セミファイナル(第7試合)の『WTL』公式戦は、“TMDK”マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト(5勝2敗)と“オージー・オープン”マーク・デイビス&カイル・フレッチャー(7勝1敗)による豪州対決。単独首位のオージー・オープンは、ここで勝利、もしくは引き分けでも決勝進出が確定。タッグのスペシャリストであるTMDKとの対決は、大きな正念場となる。
オージー・オープンはギデオン・グレイに呼び込まれて入場。オージー・オープンは肩から首にかかてテーピングを施している。
先発はヘイストとデイビス。ロックアップで組み合うと、デイビスがロープに押し込む。そして逆水平チョップを繰り出すが、ニコルスはすばやくかわす。
続くロックアップも、デイビスが追い込むも、ニコルスは体勢を入れ替えてパンチ。しかし、負けじとデイビスもかわしてみせる。
次はニコルスがヘッドロックで捕獲。デイビスはハンマースルーをしかけ、ショルダータックルの応酬に。そして技の読み合いから、デイビスがショルダータックルで二度にわたりダウンを奪う。
だが、ニコルスも滞空時間の長いブレーンバスターで反撃しカバー。これはデイビスがカウント1で意地のキックアウト。ここでTMDKはダブル攻撃を狙うも、デイビスが切り抜けると、オージー・オープンがヘイストに波状攻撃。ヘイストのキックから、デイビスがセントーンを決める。
続いてオージー・オープンは場外でTMDKを担ぎ上げ、鉢合わせ攻撃をお見舞い。そしてオージー・オープンはTMDKのお株を奪うようにエプロンに座り、クラウンズアップポーズで挑発。
フレッチャーは戦場をリングに戻すと、ヘイストを変形のボディスラムで叩きつける。しかし、二発目はヘイストが切りぬけ、今度はTMDKがフレッチャーに流れるような攻撃。ヘイストのスタンガンから、ニコルスがエプロンにDDTで突き刺す。
続いてニコルスがフレッチャーにチンロック。フレッチャーはバックエルボーで切り抜けるも、ニコルスは強烈な膝蹴り。そしてネックブリーカードロップをお見舞いする。
ここでニコルスがフレッチャーをボディスラムで叩きつけると、スイッチしたヘイストがフレッチャーに場外で変形のネックブリーカー。
フレッチャーはカウント17でリングに戻ると、TMDK相手にチョップで孤軍奮闘。しかし、TMDKはバックドロップ&ネックブリーカードロップをお見舞い。
カバーはデイビスがカットに入るが、ヘイストが場外に追いやる。そしてTMDKはフレッチャーの顔面に足を押し当てる拷問攻撃。
続いてニコルスは挑発するようにフレッチャーを蹴りつける。さらにブレーンバスターを狙うが、フレッチャーはこらえる。するとニコルスはエルボーからもう一度ブレーンバスターの体勢に。だが、フレッチャーは逆に投げつけてみせる。
次はヘイストとデイビスのマッチアップ。デイビスはTMDKに串刺し攻撃と逆水平チョップを連発。TMDKはダブル攻撃を狙うが、デイビスは側転で切りぬけ、ラリアットで二人まとめて吹っ飛ばす。
そしてデイビスはヘイストに逆水平チョップと同時にラリアット。続いて肩にアルゼンチンバックブリーカーのように担ぎ上げるも、ニコルスがカット。
すかさず、デイビスがニコルスを追いやるが、ヘイストがデイビスにフロントキック。さらに串刺し攻撃を狙うも、デイビスがかわすと、フレッチャーが間髪入れずに串刺しラリアット。そしてデイビスが串刺しエルボーをお見舞い。フレッチャーは場外のニコルスにトペ・スイシーダを炸裂する。
リング上、デイビスはヘイストをスピニングアルゼンチンバックブリーカーのように叩きつける。だが、カバーはカウント2。
ならばとオージー・オープンはヘイストに連携のキック。しかし、続く連携攻撃をヘイストが回避すると、ニコルスがデイビスをラリアットで場外に追放。
そしてニコルスがヘイストをパワーボムの体勢で担ぎ上げると、コーナー最上段のフレッチャーを捕らえ、雪崩式ブレーンバスターを炸裂。ここでニコルスがヘイストをフレッチャーの上に被せるが、カウントは2。
スイッチしたニコルスは、ヘイストと共にタンク・バスターを狙う。だが、デイビスがヘイストをカット。そしてフレッチャーがニコルスに串刺しニー。
ここでオージー・オープンはニコルスに連携のキックから連携カッター。そしてデイビスがカバーするも、ニコルスはカウント2でキックアウト。
ならばとオージー・オープンはニコルスにコリオリスを狙う。ヘイストはカットすると、フレッチャーのキックをデイビスに誤爆させ、フレッチャーにはエルボー。
しかし、フレッチャーはヘイストにトラースキック。するとニコルスがフレッチャーをラリアットでなぎ倒す。だが、デイビスがニコルスにレッグラリアット。ここで4人がダウン状態に。
続いてニコルスとデイビス、ヘイストとフレッチャーが激しいエルボー合戦。そして技の読み合いからフレッチャーがヘイストにラリアット。ニコルスはデイビスにラリアットを食らわすも、フレッチャーがニコルスにトラースキックをヒット。
だが、TMDKはスキをついてフレッチャーにタンク・バスターを炸裂。しかし、ニコルスのカバーを、フレッチャーはカウント2で必死ににキックアウト。するとTMDKはとどめのサンダー・バレーを狙うも、デイビスがカット。すかさずフレッチャーがニコルスを丸め込むが、カウントは2。
ならばとオージー・オープンはニコルスにサンドイッチラリアットを狙うも、ニコルスは誤爆を誘う。そしてTMDKがデイビスにラリアットの波状攻撃。そしてラリアット&マッケンローで排除。
ここでフレッチャーがトラースキックで飛びかかるが、デイビスが食い止め、ヘイストがフレッチャーの後頭部にラリアット。そしてタンク・バスターをフレッチャーに炸裂し、3カウントを奪取。TMDKが意地の勝利をつかんだ。オージー・オープンは7勝2敗で全公式戦を終了した。