木はすぐに立ち上がりバックドロップをお見舞い。負けじとタイチも高角度のバックドロップで投げつける。鷹木は意地で立ち上がりパンピングボンバーを炸裂。
勢い余って鷹木は場外に転倒。すかさず、セコンドがリングに押し戻す。場外に落ちたタイチも、リングに戻される。
両者は同時に立ち上がると、パンピングボンバーとアックスボンバーの相打ちを三度にわたり展開。タイチが膝をつくと、鷹木がパンピングボンバーへ。しかし、タイチは組み付いて右の下手投げの体勢に。
だが、鷹木が逆にタイチを投げつけ、力士のようなポーズ。すると、怒ったタイチが突進するも、鷹木はカウンターでのMADE IN JAPANを炸裂。
タイチがカバーをカウント2ではね返すと、鷹木は追撃のMADE IN JAPAN。鷹木が3カウントを奪取すると、ダウンカウントがスタート。タイチは8カウントでなんとか立ち上がる。
すると鷹木が串刺しラリアット。そしてロープに走るも、タイチは倒れ込んでしまう。鷹木はタイチの顔面にステップキックを連発。
タイチは立ち上がり逆水平チョップを連発。すると鷹木はワンツーエルボー。しかし、タイチは横綱式カチ上げエルボーからカバー。だが、鷹木はカウント2でキックアウト。
ここでタイチは雄叫びを上げ、タイチ式ラストライドを狙う。鷹木がこらえると、タイチはステップキックを連発。ならばと鷹木は相手のお株を奪うオーバーヘッドキック。
さらに鷹木は串刺し攻撃を狙うが、かわしたタイチがジャンピングキック。そして後頭部にアックスボンバーを叩き込むと、返す刀で顔面にジャンピングキック。
そしてタイチはブラックメフィストを狙うも、鷹木は切り抜け鷹木ドライバー98の体勢に。タイチも回避するが、鷹木はバックエルボー、ナックル、そして龍魂ラリアットを狙う。しかし、タイチはカウンターの天翔十字鳳をヒット。
そしてタイチは一気にタイチ式ラストライドを炸裂し、3カウントを奪取。ここからダウンカウントが始まり、鷹木はカウント9でなんとか立ち上がる。
ならばとタイチはブラックメフィストを狙うが、鷹木は切り抜けて逆さ押さえ込み。タイチが返すと、すかさず鷹木はスライディングエルボー。
鷹木は立ち上がり、「オイ! オイ! オイ!」と気合を入れ、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンの体勢に。タイチは脱出し、喉輪の体勢から、そのまま金具むき出しのコーナーに叩きつける。
さらにタイチはリバースの喉輪落としのようなかたちで、鷹木の顔面を金具むき出しのコーナーに叩きつけると、エプロンに出る。
そしてタイチはコーナー最上段に座ると、鷹木を引きずり上げ、雪崩式喉輪落としを狙う。鷹木はこらえ、ヘッドバットを連発。ここから鷹木は一気にSTAY DREAMを炸裂。
鷹木は大ダメージのタイチを引きずり起こすが、タイチはスキをついてブラックメフィストを食らわす。ここで共に重なるようにダウンし、レフェリーはダブルフォールとして3カウントを数える。
続いてダウンカウントが始まるも、共にレフェリーをつかんでカウントを阻止。そして両者は立ち上がると、鷹木がショートレンジの龍魂ラリアット。だが、タイチもショートレンジのアックスボンバーで応戦。互いに相手のリストをつかんで、壮絶な打ち合いに突入する。タイチの口付近からは出血が見える。
タイチはミドルキックを炸裂。鷹木はショートレンジラリアットを繰り出すが、タイチは渾身のミドルキックでダウンを奪う。
さらにタイチは追撃のキックを繰り出すが、鷹木は足を捕らえてグーパンチ。さらにヘッドバットからパンピングボンバーへ。
だが、タイチは組み付き、左の上手投げを決める。さらに突進してきた鷹木にドロップキックをヒット。そしてタイチは右腕を突き上げると、一気にバックドロップホールドを炸裂。3カウントを奪取し、カウントダウンがスタート。鷹木はカウント9で立ち上がるも、タイチは横綱式カチ上げエルボーをお見舞い。
そしてタイチはブラックメフィストの体勢に入るが、こらえた鷹木は鷹木ドライバー98。しかし、カバーはタイチがカウント2でキックアウト。
鷹木は立ち上がって突進。しかし、タイチはカウンターのフロントキックからジャンピングキック。追撃のジャンピングキックは、鷹木がラリアットで撃ち落とす。
そして鷹木はパンピングボンバーを狙うも、タイチはカウンターのハイキック。すかさずタイチは突進するが、鷹木はかわして金具むき出しのコーナーに自爆させると、さらに延髄ラリアット。
そして鷹木は強烈なパンピングボンバーでなぎ倒し、タイチを引きずり起こすと、ついにラスト・オブ・ザ・ドラゴンを炸裂。3カウントを奪い、ここからダウンカウントが数えられる。
タイチは必死に立ち上がろうとするが、崩れ落ちてしまい、ついに10カウント。鷹木が死闘を制し、KOPWを守り抜いた。