試合後、感無量の表情の棚橋は勝ち名乗りを受けると、ダウンしている藤波に近づき、言葉を投げかける。そして藤波に肩を貸して起こすと、藤波の手を両手で握り、その右腕を上げる。
ここで今日の大会出場選手やスペシャルゲストがリングに集まる。
そして、アントニオ猪木さんの追悼セレモニー、続いて追悼の10カウントゴングが打ち鳴らされた。
続いて藤波がマイクを握る。
■藤波のマイク
「本日は僕の50周年記念にご来場いただき、本当にありがとうございました!(場内拍手)。この50年、いろんなことがありました。今日、デビュー戦の相手をしてくれた北沢さん、本当にありがとうございます。あれから50年、こんなにすばらしい選手と渡り合うことができました。
そして最後に師匠である猪木さん。本来、猪木さんもこのリングに立ってくれる約束でした。それが叶わぬことになりましたが、ただ! われわれレスラーはこれからも、猪木さんの意思をついで邁進していきます。どうぞ、これからもプロレスをよろしくお願いいたします! 本日は本当にありがとうございました!(場内拍手)」
ここで藤波はマイクを一旦離すも、もう一度持ち直す。
■藤波のマイク
「すみません! あまりにも衝撃のジャンピングボディプレスを食らって、一番肝心な締めを忘れてました(場内拍手&笑)。いまごろ猪木さんが、天国で『バカヤロー!』って怒ってますよ(笑)。
それではみなさん、ご唱和ください! (放送席の)ライガーも長州さんもよろしくお願いします。みなさん、これはもう座ったままでいいかな? 立っていただきましょうか? すみません、ご起立の上、元気よく! 1、2、3、ダー!をいきます!
それではご唱和ください! いきます! 1、2、3、ダーーーー!!!!」
そして棚橋と藤波は笑顔で握手をかわし、ここでは出場選手とスペシャルゲストの面々で記念撮影。そして藤波はLEONAと二人で撮影を行なったのち、最後は花道奥のステージで棚橋と共に両手を突き上げた。